★各クラブ監督・選手の今年の目標は!? 「今年の“Will Be”教えてください!」
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【今季のみどころ】
今年で3年目を迎えるシャムスカ監督率いる大分トリニータ。昨シーズンは25人という少数精鋭の中、梅崎司や西川周作、福元洋平、高橋大輔など若手が成長し、クラブ史上最高のJ1・8位でシーズンを終えた。しかし、これまで攻守の要としてゲームメイクの柱となってきた中盤のエジミウソンとトゥーリオが帰国。また昨年、著しい成長を遂げ、トップ下で再三チャンスを作ってきた梅崎司がフランス2部・グルノーブルに期限付きの移籍をするなど、抜けた穴は大きいが、その代わりとして守備が強く展開力のあるブラジル人ジュニオール・マラニョン、正確なパスから攻撃を組み立てることができるFC東京から移籍の宮沢正史、さらには昨シーズン横浜FCのJ1昇格に貢献したアウグスト、ドリブルの得意な左利きのFWセルジーニョという新戦力が加わった。新入団選手は8人で今シーズンは去年よりも少し多い、28名でのスタートだ。平均年齢は23.5歳と若い。知将シャムスカ監督がこの新メンバーと昨年成長した若手を使ってどんなサッカーを見せてくれるか楽しみである。
グアムでの1次キャンプ(1月29日から2月8日)ではフィジカルトレーニングを徹底させ、去年は行わなかったJ1とのトレーニングマッチも行った。その後、2月12日には九州石油ドームにて中国の上海申花SVAとプレシーズンマッチを行い、1−0で勝利した。また2月15日から22日の2次キャンプ(宮崎)ではトレーニングマッチを含めた戦術の徹底を行い、チームの底上げを図る。キャンプ中は大きなケガ人もなく、特に昨年11月末に左膝十字靭帯を損傷していたGK西川周作の復帰はチームにとって明るい材料だ。
昨シーズンはチームコンディションのMAXを4月に設定していたため、多少他のチームに比べスロースタートとなったが、今シーズンは開幕ダッシュを目論むシャムスカ監督。「3年以内に日本一になるチーム作りをする。今年はホップ、ステップ、ジャンプのホップの年です」と大分フットボールクラブの溝畑宏社長も熱く語る。そのホップの年となる今季の目標順位は6位以内。「Challenge & Competition(挑戦&競争)」のスローガンを掲げさらなる飛躍を目指す。
【注目の新戦力】
●FW 9 セルジーニョ
今シーズン注目は新加入の選手たち。まずはFWセルジーニョ。セルジーニョはブラジルのコリンチャンス・アラゴアナから移籍加入した選手で、ポルトガル1部リーグのポルトでもプレーした経験も持つ。左足からの決定力の高さには定評がある。1次キャンプのグアムではフィジカル面などでやや遅れはあったものの、帰国してからは調整も順調で、2月12日の上海申花とのプレシーズンマッチでは相手DFの裏へ飛び出し決勝点を決めるなど、早速大型ストライカーとしての片鱗を垣間見せた。昨シーズンは和製ストライカーの2トップ、高松大樹、松橋章太ともにブレイクし、チームの勝利に貢献した二人だが、この二人にセルジーニョがどう絡んでくるのか。昨年は助っ人外国人ストライカーが不発だっただけに、速さ、強さを兼ね備えたストライカーに大分サポーターの期待が集まる。
●MF 5 ジュニオール マラニョン、MF 10 アウグスト、MF 14 宮沢正史
また、大分にとって昨年との大きな変化は、トップ下、ダブルボランチと真ん中の選手がガラッと変わったことだ。アウグスト、宮沢、マラニョンで構成する中盤は去年よりもやや攻撃的といえる。アウグストはボールを落ち着かせ溜めを作ることができ、宮沢は左足からの正確なキックで一発で展開を切りかえることができる。マラニョンのミドルシュートもひとつのオプションになる。今季はこの新加入選手たちがどう機能するかにかかっていると言っても過言ではない。
【開幕時の布陣予想】
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まず2トップはA代表にも選ばれコンディションはもちろん、メンタル面でも充実している大分のエース高松大樹と新加入のセルジーニョのコンビが考えられるが、昨年、高松、松橋章太の和製ストライカーで22点をあげているだけに、このコンビも捨てがたい。
トップ下は新加入のアウグスト。開幕前のトレーニングマッチなどでうまく噛み合わず、やや不安は残るが最終調整で連携を深めたい。同じく新加入の宮沢正史とマラニョンのダブルボランチが中盤を構成する。両選手とも守備だけでなく攻撃のバリエーションは豊富で特にミドルレンジからのシュートには定評がある。そこに左サイドのスペシャリスト根本裕一の正確なクロスや、昨シーズン大卒ルーキーながら活躍した右サイドの高橋大輔のスピード溢れる突破が噛み合えば、より攻撃にも厚みが出てくる。
守備面では三木隆司、深谷友基、上本大海の3バックは不動のまま。昨シーズンは45失点とリーグで4番目の失点数の少なさを誇るが、今季も三木を中心にDF陣の安定感は増している。GKは、昨年11月に左膝十字靭帯損傷で西川周作が戦線を離脱している間、ゴールマウスを守っていたベテランの下川誠吾。「西川も順調に回復しているが、いままでのチームの流れを変えたくない」というシャムスカ監督の意向から、引き続き先発起用が濃厚だ。
ミドルゾーンのメンバーがガラリと変わるが、今シーズンも知将シャムスカ監督の采配に期待がかかる。
Reported by 森田みき
※布陣予想は2月28日時点のものです
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