★各クラブ監督・選手の今年の目標は!? 「今年の“Will Be”教えてください!」
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【今季の見どころ】
J初参戦となった昨季、その歴史的なシーズンを9位で終えた愛媛。『Speed & Aggressive』のスローガン通りシーズンを通してアグレッシブに戦い、ハードワークを続けることで『J・1年目としては』クラブもサポーターも納得できる結果を残した。
その昨シーズンを振り返ってみれば開幕戦では横浜FCを下し、勢いに乗ったのが第1クール。第2クールではJ各クラブの底力に苦しんだものの、自らが主導権を握るサッカーにトライし続けることで第3クールに光明を見出した。そして第4クールにはポゼッションを高め、シーズン当初のリアクションサッカーから確実に成長の跡をみせた。結果とともに内容でも、昨季は各クールを終えるごとに望月監督の目指す『人とボールの動くサッカー』に近づけていったことは充分評価に値するだろう。
そして迎えた2年目のシーズンで望月監督が掲げたスローガンは『Action & Moving』。昨季のサッカーに上積みを加えて攻守とも、より主導権を持って戦えるチーム作りを目指す。しかし『J・1年目としては』という枕詞が取れる今季はJ2他クラブのマークはもちろん、周囲の評価も確実に厳しくなる。それはライバル徳島、草津が苦しんだ『2年目のジンクス』との戦いでもある。
これに加えて昨季終盤戦の好成績を支えた高萩、菅沼を含めた17選手が退団したことで、中盤から前のポジションは大幅に選手が入れ替わりそうな状況。そういう意味ではまず、互いの特徴をつかむ事からチーム作りが始まった。しかし、鹿児島キャンプではJ1クラブや城南一和と格上相手のトレーニングマッチ(TRM)とはいえ4試合無得点。もちろん昨季のワンシーズンで積み上げたものがゼロになったわけではないが、今季もシーズン序盤は新しくチームに加わった選手達が望月愛媛のサッカーを体に染みわたらせる期間となりそうだ。
ただ、今季加わった選手たちの多くはJ1で出場機会に恵まれなかったものの、ユース時代にはその将来を嘱望された選手たち。望月監督が磐田でユース年代の指導にあたっていた時期に輝いていた選手達だ。監督自ら彼らの可能性を熟知しているだけに、その長所を引き出し、実戦を通して選手を育て上げることができれば昨季終盤のチーム力を取り戻すのに要する時間は短くなる。
そして地元愛媛出身のベテランFW大木勉やチームの軸となったDF金守らの経験を加え、目指すポゼッションサッカーへのステップアップを進められれば、今季は中位進出も現実的な目標となりそうだ。
【注目の新戦力】
●FW 14 藤井 貴
●MF 26 内村圭宏
●DF 3 近藤徹志
今季は16選手が加わり、大きくメンバーが入れ替わった愛媛。新加入選手の平均年齢は21.9歳と若く、6名が期限付きでの移籍となった。これにより、昨季同様J1で出場機会に恵まれなかった若い選手達を中心に熾烈なポジション争いが繰り広げられることとなった。
その新加入選手の中で開幕スタメンに近づきつつあるのがFW藤井とMF内村。今季のFW登録は、昨季のチーム得点王の田中以外は新加入選手という顔ぶれとなったが、新チームが始動してから田中とツートップを組む機会が多いのが藤井。足元の技術が高く、トレーニングマッチではシンプルにボールをはたいてはゴール前に飛び込む形でチャンスを演出。望月監督の下、磐田ユースで輝きを放っていた才能を今季はJ2に舞台を移して開花させたいところだ。
一方で、新加入の若手の中で最も公式戦出場の実績があるのがMF内村。大分では一昨年にJ1初得点を挙げ、昨季は18試合1得点。愛媛でもさっそく持ち味の攻撃センスと突破力を発揮し、トレーニングマッチでは得点を重ねている。最も競争の激しい中盤のポジション争いだが、攻撃的なMFのポジションで現在ポスト菅沼の最有力候補だ。
逆に昨季のメンバーがずらりと並ぶディフェンスラインで注目したい存在がDF近藤。やはりチームナンバーワンの長身を生かした高さはセンターバックとして魅力。昨季は攻撃時のセットプレーで迫力を欠いただけに、攻守にわたって彼の打点の高さは武器になりそうだ。
【開幕時の布陣予想】
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そしてタテに目を向けるとボランチの井上、FW田中とセンターラインを固めるのは昨季チームの中心に成長した選手。こうしてチームの骨格を残しつつ、新加入選手を融合させる試みが新チーム始動から続いている。ただ、中盤から前は田中、井上にもポジションの保証がないほどスタメン争いは激しい。FWでは怪我で出遅れていた三木や大木がトレーニングに本格的に合流。中盤の攻撃的なポジションでは新加入の大山や中村、昨季からのメンバーでは千島らが積極的にアピールを続けており、開幕を前にスタメン争いはますます過熱。それだけに攻撃的なポジションの選手が定位置をつかむためには、明確な『結果』が求められることになりそうだ。
そして熾烈なポジション争いはGKも同じ。昨季は羽田、川北、川本の3人がコンディションによって入れ替わりでゴールマウスを守ったが、今季も川本が抜けた代わりに広島から加入した佐藤を加えて3人が横一線の状況。どのポジションも、チーム内の競争はシーズンを通して気が抜けない様相となりそうだ。
Reported by 近藤義博
※布陣予想は2月28日時点のものです
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