5月9日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
磐田 1 - 0 大分 (19:00/ヤマハ/3,876人)
得点者:'75 中山雅史(磐田)
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「今日は世間一般で言えば消化試合だけど、それで終わらせたくなかった。これをデビュー戦にする若手もいるわけで、しっかりと戦うことが次につながるし、すごく大事な試合だと思うし、本当に勝ちたかった」
試合後にそう語った通り、全員がひとまわり以上若い選手たちを90分間引っ張り続け、ナビスコカップ通算得点の単独トップとなる25点目を決めてチームを勝利に導いた中山雅史(39歳)。そんな彼の姿を目にしただけでも、この試合を観る価値は十分にあった。
ただ、試合内容のほうは、正直言ってもうひとつ。ケガなどでコンディション的に問題のある主力を休ませた磐田は、先発のうち8人(ベンチメンバーは全員!)が「ニューヒーロー賞」の対象選手。そんなフレッシュな戦力がハツラツとした動きを見せてくれることを期待したが、疲れがたまっている太田の動きが精彩を欠いたこともあって、前線の動きが乏しく、パス回しにリズムが出てこない。中山の動きを見ながら彼との良い距離感を保とうと意識する選手も少なく、前線4人の連携は明らかに不足していた。
大分のほうも、日曜の広島戦(リーグ戦第10節)からスタメンを9人変更(残ったのは高橋と藤田のみ)。すでに予選敗退が決まっている磐田以上に、大胆にメンバーを入れ替えてこの試合に臨んだ。そんな中でも、前半は押し気味に試合を進め、磐田ゴールに迫る場面を何度か作ったが、「ラストパスを出す選手がいちばん良い選択ができなかったし、最後の一番大事なところでのパスの質が少し低かった」(シャムスカ監督)という言葉通り、最後の詰めの部分でメンバーを変えた影響が表われて、ゴールを奪えなかった。
0-0のまま折り返した後半は、磐田が全体に運動量を上げ、ボランチのポジショニングも修正して改善を図るが、大分を圧倒するところまではいかない。前線の連携不足も相変わらずで、アジウソン監督は27分に林に代えて高卒ルーキーの山崎亮平(18歳)を投入。これが公式戦デビューとなった山崎だが、落ち着いて試合に入り、中山に近い位置でプレーすることを意識しながらボールによく絡んだ。
その交代直後の28分、中山が巧みな動き出しで船谷のスルーパスから左サイド裏のスペースに抜け出し、GKと1対1の局面を作る。ここで裏をとられたDF三木(後半から出場)が後ろから中山を倒してしまい、主審はPKを宣告すると同時に、三木にレッドカードを提示。このPKで中山がいつも通り気迫に満ちたシュートを決め、磐田が貴重な先制点を奪った。
その後も、疲れの見え始めた10人の大分に対して磐田が主導権を握り、35分に山崎、36分に中山が惜しいチャンスを作るが追加点はならず。一方、何とか勝ち点1でも欲しい大分のシャムスカ監督は、38分に10番のアウグストを投入し、同点ゴールを目指す。
それに対して磐田のアジウソン監督は、アウグストのマーク役として、2人目の公式戦デビューとなる大卒ルーキーの岡田隆(23歳)を投入。岡田はミスが目立ったものの、デビュー戦らしい気持ちの入ったハツラツとした動きでチームに活力を与えた。若い守備陣も、集中力の高い守りで最後まで大分の攻撃を0点に抑えきり、ようやくナビスコカップ予選で初勝利を挙げた。
中山の質の高い動きと気迫、大井、加賀、松井ら若い守備陣の踏ん張り、そして新人の奮闘。通常なら流してしまいがちな消化試合だが、そこで勝利にこだわり、いくつかの収穫を得たことは、世代交代途上の磐田にとって大きな価値をもたらしたはずだ。
以上
2007.05.10 Reported by 井上慎也
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