●予選リーグ グループF
5月9日 / 19:00 / 等々力/9,453人
川崎F 3-0 アレマ・マラン
得点:4' 中村憲剛(川崎F)、70' 中村憲剛(川崎F)、80' 原田拓(川崎F)
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Jクラブ史上初の予選リーグ突破をかけた大事な試合だったが、試合前にアクシデントが発生していた。左WBを定位置としてきた村上和弘が試合当日の朝に足の痛みを訴えて欠場。「相手のシステムを考えて、河村を起用して、いつもと違う形で(試合に)入りました」と関塚隆監督は試合後にこの日のフォーメーションを説明した。川崎Fが採用していたのは、森勇介が右サイドバックとして最終ラインに組み込まれる形の変則の4バック。左サイドバック的な働きを見せていた伊藤宏樹と共に両翼から攻撃を仕掛けた。
新システムに対し一抹の不安を残した立ち上がりだったが、それを払拭したのが試合開始早々の先制点だった。前半4分。スローインからのボールをジュニーニョがドリブルで持ち込んでマイナスのクロス。これを中村憲剛が受け取ると落ち着いてコースを狙って蹴り込んで先制した。場内は連続得点を期待して盛り上がるが、ここで川崎Fは手堅い試合運びを見せる。
「点が入らなかった事に対して焦りはなかったです。あまり取りに来なかったですし」と谷口博之は前半の戦いを説明。失点をしないようにまずはしっかりとリスクを管理しつつ攻撃し、アレマ・マランを抑え込もうとしていたのだという。そういう意味で前半は2回の決定機を与えてしまったが、攻撃陣のちょっとしたミスからの逆襲が原因であり、対策を練ってほしいところである。
追加点を奪えず停滞感の出てきた後半。関塚監督がどうやって試合に動きを生み出すのかに注目していたのだが、その中でも効果的だったのが後半58分の河村崇大から原田拓への交代采配だった。河村も中盤の底に一人残ってパスを振り分けており、またアレマのモラレスからも印象に残った選手の一人として名前を上げられる活躍は見せていた。しかし相手があまり前に出てこないスタイルを取っていたという事もあって、持ち味を出せていたとは言い難いところがあった。そうした中、交代で入った原田は左サイドハーフに入って起点を作っていく。
原田の投入の効果について谷口は「原田さんが入ってから変わりましたね。左利きのボランチなので左サイドで起点ができはじめたと思う」と説明しつつ「最初オレが左をやって開いてもらおうとしたんですが、攻撃力のなさというか、バランスが良くなかった」と自らのプレーを反省していた。
選手たちは余裕を持ってプレーしていたと証言してはいたが、1点のリードでは心許なさはあった。もちろん予選敗退の可能性が出るのは、3失点以上する場合なのだがそれでも重苦しさは感じていた。そんな後半70分に中村が再び見せた。
右サイドで森勇介が持ち込んで谷口とパス交換。そのタイミングで中村が前方のスペースへと走り込んだ。谷口からのパスを受けた中村は個人技でペナルティエリア内へと突入。待望の追加点が生まれた。膠着した試合がようやく動き始めると、80分には途中交代出場の原田がジュニーニョからのパスを受けて豪快に蹴り込んで3点目。これで試合を決定付けた。川崎Fは試合終了まで落ち着いてプレーを続けたが、アレマも汚いプレーを見せることなく最後までクリーンな戦い。結局両チーム共に警告無しで試合を終えた。
試合終了のホイッスルが鳴り、Jリーグ勢の悲願だったACLグループリーグ突破を決定した瞬間からしばらくはお祭り騒ぎが続き、サポーターが用意したくす玉も割られるなど選手たちは成し遂げた事の重大さを素直に喜んでいた。
ただ、一時の歓喜も選手たちはすぐに平静さを取りもどしており「周りはどう見るのかわからないですが、予選突破して何かが残るわけではない。トーナメントで勝ち残っていい結果を出していきたい」と前半2本の決定機を阻止した川島永嗣は気を引き締め直していた。
また「今回の大会はJのスタッフも来てくれて、目に見えないところでサポートしてくれました。アウェイを感じなかったですし、快適でした」と関係者に謝辞を述べる中村だったが、バンコクとの最終節を終えて行われる抽選会でどこのチームと対戦することになるのか。今から楽しみである。
という事で、まずは選手のみなさん、目標達成おめでとうございました。
以上
2007.05.10 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【AFCアジアチャンピオンズリーグ 川崎F vs マラン レポート】試合をコントロールしつつ3得点で快勝。川崎FがJリーグ勢初となるACLグループリーグ突破を達成する。(07.05.10)
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