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【J1:第11節 柏 vs 大分 レポート】フランサ&李弾で柏が大分を一蹴! 4戦全勝・失点ゼロ…日立台無敵神話は続く(07.05.13)

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5月12日(土) 2007 J1リーグ戦 第11節
柏 2 - 0 大分 (16:04/柏/9,374人)
得点者:'8 フランサ(柏)、'11 李忠成(柏)

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 この日出場停止が明けて左サイドバックでプレーした大谷秀和が、前線の李忠成、フランサと立て続けにパス交換をかわすと、ボールはピッチ上を大きく往復した。すると、ここから攻撃は一気に加速する。大谷、アルセウ、永井俊太と瞬く間に中央でボールが回されると、相手DFが飛び込んできたところで、永井が交錯間際に股抜きのスルーパス。ぽっかりと空いたゴールへの道筋を前に、待望の戦列復帰を果たしたフランサがこのチャンスを逃がすわけもなかった。

「ああいうの大好き」。試合後にこの一連の得点場面をそう振り返ったのは柏の石崎信弘監督だが、「わしがレイソルに来て目指しているサッカーの中で一番すばらしいゴール」と指揮官も絶賛する先制点が、その後の流れを決めることとなった。そして3分後、永井のFKから李がヘッドで追加点を挙げると、結果的に試合開始わずか11分で勝負は決していた。

 なかでも光ったのが、両得点をアシストした永井の活躍だろう。石崎監督から守備面で注文を受けることもある同選手だが、今日の試合では「俊太がすごくバランスを取って、彼が起点になっていた」と言わしめるプレーを披露。ケガで戦線離脱するまでチームの中心として働いていた山根巌の不在の痛手を忘れさせるほど中盤で存在感を放ち、さらに特長でもある攻撃面で得点に絡み始めた背番号17の成長は、今後の柏にとっても大きな収穫と言えそうだ。

 終盤には相手にふたりの退場者が出たこともあり、このまま2対0の完封勝利を飾った柏ではあるが、石崎監督が「暑さと疲労による中だるみ」と話した前半終盤からのペースの落ち方は次節G大阪との大一番に向けて多少の不安を感じさせるものだった。ただ、一方ではそういったなかでも勝利を収めることのできる強さを身に付けつつあるとも言えるだけに、やはりG大阪戦は「自分の力量を試せるいいチャンスだと思う」(李忠成)という選手だけではなく、チームとしての試金石にもなりそうだ。

 さて、そんな柏の停滞につけ込んだ大分も、反攻は一時的なものだった。高松大樹を起点とした攻撃をねらったもののうまく機能せず、業を煮やしたように後半開始と同時に金崎夢生をピッチに送り込んだシャムスカ監督だったが、これも得点につながることはなく、終わってみれば最後まで攻め手を見出せずに完封負け。「彼らが我々の分析以上にいいゲームをやった」と同監督が完敗を素直に認めたように、現時点での両チームの実力差は明白に浮き彫りになってしまった。

 だが、多くの選手が無念の敗戦に下を向いたなか、「徐々に落ち着いてできる場面、しっかり考えてできる場面というのが増えてきている」と語ったのは金崎。「今は技術云々より、立ち上がり15分に本当にすべてかける気持ちでやる必要がある」と続けた若武者の意見は、次節以降も課題として残ることとなった。

 フランサ復帰でも注目を集めたこの試合だが、若干の身体の重さは感じさせながら、それでも期待通りに溜息が漏れる技術 ―― まさに“金の取れる”プレーを繰り返したブラジル人ストライカーが戻ってきた今、柏の勢いは加速したと言ってもいい。そして、日立台では4戦全勝の無失点という事実。日立台で勝つ理由はとの問いに「日立台だから」と答えた石崎監督の言葉を待つまでもなく、このスタジアムに溢れる熱気は今後も他チームを飲み込んでいきそうな気配である。

 試合後、いつものようにバスに乗り込む前に記者陣に囲まれて様々なことを話してくれた石崎監督。豊富な運動量でこの日攻守にわたって大車輪の活躍だった蔵川洋平がちょうど同じ場所でインタビューを受けていると、突如ふたりの掛け合いが始まる。笑顔で決定機を外したシーンをけなしながらも、「今日はすばらしいインターセプトだった。お前だけだよ、今日プレス効いてたの」と誉めそやす。まるで仲のよい父親と息子のように、それはチームが家族となっている象徴的な場面だった。

以上

2007.05.13 Reported by 平松順二(ISM
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■注目プレイヤー: 永井 俊太選手(柏)
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