5月23日（水）ヤマザキナビスコカップ 大分 vs 磐田（19:00KICK OFF/九石ド）
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前節のリーグ戦ではホームで5試合ぶりに白星を手にした大分トリニータ。選手、監督、スタッフはもちろん、サポーターからの後押しもあり、全員で勝利を勝ち取り、試合終了後の九州石油ドームは歓喜の渦に包まれた。FWの高松大樹や松橋章太、松橋優、キャプテンDF上本大海を欠く中、助っ人外国人セルジーニョ、アウグスト、ジュニオール・マラニョンがよくフィットし、本来の大分のサッカーが出来た。勝利により選手たちは失いかけていた自信を取り戻した。

その劇的な勝利から中3日、ナビスコカップ予選リーグ最終節で大分トリニータはジュビロ磐田をホーム・九石ドームに迎える。現在、大分のCグループの順位は3勝2敗・勝点9・得失点差も2で横浜FCと大分が1位タイで並んでいる。3位のFC東京が勝点7なので、どのチームが1位通過するか全く読めない状態だ。大分は引き分けでも2位に残れる可能性はあるが、他グループ2位との比較で上位2チームしか決勝トーナメントに進めない（※予選リーグ・順位の決定方法： http://www.j-league.or.jp/yncup/profile.html ）ので、厳しい状況であることは間違いない。ここはやはり、勝って勝点3を確実にゲットしておきたいところ。

対戦する磐田はすでに予選リーグ敗退が決まっているが、5月9日のナビスコカップ第5節で大分と対戦し0-1で負けを喫してしまった。その試合、磐田はすでに予選敗退が決定していて、メンバーを大幅に変え、若手で挑んできたゲームだった。得点をしたのはベテラン中山雅史だったが、試合終了後、「世間一般では消化試合だったけれど、それで終わりたくなかった。これをデビュー戦にする若手もいるわけで、しっかりと戦うことが次に繋がるし、すごく大事な試合だった。本当に勝ちたかった」と中山らしいコメントを残している。今回の試合も、磐田は例えメンバーは入れ替えても、中山のようなベテランがいる限り、サッカー選手として意地とプライドにかけて、しっかりと戦いに挑んでくるであろう。大分としてはそう簡単には勝たせてもらえない相手である。

大分は高橋大輔が警告累積で出場停止となるが、前節のリーグ戦で出場停止だったFW高松大樹、DF上本大海が戻ってくる。しかし、前節、上本の穴をしっかり埋めた福元洋平もポジションを狙っているので、スタメンはギリギリまで分からない。いずれにしても1位通過を狙っている大分としては、ベストの布陣で挑むことは間違いない。リーグ戦前節の川崎F戦同様、前線から激しいプレスをかけ、1対1の局面では競り勝ち、クラブ史上初のナビスコカップ予選リーグ突破に向け、気迫溢れるプレーを期待したい。


以上

2007.05.22 Reported by 森田みき
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■注目プレイヤー： 高松　大樹選手（大分）
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