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【J2:第19節 福岡 vs 徳島 レポート】我慢比べを制したのは福岡。1か月ぶりの勝利で連敗を4で止める。(07.06.02)

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6月2日(土) 2007 J2リーグ戦 第19節
福岡 2 - 1 徳島 (16:03/博多球/6,210人)
得点者:'19 羽地登志晃(徳島)、'26 古賀誠史(福岡)、'78 山形恭平(福岡)

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「今日から6月。5月病はもう終わり」。サポーターが掲げた横断幕の前で福岡が約1か月ぶりとなる勝利を挙げた。福岡にとって内容は決して満足のいくものではなかった。それでも、中盤でなりふり構わずボールを止めるシーンが随所に見られ、それが逆転勝ちを呼ぶ力にもなった。「勝つのが一番の薬。これを機会に失っていたものを徐々に取り戻せればいい」(久永辰徳・福岡)。連敗を4で止めた福岡は首位を目指してリスタートを切った。

 福岡のシュート数は6、そして徳島のシュートは3。この数字が示すように、戦前の予想通り我慢比べの1戦になった。パスを回しながら相手の隙を窺う福岡と、組織化された守備をベースに、奪ったボールをラインの裏へ出してゴールを目指す徳島。それぞれの特徴はそれなりに感じられたが、互いに最後の一戦が超えられない。4連敗中の福岡にはどこか落ち着きがなく、そして徳島にはチャンスを広げるだけの力強さがなかった。

 そんな試合の均衡を破ったのは徳島。19分、左サイドで起点を作ると、青葉幸洋からのクロスボールに頭から飛び込んだ羽地登志晃がゴールネットを揺らした。直前のオフサイドを巡る判定で福岡がプレーに集中できない隙をついての得点だった。しかし26分、福岡にとっては大きなプレッシャーとなる1点を古賀誠史の左足が跳ね返す。左サイド、ゴールまでは30m以上はあると思われる地点からゴール前へ送り込んだボールが、そのままゴールへと吸い込まれた。

 そして、ここからは延々と我慢比べが続く。ボールを回すものの効果的な縦パスを送り込めない福岡と、どちらかといえば狙い通りに試合を進めるものの「同じミスを繰り返す。変わらないミスがミスを呼ぶ」(今井雅隆監督・徳島)状態を抜けきれない徳島。致命的なミスか、スーパープレーでも出ない限り、ゴールが生まれる気配はない。互いの置かれている立場を考えればリスクを背負うだけの余裕はなく、失点しないことに重点を置いた我慢比べを選択したのもやむを得ないことだっただろう。

 そして終盤に入って徳島のプレーが緩慢になり始めた中、福岡に決勝ゴールが生まれる。78分、自陣中央で相手のパスミスを誘った福岡は、カウンターを仕掛けてアレックスがGKと1対1に。このシーンではGK鈴木正人がシュートをブロックしたが、福岡はこぼれ球をつないで田中佑昌がゴール前へ送り込むと、これを山形恭平が見事なジャンピングボレーで捉えた。この後、福岡はなりふり構わず守備に徹して逆転勝ち。貴重な勝ち点3を手に入れた。

 福岡の逆転勝ちのキープレーヤーを挙げれば、まっ先に古賀誠史の名前が浮かぶ。9試合ぶりの先発、7試合ぶりの出場となった古賀は左サイドの主導権を掌握。後半の苦しい時間帯では高い位置で相手ボールを何度も奪い返して徳島にカウンターのチャンスを与えなかった。そして山形恭平。逆転ゴールのシーンでは、福岡が相手ボールをカットした瞬間、山形は自陣の低い位置から迷うことなく誰もいない左サイドをゴール前まで駆け上がった。その距離約70m。派手なゴールシーンが印象に残るが、それも献身的なフリーランニングが生んだもの。素晴らしいプレーだった。対する徳島は、ストロングポイントである塩川岳人を全く生かすことができなかったのが最後まで響いた。

 さて、互いにとって重要な意味を持っていた試合は福岡が貴重な勝ち点3をゲット。ひと皮むけそうな気配を漂わせていた徳島はステップアップの機会を生かせなかった。しかし、終わってみればいずれも過去のこと。ひとつ、ひとつの積み重ねで勝負を争うリーグ戦では、勝利も敗戦も、次にどうつなげるかで本当の意味が生まれる。両チームが、この試合にどんな意味を与えるのか、次節以降の試合に注目したい。

以上

2007.06.03 Reported by 中倉一志
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