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【J2:第20節 鳥栖 vs 札幌 プレビュー】5勝1分けの鳥栖。6連勝の札幌。第2クールに入り快走を続ける者同士の対決。「1点の重み」を知る両チームの攻防に期待。(07.06.10)

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6月10日(日)J2 第20節 鳥栖 vs 札幌(13:00KICK OFF/鳥栖)
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サッカーを観戦する時に注目して欲しいところがある。それは「守備の戦術」である。守備の戦術と聞くと「失点しないように守る」ことと理解されがちだが、「攻撃に移るための準備」と解釈して欲しい。守備とは「相手がボールを保持している」状態であるから、そのボールを奪わないことには得点につながらない。そのボールの奪い方を「守備の戦術」と言える。ボールを相手から奪った瞬間に「攻守の切り替え」が発生し立場が逆転する。

前線から相手にプレッシャーをかけ、「ボールがあるところ」に人数をかけて奪い取る守備を見せる鳥栖。一方「ボールがくるところ」にブロックを作り、網を張ったような陣形で組織的にボールを奪う札幌。鳥栖は「プレッシング」、札幌は「ゾーン」で第2クールを快走している。共に第2クール入り2失点と守備が安定し、勝ち点を上積みしている。

それぞれの「守備の戦術」を立案したには様々な理由があるだろうが、それをこなすだけの布陣を持ち合わせている。鳥栖には高さは無いが、運動量とスピードを備えた選手が多い。札幌には高さと1対1の強さを備えた選手が多い。両チームの選手に共通していることは、「1点の重み」を知り尽くしていることだけである。

では、「攻守の切り替え」が起きた瞬間にどのようにしてその1点を奪いに行くのか・・・。
鳥栖は、FW藤田のポストプレーに期待がかかる。藤田のところまでボールが行けば、札幌ゴールにより近付いていることになる。このボールをレオナルドのテクニックで札幌最終ラインを突破することが理想的である。
上手く収まらなくても、セカンドボールを拾うことで、高橋のロングシュートや廣瀬、高地の積極的なドリブルで崩すこともできる。中盤でボールを保持することができれば、スピードのある両サイドDFも攻撃に絡むことができる。日高と長谷川は、共に攻撃からサイドDFにコンバートされている。今節の鳥栖は、スピード・テクニック共に左右のバランスが良い。「プレッシング」サッカーの攻守の切り替えがより機能し始める布陣である。「ゾーンディフェンス」の札幌に対しては、「1点突破」型ではなく「全体で押し込む」形の攻撃の方が有効である。

対する札幌は、スピードと高さのあるFW中山と石井がいかに鳥栖DFの裏を突けるかにかかる。
この二人のスピードに鳥栖が翻弄されるようだと、「無用なスペース」ができる。このスペースにカウエや藤田が飛び込んでくるとペースは完全に札幌のものとなる。奪ったゾーンがどこであろうが、FWにボールを預けてしまえば、DFから押し上げることができる。「ゾーンディフェンス」の攻守の切り替えがここで機能する。また、180cmを超える選手が多いだけにセットプレーも強力な武器でもある。

「守備は攻撃に移るための準備」と前述した。
今節は、この準備に対する戦術に大きな違いを見せるチーム同士の対戦となるが、その戦術が機能しているかどうかの判定は、全体の長さで判断して欲しい。「プレッシング」であろうが、「ゾーン」であろうが、全体的に間延びをしてしまえば相手にスペースを与えてしまう。このスペースを相手に与えてしまう方が不利になり、「1点の重さ」がより大きな意味を持つ。

サッカーはプレーが切れる時間が短いスポーツである。作戦タイムも無い。
自分たちのプレースタイルを貫き通すことが難しい競技である。
だからこそ、「攻防の醍醐味」を楽しむことができ、「1点の重み」を知ることができる。
今節の対戦も、面白くなりそうだ。

以上

2007.06.09 Reported by サカクラゲン
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