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【J2:第20節 京都 vs 山形 レポート】京都が山形のミスを誘発し、逃さず決めて勝利を奪う。勝負を分けたのはゴールまでの攻撃の形(07.06.10)

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6月9日(土) 2007 J2リーグ戦 第20節
京都 3 - 0 山形 (16:04/西京極/5,672人)
得点者:'20 倉貫一毅(京都)、'21 パウリーニョ(京都)、'86 渡邉大剛(京都)

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スコアの上では圧勝だが、内容をみればそうとも言い切れない。
山形7、京都2、これは後半のシュート数、そして、CKの数だ。後半、圧倒的に攻め込んだのは山形だった。しかし、結果は京都の3得点、何が違ったのか。

山形・樋口監督は「ボランチの木藤がパウリーニョ、倉貫に入るところを抑えて」京都の攻撃を止めるプラン立てた。対する京都・美濃部監督は「前線から守備をして相手をしっかりチェイシングする」と積極的にボールを奪いにいくよう指示を出して選手をピッチに送り出した。

相手の出方を伺いどちらも主導権を握れない序盤が過ぎ、最初にチャンスを作ったのは山形。16分、宮沢克行にパスを奪われるとそのまま持ち込まれ4対3の数的不利に。宮沢のパスミスに救われたが、その後もボールを奪われ数的不利の状況を作られた。
重なったピンチをフィニッシュまでつながせなかった京都にチャンスが訪れたのが20分、石井俊也が相手のパスを奪い、倉貫とのワンツーで抜け出そうとしたところをDFにカットされるが、そのこぼれ球が倉貫に。これを落ち着いて決め、倉貫のホーム連続ゴールで京都が先制する。

仕切り直したい山形に京都は前線からチェックに入る。そして、先制から1分後、今度はパウリーニョが相手のボールを奪うとドリブルで持ち込み追加点を奪った。
前半、京都と山形の差は「相手のミスを確実に決められたかどうか」という事と、「前線からチェックに入り守備から攻撃の切り替えが早くできた」事だった。そして、それが2−0というスコアになって現れた。

後半は一変して山形が流れと主導権を握る。山形は豊田陽平、林晃平の2トップに宮沢も入り3枚で前線からプレスを仕掛けると京都はポゼッションができずにロングボールを繰り返す。山形は52分に右に佐々木勇人を投入。左の財前宣之と右の佐々木へのサイド展開で揺さぶり、クロス攻勢で京都を攻め立てる。シュート7本、CK7本という数字が山形の圧倒を如実に表している。
しかし、京都は「集中していればやられることはそうないだろうと思った」と平島崇が言うとおり角田誠、チアゴを中心に粘り強く跳ね返す。
この猛攻に角田は試合後「そんなに言うほどピンチはなかったと思う」とコメントした。確かに多かった山形のクロスだが「ただ放り込んでいるだけ」という感は拭えなかったのも事実。83分に財前のクロスに豊田が頭で合わせた以外は大きな見せ場はなかった。「サイド展開からクロスまでは作るが得点が少ない」、これは山形だけではない、京都が抱える課題でもある。

後半、2−0からスコアを動かしたのは京都。猛攻の隙を突いて、86分、前線でキープしたパウリーニョの左を駆け上がった途中出場の渡邉大剛にボールが渡り、これを落ち着いて決め3−0。渡邉のJ初ゴールが山形に引導を渡す一発となった。

前線からのチェックで得点を奪った京都。山形にとっては、前半から前線でボールを奪いに行く姿勢を取れなかったことが悔やまれるところだろう。試合の立ち上がりから危機感を持てるか、これは山形に限らず京都にも当てはまる。
早いプレスを仕掛けて流れをつかもうとした両チームだが、「クロスに頼った山形」と、「ゴール前でショートパスをつなごうとした京都」と、最後はフィニッシュまでの組み立て方の違いで差が出た試合となった。

「次の水戸戦が大事だと思う」、試合後樋口監督はそうコメントした。上位に踏みとどまるためにも切り替えて連敗阻止が絶対必要なのは言うまでもない。
順位を上げた京都だが、この安定した戦いが続けられるか、次節の鳥栖戦で真価が問われるだろう。

以上

2007.06.10 Reported by 武田賢宗
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