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【J2:第21節 草津 vs 東京V レポート】草津、「詰め将棋」で東京Vを追い詰めるも無情のタイムアップ。両者の対局はスコアレスドロー。(07.06.14)

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6月13日(水) 2007 J2リーグ戦 第21節
草津 0 - 0 東京V (19:04/群馬陸/5,142人)

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 後半、東京Vの動きを見ながら、的確かつ慎重に交代カードを切っていく様は、「詰め将棋」を見ているようだった。3枚の交代枠を有効に使い切った草津は終盤、東京Vを窮地に追い詰めていく。ここまでのゲームプランは完全に草津・植木監督の読み通りだったはずだ。しかしながら、最後の一手が決まらない。「最後の部分が足りなかった」(山崎)。内容的に草津が『詰んだ』ゲームは、90分間で決着することなくスコアレスドローに終わった。

 服部が出場停止、ゼ ルイスが負傷欠場となった東京Vは前節までの3バックから、4−4−2のシステムに変更。プレッシングゾーンをセンターサークル付近に定め、奪ったボールを素早くフッキ、ディエゴへとつなぐ。一方の草津は、前節同様にテクニックのある吉岡、鳥居塚を4バックの左右に置き、ボランチ、両サイドを起点とした攻撃を狙う。
 序盤は、草津の不用意なパスをカットした東京Vがフッキへとつなぎ、シンプルにゴールへと迫る。しかし、東京Vのペースになるかと思われたゲームは15分過ぎから草津のリズムへ。草津守備陣がプレスをいなしてビルドアップ。櫻田、吉岡らが前線に効果的なパスを配給しチャンスを作り出す。最初の決定機は20分、櫻田が前線の松浦へ絶妙のスルーパスを送る。裏へ抜け出した松浦がシュートを放つがGK吉原が間一髪でストップ。「キーパーが倒れたところを浮かせたが止められた」(松浦)。草津はその後も、豊富な運動量と長短のパスを駆使して東京Vの裏のスペースを突いていく。

 後半も主導権を握ったのは草津だった。時おり迫り来るフッキ、ディエゴを守備陣が体を張って防ぐと、サイドを起点として次々とクロスを放り込む。だが、前線の人数が少ないシーンが多く、ゴールへと結びつかない。「急いでアーリークロスを上げていたので、前線に人数がためられなかった」と秋葉。2次、3次という波状攻撃ができず、攻撃が単発に終わっていたのもこれに起因する。「ニアかファーにだれかが走れば点が取れる場面があった」(山崎)。草津に詰めの甘さがあったのは事実だ。

 終盤、先に動いたのはラモス監督だった。前線に高さを加えるため船越を投入。それを見た植木監督は間髪入れずに高さのあるDF尾本をピッチ送り出す。そして、東京Vが間延びし始めた79分にはアタッカー後藤を前線へ投下。東京Vの中盤に佐藤が入った後には、松下を中盤に起用し攻守のバランスを図る。植木監督は、東京Vの攻め手を封じた上で総攻撃を指示。残り5分で後藤が2、3度、決定機を迎え、東京Vをギリギリまで追い詰めるが、最後は無情のホイッスルが鳴り響いた。「勝ちたかったゲームです」と植木監督。草津の選手、サポーターのだれもがそう感じたはずだ。

 前節、仙台を下した東京Vにとって、下位・草津からのドローは実質の取りこぼし。「上のチームが負けていたので、勝ちたかった」とラモス監督。前々節は愛媛に黒星を喫するなどチグハグな印象も否めない。東京Vにとって、1節の休みを挟んでの24日・ホーム札幌戦が前半戦最大の山場となる。

 飛車角揃いの東京Vに対して、秋葉らが気迫のスライディングタックルで応酬。持ち駒の特長をフルに生かして互角以上の戦いを繰り広げた草津。草津が見せたサッカーは賞賛に値するのは確かだ。ただ、勝利という結果を手にしていない以上、満足することはできない。「自分自身としてはすごく悔しい。こういう試合で勝てないから上に行けない。絶対に満足してはいけない」と高田。開幕戦で大敗した相手との戦いで今季の成長を証明した選手たち。次に求められるのは、試合を決める「一手」、すなわち決定力だ。

以上

2007.06.14 Reported by 伊藤寿学
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