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【J1:第18節 磐田 vs 浦和 レポート】ポンテ不在を感じさせない小野の2得点、4連続完封で浦和が勝利。磐田は、立ち上がりの鈍さが相変わらずの課題(07.07.01)

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6月30日(土) 2007 J1リーグ戦 第18節
磐田 0 - 2 浦和 (19:01/エコパ/35,072人)
得点者:'1 小野伸二(浦和)、'28 小野伸二(浦和)

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■注目プレイヤー: 小野 伸二選手(浦和)
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 調子を上げてきた両チームの対戦ということで、内容的にも楽しみにした人が多かった一戦だが、開始30分で試合はほぼ決まってしまった。

 ホームの磐田は、浦和の2トップに対応して(右から)加賀、田中、大井の3バック。右に犬塚、左に村井という両アウトサイドに、浦和の両サイド、山田と相馬をマークさせるという形。ケガ上がりの西も、3カ月ぶりにベンチに入った。
 対する浦和は、出場停止のポンテの代わりに小野が4試合ぶりに先発し、最終ラインは右から坪井、堀之内、阿部の3バック。メンバー的に苦しかったのは浦和のほうだったが、久しぶりにトップ下に入った小野が、いきなり力を発揮した。
 キックオフ直後から磐田陣内に押しこんだ浦和が、少し集中を欠いた成岡から高い位置でボールを奪って、良いポジションのFKを得る。ペナルティエリア手前左にセットされたボールに浦和の選手たちが集まり、今日は誰が蹴るのか注目された中で小野がキックを志願。その右足から繰り出されたキックは、きれいな弧を描いてゴール左上に吸い込まれ、GK川口に反応する猶予も与えなかった。
 ここ3試合連続無失点の浦和が先制すれば、展開は非常に優位になることが予想されていたゲームだが、オランダから帰国後初めて小野がFKを決めて、開始わずか1分で浦和がリードを奪った。

 その後も、全体的にミスが多くピリッとしない磐田に対して、最高の形で試合に入った浦和が主導権を握り、連続してチャンスを作るが、ここはシュートが枠に飛ばないことにも救われて何とか磐田が耐える形。そのうちに磐田もポゼッションできるようになってきたが、浦和がきっちりとセットして危険なエリアにスペースを与えない守りを見せたの対して、磐田は攻撃の流動性が乏しく、なかなか攻め崩すことができない。
 そんな展開になってきた28分、浦和・山田のスルーパスで田中達がうまく裏に抜け出し、GKと1対1の形になったが、ここは川口がペナルティエリアの外に出て田中達とぶつかりながらブロック。しかし、そのこぼれ球が小野の前にこぼれ、小野がダイレクトでチョンと蹴ると、大きく弧を描いたボールが無人のゴールに吸い込まれた。これで浦和が2点のリード。
 さらに、再開のキックオフ前に線審と主審が話し合い、磐田のDF田中誠にレッドカードを提示。公式記録では「侮辱」となっており、得点シーンに関して田中が線審に抗議した中で、不適切な発言があったという判定だった。これで2点をリードされた磐田が10人になってしまった。

 ただ、数的不利になって危機感が増したことで、その後は磐田の選手たちの運動量が増え、さらに最終ラインで数的同数(2バックで1人余らない形)にして強気の戦いに出たことによって、それほど不利は感じさせなかった。
 しかし、それを上回ったのが浦和の守備力。DFラインはそれほど引くわけではないが、どっしりと構えて冷静に磐田のパス回しを見きわめ、危険な位置にボールが入ったときは素早くつぶして、そこから先の展開を許さない。前線で自由に動く太田に対しても、マンマークでつくわけではないが、太田のスピードが生きるようなスペースは与えない。左右からクロスが入っても、個々の高さはないが、的確なポジショニングできっちりと弾き返していった。
 後半の磐田は、11分の前田のヘッド、35分の前田のミドルシュートなど、数は少ないながらもチャンスを作ったが、いずれもGK都築に阻まれてゴールが遠い。浦和のほうも、3点目の決定機は磐田よりも多くあったが、こちらはシュートのミスが目立ち、ワシントンがやや独りよがりなプレーに走ったことやGK川口の好守に防がれた場面もあって、スコアは動かない。

 浦和としては、1人多くなってからの戦い方に課題を残したが、守備での破綻はほとんどなく、結局そのまま90分が過ぎて4試合連続完封を達成。首位のG大阪とは一味違う強さを見せつけて、リーグ中断を迎えた。
 敗れた磐田としては、悪いクセである立ち上がりの鈍さが、上位との対戦で出てしまえば苦しくなるのは当然のこと。サッカー自体は良くなってきているだけに、「チームとして1試合ごとにパフォーマンスが違っている」(大井)という部分を修正することが、中断期間での大きな課題になりそうだ。


以上
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