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【AFC アジアカップ2007】7/1練習後のオシム監督コメント(07.07.01)

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トレーニングキャンプ:7/1練習後の日本代表各選手コメント
AFC アジアカップ2007に挑む日本代表チームメンバー23名
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Q:23人のメンバー選考で頭を悩ませた部分は?
「選ぶのは簡単ではなかったが、今さら何を言ってもしょうがない。私がどんなに苦労をして考えたかにみなさんどれだけ関心があるのか。私にもプライバシーがある。難しい選択だったのは間違いない。ここで私が簡単と言ったらどうなるのか。みなさんどんな話を聞きたいのか。具体的な話はできません。メンバーを見てください」

Q:ポリバレントとスペシャリストのバランスを考えたように見えるが?
「私の発明したことではなく、世界のサッカーがその方向へ行っている。トレンドです。私の発明ではありません」

Q:今日はサイドからのワンタッチプレーで崩す練習をメインにやっていたが?
「今日のはまじめなトレーニングではありません。環境が違う。ピッチコンディションも全く違います。今日のようなパス回しはできない。明日10タッチのプレーをやってみましょうか。その方がベトナム向きかもしれない。ハノイではワンタッチで回すサッカーはできそうにない。だから両方できるようにしなければいけない。止めてもワンタッチでもコンビネーションで崩すやり方もだ」

Q:実戦的な練習が増えてきたように思うが?
「まだまだ。直前になったらもっと実践的なことをやる。今日はリラックスしてメンタル面を回復できるようなトレーニングにした。Jリーグの戦いがひと段落し、次に集中できる状態にしようと思った。プレッシャーから開放してあげたかった。これまではチームの戦術やタスクばかりを気にしていたが、ここでは自由を与えた。選手たちに自由を使う能力があるかどうかを試した」

Q:その能力はあったのか?
「私が何か言うよりは、あなた方にお任せします」

Q:アジアカップまでに重視したいことは?
「大事なのは、選手たちが次の大会をアジアカップだと思うこと。ジャパンカップではないことを意識することだ。Jリーグの試合の準備と混ぜてしまわないように、気持ちの切り替えができるかどうか。頭の中の切り替えをして、集中できるか。サッカー以外の何かに気をとられていないか。Jリーグの相手チームとして戦っていた人と一緒にプレーするのだから、まずは気持ちの切り替えをしたい。7日間にそれをしっかりやれるかが大事だ。ジャーナリストのみなさんもJリーグモードからアジアカップモードに切り替えないといけない。あなた方も切り替えが必要です。簡単ではありませんよ」

Q:1次リーグで対戦するカタール、UAE、ベトナムの印象は?
「私にもプライバシーというものがある。個人的な時間で各国の情報を集めていないと思うのか?私が仕事をしていないと思うのか?ここで何か印象を述べると、相手にとって有利になってしまうかもしれない。監督の仕事は相手の特徴を話すことではない。どう特徴を理解しているかを言えば、相手が我々の手の内を知ることになる。選手のために集めた情報だ。それは理解してほしい。ここで話したことの書かれている新聞を選手たちが読んで、何かをしなければいけなくなったら、滑稽なこと。大会後なら全てお話します」

Q:ピッチコンディションが大変ということだが、どう対応するのか?
「現地のピッチコンディションがどんな状態なのか。それだけではなく、どんな相手と試合をするかによってこっちのやり方は変わる。スタイルは常に変わるということ。最重視しているのは気温と湿度だ。誰が走れるのか、誰が走れないのかを考慮する価値がある。どんなにうまい技術があっても、その環境でプレーできない人は試合に出さない方がいい。先発メンバー先行に大きな影響を及ぼしている。相手によっても気候によってもメンバーは変わる。当日の天気によってメンバーを変えるかもしれない。まだまだ変える余地は残っている。ベトナムほどの高温でプレーしているわけではないが、選手たちはそれに近い状況で戦っている。つまり、ある程度経験を持っているということ。そういう時にどう反応すればいいのかという想像はついているはず。特別な心配は無用だ。そういう状況の中でどうプレーするか、どんなサッカーをしたいかという意欲を見せることがまず第一。医学的なサポートも必要になってくる。ドクターの話を後からお聞きする機会があるかもしれませんよ」

以上、記者会見コメントです。以下は、メディアが監督を囲んでの非公式コメントになります。

Q:23人のポジション別構成をどう考えたのか?
「どういう比率にすればよかったのでしょうか?どんな選考になったとお考えですか? やりたい方向性と使える選手との力関係でこうなった。もう1つは好みの問題もありますが。バランスがあるかないかは好みの関係もあるかもしれない。バランスのあるチームというのは、誰がいるかで内容が変わる」

Q:坪井が今日の練習途中に引き上げたが、守備陣について不安はないのか?
「心配しろと言うんですか?坪井は前回の試合にも出ていません。リザーブに伊野波なり、水本なりを呼んで使ってもいい。その前に今野がいますね。今後、何か起きた時のバックアップ体制はとっているつもり。水本と闘莉王がケガをしたことでストッパーが余計に足りないことになったが、ストッパーが出来る人は他にもいる。実績もある。今のメンバーの中でもストッパーができる人はいるし、足りなければU−22の選手を連れてきてもいい。ここでストッパー5人がケガをしたという事態にならないように祈っている。そこまでのバックアップは考えていない。試合までにケガ人が出ないことを祈っています。そのためにポリバレントを用意したのだから」

Q:初戦まで1週間。国内で3日、現地で4日あるが、どんな準備をするのか?
「実戦感覚を養うというか、休息、トレーニング、試合というリズムはいつもJに出ている選手たちは大丈夫。問題はどうリフレッシュさせるかだ。アジアカップに行くことを『また試合か』と思うのか、モチベーションを高めるのかによって180度違ってくる。モチベーションが先か、疲れが先に来るのか、その関係はデリケートなところにきている。選手が疲れているのは事実。疲れが上回るとモチベーションが上がらないこともあるし、いいプレーができない可能性もある。疲れすぎるとどんなモチベーションがあってもうまくいかない」

Q:勝ち進むと長い期間一緒にいられるが、この期間にどんなチーム作りをしたいか?
「長い時間と言っても旅行に行くわけじゃない。やることは決まっている。1次リーグ突破したら休息があるわけでもない。やることはいっぱいある。休暇が十分取れればよかったのだが」

Q:中村、高原が先に来て走っていたが、彼らのコンディションに不安はないか?
「彼らは欧州リーグを終えてきたが、日本ではまだリーグ戦の最中だ。2人は本来なら休暇中のはず。リーグ戦で活躍し結果を出したのだから、10日間の休みがあってもよかった。だが、10日も休んだら、代表でいい準備ができないことを彼らはわかっていた。彼らはどうすればよかったと思いますか?他の人がリーグ戦をやっている間、彼らは個人でトレーニングを積んできたわけですが、疲れはたまっていないかもしれない。その代わりグループでプレーすることのカンが鈍っているかもしれない。1週間の休みを取ってコンディションを上げても1年の疲労が取れていなくて、また1〜2試合をやった後、疲労がくるかもしれない」

Q:勝ち進むためにどういう部分を大事にしたいか?
「何が必要がというより、勝てばいい。どうしたら勝てるかというのはいつも大きなクエスチョンだ。準備しても相手もいる。相手も準備をして日本の情報を沢山入手している。疲れていることも全部入っているでしょう。日本のマスコミをフォローすれば、沢山の情報が入る。どうすれば勝てるかは大変なクエスチョンだ。私は必ず勝ち進むと約束もできないし、精神論的なプレッシャーをかけることも得意ではない。現実を認め、最大限の力を出すにはどうしたらいいかを考える。そこで先ほどメンタルの話をしたが、体とメンタルの疲れのどちらが上回っているかにもよる。体の疲れがたまっていたら、メンタルが前に出ても、コンビもテクニックもアイディアも出せない。そこで走れなければ戦術も絵に描いた餅になってしまう」

以上
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