8月25日（土）J1 第22節 川崎Ｆ vs Ｇ大阪（19:00KICK OFF/等々力）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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　期せずして2試合勝ち星のないチーム同士の対戦となったこの対戦だが、試合の行方を決める大きな要素の一つとして、内容と結果の融合というものを上げておきたい。

　たとえばホームの川崎Fである。前節の清水戦は3失点での敗戦となったが、立ち上がり試合を支配していたのは川崎Fの方だった。前半10分のジュニーニョの決定的なチャンスを筆頭に決定機を連発しており、開始からの15分で試合が決まっていてもおかしくはない戦いだった。内容の良さに結果が付いてこない事について関塚隆監督は「対戦相手との関係で内容は上回っていた。それをどうやって結果に結びつけるのかということ。前を向いて進むしかない」と述べていたが、そういう川崎Fにとってマギヌンの復活は心強い材料となる。木曜日に行われた紅白戦でも軽快な動きを見せており、体調的には万全な様子だった。その点、関塚監督に尋ねたところ「ただ、大橋のできもよかったですからね。マギヌンは6月までは主力でやってきた選手。それが戻ってきたのは大きい。ただ、選手層は厚くなっている」と選手起用に含みを持たせていた。

　ちなみにマギヌンはG大阪戦では常に脚光を浴びる存在で、昨季の15節の等々力での対戦では来日初ゴールを決めて勝利に貢献。また今季の5節でのアウェイでの対戦でも得点するなど「3試合で2ゴール」（マギヌン）している。ちなみに3試合の対戦でゴールがなかったのが昨季の24節の対戦で、この時はラフプレーによって一発退場を受け、大敗の遠因となってしまった。功罪両面でG大阪戦は何かを起こしてきたマギヌンだが「非常に難しい試合になると思う」と述べて表情を引き締めていた。復帰戦が大一番となったがどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

　一方のG大阪だが、こちらも結果が出せずに苦しんでいる。ホームで敗れた浦和戦はもちろん、引き分けた前節の横浜FC戦も勝てる試合展開だった。特に前節の横浜FC戦は、サイドを破った後のゴール前のフォローは完璧だったのだが、最後のワンプレーの質と運が足りずドロー。内容と結果がつながらない悔しさを噛みしめている。

　そんなG大阪に希望があるとすればマグノ　アウベスの戦線への復帰だろう。この試合播戸竜二が出場停止となっていただけに、3試合を欠場してきたマグノの存在は頼もしいところ。バレーとの強烈な2トップでゴールを狙い、勝利を手にしたいところだろう。

　余談になるが、この試合は川崎F側が「アタック25日」という名称の応援企画を告知している。クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の協力によって、スタンドを水色に染めるという企画である。スタンドを使った大がかりな企画ということで、試合と合わせて見応えのあるものになりそうである。そういう部分も含めて、スタジアムに足を運んでみてはいかがだろうか。

以上

2007.08.24 Reported by 江藤高志