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【J1:第29節 横浜FM vs 清水】レポート:ホームで連敗を止められなかった横浜FM。GK飯倉大樹、苦いデビュー戦も収穫あり。清水は粘り強く勝点3をもぎ取る。(07.10.21)

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10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節
横浜FM 0 - 2 清水 (19:03/日産ス/25,082人)
得点者:54' 矢島卓郎(清水)、68' 矢島卓郎(清水)

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 朝夕、めっきり冷え込むようになった10月、この時期のナイトゲーム。だが、試合開始前の気温(19.2℃)を見ても分かるように、この日の夕暮れ時は寒さも和らいだ。日産スタジアムのホームゲームは残り3試合。様々なイベントを用意した『ラスト3』キャンペーンも功を奏して、集まった入場者数は25,082人。多くの観客、サポーターが横浜F・マリノスの勝利を信じて、ホームに“帰ってきた”。
 しかし、結果だけが伴わなかった。
 
 リーグ戦3連敗。ヤマザキナビスコカップ準決勝の2試合を含めても、公式戦5連敗。加えて、守護神のGK・榎本哲也が13日の川崎F戦で一発退場のため、出場停止。代わってゴールマウスを守るのは、ベテランの高桑大二朗ではなく、3年目・21歳の飯倉大樹だった。飯倉はリーグ戦・カップ戦含めても、Jリーグ初出場。早野宏史監督は、ベテランの経験より、若手の可能性とモチベーションに託した。目先の連敗脱出だけでなく、長い目で見てチームの底上げを考えた選手起用だった。
 
 一方、アウェイに乗り込んだ清水エスパルス。前節、連敗を止め、長谷川健太監督の続投も発表された。さらに連勝して、上位3強を狙いたい。前節の殊勲者・GK山本海人は北京五輪予選でカタールから帰国したばかり。ここで起用されたのが、ベテラン西部洋平。「もう一度チャンスを与えてあげたいと思った」と長谷川監督。
 
 前半開始早々の1分。エスパルスは、藤本淳吾がペナルティエリアに飛び込んで、倒れる。GK飯倉と交錯したかに見えたが、これは藤本がシミュレーションを取られ、イエローカード。藤本は9月29日の神戸戦以来の先発出場。「あれはよけいでした。久々の出場だから、立ち上がりガーッといけば後が楽になる、と試合前にアキさん(西澤明訓)に言われていたんで」と、試合後に藤本は振り返った。
 エスパルスの攻撃は、前線に早くボールを入れて、チョジェジンのポストプレー、フェルナンジーニョのドリブルを生かす展開。
 
 一方のF・マリノスは、サイドからの攻撃を意識してビルドアップ、セットプレーからもゴールを狙う。15分には立て続けにコーナーキックを獲得。右から山瀬幸宏がファーにボールを送ると、松田直樹がヘディングで折り返した。続く左からのCKは山瀬功治。大島秀夫のヘディングは力なく、GKの前に落ちた。
 20分過ぎから、F・マリノスの攻撃は躍動し、エスパルス・ゴールを脅かす。左サイドバックの小宮山尊信が20分、24分と立て続けにシュートを狙う。27分には、速い展開で右サイドから中央を経由して、スピーディーに左サイドの坂田大輔へ。惜しいミドルシュートまで持っていく。29分、山瀬功のコーナーキックは、大外で栗原勇蔵が渾身のヘディングシュートを叩きつけたが、惜しくも枠を捕らえ切れない。32分、GK飯倉の好セーブから反撃。左からのクロスを右サイドで拾った吉田孝行が折り返し、小宮山がジャンピングボレーを狙ったが、クロスバーを超えた。40分には、大島の切り返したシュートがGK西部の好セーブに遭い、43分には右から吉田が入れたボールを山瀬功がニアでスルーし、坂田が右足ボレーシュートを放ったが、これも枠を外れてしまう。
 
 スタッツを見ても、前半はシュート数、コーナーキック数ともに横浜FMが上回った。だが、後半は一転してエスパルスがゲームを支配する。数字を見る限りは互角だが、横浜FMのクロス、シュートなどの精度は目に見えて落ちていった。
 その要因は、やはり“与えてはいけない”先制点、そして追加点だった。
 
 後半開始早々は、リズムをつかみかけたF・マリノス。GK飯倉も慣れてきて、持ち前の積極果敢さが現れる。2分、エスパルスの兵働昭弘が切れ込んでシュート、これを果敢に前へ出てセーブ。ロングボールが跳ね返され、ルーズとなるも、先輩・榎本のお株を奪う勇気ある飛び出しで、ペナルティエリアを出てジャンプからのヘディングで味方につなぐ。攻めても4分、山瀬功の直接FKは惜しくも、左のゴールポストをかすめた。
 
 そして9分、横浜FMの前がかりとなった局面を衝いて、右から藤本が飛び出した。「GKが出てくるかと思ったが」と藤本。ニアサイドにチョジェジンが「うまく走り込んでくれた」とロビングでつなぎ、折り返しを矢島卓郎が押し込んだ。
「やられちゃいけない場面」。プロ初の失点に飯倉は唇をかむ。
 だが、もっと悔やむべきは2点目の失点。23分、左からのコーナーキックを中央で青山直晃がヘッドで叩きつけ、またも矢島に押し込まれてしまった。
「立て続けの失点はいただけない。1点は取られても、次の失点を防ぐのがキーパーとしての仕事だから」。2点目は“GKの責任”と反省する飯倉。苦いデビュー戦となったが、「課題も収穫も見つかったので、次に生かしたい」と、しっかり前を向いた。

 一方のエスパルス。「今日はウチも負けるわけにはいかなかったんです」とチーム関係者が明かしたように、この日はGK西部の“謹慎”が解けたゲームでもあった。練習への遅刻に対する厳しい処分。長谷川監督が「もう一度」と与えたチャンスに見事応えた西部の目には、涙も光っていた。
 くしくも、両チームのGKが思い思いに臨んだゲーム。明暗は分かれたが、ともに貴重な成果と教訓が得られたはずだ。
 
 試合終了後、横浜FMのゴール裏からは厳しいブーイングが選手に浴びせられた。「(失点の後)雰囲気もたるんでしまった」と大島も言うように、懸命に点を取ろうとするのだが、どうしても一本調子になり、ゴールの臭いが感じなかった。4連敗(公式戦6連敗)という結果に対してだけではない。サポーターの痛烈な“声”を、今は甘んじて受けるしかないだろう。そして次こそ、この悔しさを結果にして、返してほしい。

以上
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