10月21日(日) 2007 J2リーグ戦 第46節
山形 0 - 2 東京V (14:04/NDスタ/3,619人)
得点者:44' 廣山望(東京V)、50' フッキ(東京V)
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前半だけで東京Vのシュート数は12本。前半11分、この日最初のCKを蹴った服部は、18分には早くも3度目のコーナーアークに着いていた。そのCKではファーでシウバ、中央から土屋、最後はクリアボールを拾ったフッキがバーのすぐ上を通過する強烈なミドルシュートを放った。33分、ボックスのわずか外側からの左FKでは、フッキがゴールマウスの角にガツン!と激しくぶつけている。一方的にシュートを浴びていたものの、ゴールマウスを割らせない限りは、山形にとってもプランの範疇、「互角」と呼んでもいいゲームだった。
コンパクトに保ったラインの間にボールが入れば素早くアプローチに出た。山形にとってもっとも怖いのは、フッキとディエゴが近距離で絡むことだが、プレッシャーを嫌ったディエゴが中盤の底まで下がってプレーすることで、フッキ単独の攻撃に限定させた。そのフッキが高い位置でボールを持てば、CBレオナルドと小原が正面に入って果敢に1対1を挑む。コースさえきっちり消しておけば、ねじ込むシュートはGK清水の正面を突くだけだ。
最近4試合すべてで10分以内に先制していた東京Vが、ゴールを割れないまま時間は過ぎていく。そして迎えた前半24分、ペナルティーエリアに進入した秋葉がさらにドリブルしたところで萩原のファウルを受け、山形がPKを獲得する。キッカーはキャプテン宮沢。フェイントをかけ、枠の右サイドを狙ったシュートは、しかしGK高木に読まれていた。ただ、これは高木がラインから離れるのが早く、判定は蹴り直し。命拾いした宮沢だったが、仕切直しのPKで今度は左を狙ったところ、これも読み勝った高木に弾き返された。山形の前半のシュートはわずか2本。横山のミドルに続き2本目のシュートを絶好の形で迎えたが、先制点を奪うことはできなかった。
それでも、ゴールマウスさえ割らせなければ、山形にとってそれは「互角」と呼べた。しかし前半44分、東京Vがついに牙を剥く。中央よりもやや右サイド、両チームが密集するスペースで、フッキとディエゴがショートパスを交換しながら押し上がる。そこからディエゴが左サイドへ展開すると、フリーでGKと1対1になったのは、試合前のメンバー変更で、飯尾に代わり急遽、左SHで先発出場した廣山。サイドのスペースを取られたDF鷲田が慌てて戻ってきたが、すでに左足で狭いニアを打ち抜き、仕事を終えていた。
後半、宮沢に代えて佐々木を投入した山形は、根本のドリブルからのシュートや、財前の左クロスに根本が飛び込むなど、まずはビハインドを追いつこうと攻勢を仕掛ける。しかし、その前がかりの時間帯に、ボールを奪われ、ディエゴのスルーパス1本でフッキが走る。前半にはこれでもかとフッキを潰していたレオナルドも、ペナルティーエリア内で減速したフッキをいったんはとらえかけ、背後から体を当てていったものの、そこはフッキ。バランスを崩すことなくボールをキープすると、飛び出してきたGK清水の横を射抜いて追加点を奪った。
直後の後半12分、山形は第40節以来の出場となる豊田を投入。豊田のファーストプレーは、DFラインからのボールを高いヘッドで右サイドにつなぎ、佐々木のクロスをペナルティーエリア内で受けたもの。このプレーはハンドを取られシュートには至らなかったが、19分には石川のサイドチェンジを受けた佐々木のクロスに、ニアサイドで足から飛び込み、こぼれたと見ると立ち上がり再度シュートを打ち込むなど、得点を感じさせるプレーを展開していった。
しかし、リードを2点に広げた東京VはDF4枚とボランチ2枚に加え、今や両SHも攻撃以上に守備を重視。やや下がり目の位置で後ろとのスペースを埋め、チーム全体でカウンター色を一層強めていた。前線の2人はすでに守備の手を緩め、その分、山形は自陣ではボールを拾うことができていたが、すでにしっかりと閉めきられたバイタルエリアをこじ開けることは難しくなっていた。「なかなか相手も後ろは崩してこないし、こちらも中に1人しかいなかったので、ピンポイントのスルーパスとか、ピンポイントのクロスじゃないと…」という財前も、後半21分にはDFとGKの間に絶妙のパスを送るが、パスの受け手となるはずだった横山には大野がしっかりと併走し、当然と言わんばかりに颯爽とカットしてみせた。
財前は後半29分、左サイドでドリブルしたままペナルティーエリアに突入し、倒されたものの、判定はノーファウル。さらに、39分には左クロスで豊田を狙ったが、ボールはわずかに高く、頭上を越えたボールはGK高木にキャッチされた。何度かチャンスをつくりかけていた山形の攻撃は、ここで終了。このあとの東京Vは、シウバ、フッキが次々とシュートを放つ一方、ポゼッションやコーナーでキープしながら時間を確実に消費すると、4分間のロスタイムで一度も危ない場面をつくることなく乗り切った。
首位に限りなく近い2位・東京Vと、8月以降、9位が定位置になっている山形の対戦。終わってみれば、東京Vが貫禄勝ちの7連勝。逆に、山形は勝ち点26差という現実を痛いほど突きつけられる敗戦となった。
以上
2007.10.22 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第46節 山形 vs 東京V】レポート:取るべきときに得点できるのが強さの証明! 貫禄を見せた東京Vが7連勝。山形は守備でこらえることができず、大きな力の差を痛感する敗戦。(07.10.21)
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