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【J1:第30節 甲府 vs 横浜FM】プレビュー:甲府に必要なのは原点回帰。9位に漂う横浜FMを迎え撃って、大宮・広島にプレッシャーを与え続ける(07.10.27)

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10月27日(土)J1 第30節 甲府 vs 横浜FM(18:30KICK OFF/小瀬
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前節(第29節)、ホームで清水に0−2で敗れたことでナビスコカップを含めて公式戦6連敗となった横浜FM。しかし、ゴールの枠にシュートが嫌われるという不運もあり、横浜FMが弱いという印象を持たせるような内容ではなかった。個人のレベルが高く、山瀬功、坂田、大島ら、1本のシュート・1回のドリブル・1本のパスで局面を大きく変えることが出来る選手が揃っている。外国籍選手に頼ることが出来ないオール日本人という先発陣には ―― 次節甲府と対戦する相手だと思うと ―― 逞しささえ感じた。
「それなら何で6連敗するんだ」という話になるが、甲府から見ればその理由にはそう興味はない。「横浜FMは6連敗中だが、個人の能力が高く、潜在的な決定力と爆発力があるチーム」ということで充分。尊敬を持って小瀬に迎え入れ、G大阪戦の反省を活かして打ち負かすだけ。

時計の針がカチカチと進むのを感じながらJ1リーグ残留の戦いを続けている甲府。前節はG大阪に0−5と大敗して得失点差ではブービー賞獲得の一番手になってしまった。付き合いの悪い大宮と大分が前節勝利したために、甲府は17位に順位を落としたが悲観する必要はない。最終的に勝点で、大宮、広島を、あわよくば大分も上回ればいい。その余地が充分にあるうちは、一喜一憂する必要はない。

今の甲府にとって一番心配なのは、選手の自信が揺らぐこと。しかし、そういった雰囲気がチームに蔓延しているということはない。もちろん、イケイケのノリノリではないが、G大阪戦を受けて「躊躇したら駄目」ということを再確認した雰囲気はある。石原キャプテンによると、今週の火曜日に選手だけでミーティングを行い、「『ウチらしいサッカーをやることがいい』という話が出た」そうだ。レギュラークラスの選手だけでなく、ここまで出番のなかった選手も意見を言うなど、これまでにない意見交換の場になったようだ。「甲府は選手同士仲がいいけど、みんなでサッカーの話を突き詰めてすることはなかった。個人レベルではあったと思うけど、みんなでそういう話が出来たことがよかった。結論として、ウチのサッカーは躊躇したら駄目。リスクマネージメントはするけど、前からコンタクトを強くしてやるのが甲府。あとは、プレーの精度を上げること」と山本は話す。

横浜FM対策として、相手のストロングポイントを消し、ウィークポイントを突くという戦術はあるが、重要なのは「自分たちのやるべきことを、自信をなくさないでやっていく」(大木監督)ということだ。これは、今も昔も変わらないが、結果が出ていない苦しいときだからこそ、これなくして甲府の浮上はないと言える。優勝も降格もない9位という順位に漂う横浜FMが、チームとして一つになりきれない部分に甲府が付け入る隙があるかもしれないが、そこに期待して戦うことは出来ない。モヤモヤした雰囲気で結果を掴めない横浜FMが甲府を蹴落としてきっかけと自信を掴むのか。J1リーグ残留のために、大宮(16位)、広島(15位)に喰らいついていかなければならない甲府が横浜FMを打ち負かすのか。

以上

2007.10.26 Reported by 松尾潤
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