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【J2:第51節 徳島 vs 草津】レポート:結末は変わらずドローも、互いに点を取り合った白熱の一戦。ただ…徳島も草津も今季最終戦に向けては苦い結果と戦いに(07.11.25)

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11月25日(日) 2007 J2リーグ戦 第51節
徳島 2 - 2 草津 (14:04/鳴門大塚/5,739人)
得点者:40' 石田祐樹(徳島)、52' 鳥居塚伸人(草津)、56' 松浦宏治(草津)、89' 西河翔吾(徳島)

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前節まで7試合連続完封負けという不名誉な結果にあった徳島。だが、このホーム最終戦では、5千を超えるサポーターの後押しを受けて可能性を感じる攻撃を繰り広げる。2戦連続スタメン出場と期待のかかるトップ阿部を起点として、短いダイレクトパスから効果的にサイドを使い、立ち上がりからアグレッシブに草津ゴールへと迫った。

中でも特に活発だったのは右サイド。MF片岡、石田に、DF塩川らも絡み、幾度となく目を見張るほどの組み立てを披露していたと言えよう。そして、そこにあったのは紛れもなく『連動性』だ。ボールを持つ選手と受ける選手、さらには必ずと言っていいほどもう一人が早い動き出しで関係し、グループとしての展開を多くの場面で見せていた。またそれによって問題とされたアタッキングサードでの変化がしっかりと生まれていたのも間違いない。

すると、この展開が伏線となり、40分には徳島に待望のゴールが生まれる。それまでほとんどラフなロングボールを蹴らなかった徳島がいきなり草津ゴール前へ大きなフィードをすると、意表を突かれた草津DFは小さくクリアするのが精一杯。徳島は片岡がそれを拾ってペナルティエリア内の石田へと繋ぐと、その石田がキックフェイントでマーカーを外して豪快なシュートをネットに突き刺した。チームにとっては8試合ぶりのゴール!スタジアムが揺れるような大歓声に包まれたのは言うまでもないだろう。

ただ後半に入ると、今度は成長を見せる草津攻撃陣がその力を見せつけることに。まず52分、前寄りになっていた徳島GK・鈴木の位置取りを見逃さない鳥居塚のベテランらしいロングシュートで同点に追いつくと、続けてその4分後には後半から投入された松浦が中央を抜け出して逆転となる2点目。植木監督の采配も的中し、草津が試合をひっくり返した。
さらに草津はその勢いに乗って猛攻を仕掛ける。秋葉と櫻田を中心にポゼッションを高め、カレカのドリブル突破も交えて一気のダメ押しを狙って徳島ゴールへと猛襲。それには徳島もゴール前で釘付けにされ、青葉がゴールライン上でボールをかき出すなど苦しい戦いを強いられた。

しかし、この一戦は徳島にとって今季ホーム最終戦。選手たちは絶対に負けられないという気持ちをここからもう一度発揮して見せる。加えて、同点を焦るばかりにいつもの単調なものに戻りかけていた攻めの形を今井監督が西河、小林、大島の投入で再構築を図ると、こちらもその采配がズバリ。終了のホイッスルまで残りわずかの89分に小林のシュートのこぼれ球を西河が押し込み、この特別な戦いを執念のドローへと持ち込んだ。

今季これまで3度の戦い全てが0-0のこのカード。最後の顔合わせも結末こそ変わらずドローとなったが、それでもともに点を取り合った内容的には白熱のシーソーゲームとなった。
しかし、次節の今季最終戦へ向けては、これがどちらにも苦い一戦となったことを忘れてはならない。今節水戸が勝利したことで、引き分けた徳島は2年連続最下位の可能性が大きくなってしまった。転落したその位置から自力での脱出が不可能というのは非常に厳しい状況だ。対して草津は課題であった守備がまた耐えきれず、点を取っても勝利に結び付かない戦いを繰り返してしまったと言える。植木監督の悩みは尽きないことだろう。

締めくくりに、今季のチームへの声援に感謝の意を表して徳島の選手・スタッフ全員が試合後行ったサンクスウォーキングでの一場面をぜひ紹介したい。結果を出せないままシーズンを終えようとしているチームが恐縮がちにピッチへ整列すると、サポーターから彼らに贈られたのは温かささえ感じる優しい拍手であった。今季へのねぎらいと来季への期待がこもった心からの拍手…。お世辞抜きに素晴らしい光景だった。このようなサポーターを持つ徳島ヴォルティスは、またその選手たちは本当に幸せである。

以上


2007.11.25 Reported by 松下英樹
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