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【2008Jリーグプレシーズンマッチ 岐阜 vs 名古屋】プレビュー:両チームとも万全の状態で臨む『木曽川ダービー』。開幕前の大事な一戦で弾みをつけるのは岐阜か、名古屋か。(08.02.24)

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2月24日(日)2008Jリーグプレシーズンマッチ 岐阜 vs 名古屋(13:30KICK OFF/長良川
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2008春のJリーグ・プレシーズンマッチ予定
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プレシーズンマッチといえど、ついに岐阜と名古屋の『東海ダービー』が実現した。岐阜と名古屋は非常に近い距離にある。JRを利用すると新快速で18分、各駅停車で25分と非常に近い。距離だけでなく、岐阜の人間はよく買い物や就職などで名古屋に行くことが多く、文化、スポーツ等でも岐阜と名古屋は非常に密接な関係にある。
『東海ダービー』と言っても、この地域では愛知、岐阜、三重で『東海三県』と呼ばれており、このダービーはさしずめ『東海三県ダービー』もしくは、木曽川が両県の県境になっていることもあって、『木曽川ダービー』と言えようか。

岐阜の注目は宮崎キャンプの6日間で7試合こなした経験を活かせるかどうか。J2開幕前の最後の調整試合となるだけに、短期間で多く積んだ経験を一度整理し、さらに開幕戦につなげていくために重要なステップの試合となる。
現時点のベストメンバーで挑むことが予想されるが、ボランチの組み合わせ、FWの組み合わせなど、まだ固定し切れていない箇所もあるだけに、開幕に向けて組み合わせの最終見極めの場所にもなるだろう。北村、片桐、森山、深津と元名古屋の選手が在籍し、ダービーとしても名古屋には負けられない気持ちはあれど、開幕にむけて試行と確認を念頭に、収穫ある試合にしたい。

一方の名古屋にとっても、ストイコビッチ体制の初年度の大事な開幕前ということで、開幕のシミュレーションを兼ねた大事な一戦となる。ストイコビッチ監督が掲げるサッカーは、全体が流動的に動いてボールを運んでいくサッカー。特にサイドバックの積極的な攻撃参加が軸で、ダブルボランチはサイドの状況を見ながら動いて、サイドとうまく入れ替わりながら、攻守のバランスを維持していく。
その中で注目は右サイドバックに抜擢された青山だ。彼は本来ボランチの選手で、高い守備能力が武器だが、ストイコビッチ監督は彼の攻撃力に着目し、戦術の核となるサイドバックに起用した。左サイドの阿部は攻撃色の強い選手だけに、彼は攻撃参加を念頭に入れながらも、両サイドと攻守のバランサーとしての役割も担っている。名古屋のサッカーの課題として、サイドが上がったときに守備のバランスが崩れることがあげられる。ボランチが落ちるタイミング、サイドハーフが落ちるタイミング、サイドの選手が中にスライドするタイミングなどの修正が必要となってくる。それだけに、青山と守備的なボランチの吉村の関係性が大きなポイントになるだろう。

お互い大きなけが人が出ていないことを大きな収穫と挙げており、開幕前の万全の状況でこの一戦に臨んでくる。今回はあくまでプレシーズンマッチで、共に最終調整としての意味合いが強く、本当のガチンコ勝負はまだ先となるが、『木曽川ダービー』の新たな幕開けとして、非常に意義深い試合となるだろう。

以上


2008.02.23 Reported by 安藤隆人
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