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【パンパシフィックチャンピオンシップ決勝 G大阪 vs ヒューストン・ダイナモ 】レポート:G大阪らしい攻撃力が爆発!6-1で圧勝し、初代チャンピオンに輝く!(08.02.24)

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2月24日(日) パンパシフィックチャンピオンシップ決勝
G大阪 6 - 1 ヒューストン・ダイナモ  (15:30/ハワイ・アロハスタジアム/23,087人)
得点者:11' Ricardo Clark( ヒューストン)、14' バレー(G大阪)、26' バレー(G大阪)、60' バレー(G大阪)、64' ルーカス(G大阪)、72' バレー(G大阪)、78' 山崎雅人(G大阪)
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 1-1で迎えた26分。それまでは、あまり試合の流れとは関係なく、ウェーブが何度も起きるなど、お祭りムードだったスタンドが、一瞬、深いうなり声に包まれる。バレーが豪快に決めた、ゴールに対してだ。左サイド、二川からのパスをルーカスがワンタッチで繋ぎ、最後はバレー。豪快に放たれたボールが低い弾道で力強くゴールネットを揺らすと、あまりのインパクトに驚いたのか、スタンドのファンが思わず声を上げる。ここから、G大阪が劇場の幕開けだ。

「ロサンゼルス・ギャラクシー戦は多少、ロングボールが多くなりすぎたけど、今回は展開、組み立てのボールをしっかり使って、G大阪の良さである、ボールを動かしながの攻撃力を示せればいい」
 そう話していたのは西野監督だったが、まさにその声を体現するかのような展開。「勝って帰るぞ」という山口ゲームキャプテンの一言で始まった後半は、G大阪らしい攻撃サッカーが炸裂する。

 火蓋を切ったのはまたしてもバレー。60分、ルーカスの縦パスに相手GKが飛び出したのをしっかり見定め、その頭上をフワリと浮かせる技ありのゴールでハットトリックを達成すると、64分にはルーカスが、やや距離のあるところからしっかりコースを狙って放ったボールがゴールネットを揺らし4-1と突き放す。更に、ロサンゼルス・ ギャラクシー戦での決定力不足を完全に払拭したかのように、ゴールラッシュは続き、72分には再びバレー。左サイドの二川からのパスを左ゴール前でダイレクトで合わせて押し込むと、78分には山崎。グアム〜ハワイキャンプにかけて監督から「一番、動けている」と絶賛されながらもなかなか本番ではゴールが獲れていなかった彼が、「練習試合で獲っても本番で獲らなければ意味がない」とずっと言い続けてきた彼が、キャンプ最終日を締めくくるべく、6点目を右足で決める。

 一方のヒューストン・ダイナモは司令塔、ロサリオをふくらはぎのケガで欠いての一戦に。急遽、組まれた布陣は立ち上がりこそ勢いを見せたものの、徐々ペースダウン。それでも得意のサイド攻撃でG大阪ゴールに襲いかかるシーンも見られたが、決定的なチャンスをものに出来ないことで流れを取り戻すことが出来ず。地元ハワイ出身のブライアン・チンも後半はさほど見せ場もなく沈黙した。

 今日は土曜日とあってか、前回より多くの人たちがアロハスタジアムに集結。ハワイで行われたサッカーの公式戦では史上最多の23,087人が観戦に訪れたと聞く。その前で示したG大阪の攻撃サッカー。前半は完全にアウェイムードだったスタンドが、後半はG大阪の攻撃力に魅了されてか、徐々にG大阪への声援が増えるという嬉しい状況の中で勝ち取った今季初タイトル。チームにとって、そして選手個々にとっても大きな自信となったはず。と同時に、パンパシフィックの初代チャンピオンという栄冠は、2週間後に開幕するJリーグに向けての大きな弾みになったに違いない。

 G大阪がまた一つ、新しい扉を開けた。

以上

2008.02.24 Reported by 高村美砂
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