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【J2:第2節 福岡 vs 水戸】プレビュー:新しいチームと、装いも新たになったスタジアム。福岡のJ1復帰に向けた新たな戦いが始まる(08.03.16)

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3月16日(日)J2 第2節 福岡 vs 水戸(13:00KICK OFF/レベスタ
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 2008Jリーグ開幕から1週間。第1節が休みだった福岡にとって待ちわびた開幕戦がやってくる。レベルファイブスタジアムとして装いも新たになった戦いの場と、経験豊かな選手を加えて新しくなったチーム。はたして、どんな戦いを見せてくれるのかサポーターの期待は高まる。

「強いチームを作りたい」。リトバルスキー監督の言葉で始まった改革は、昨年とは全く違うチームを作り上げた。総勢25名という少数精鋭のチームは、各ポジションに力の拮抗する選手を2人ずつ配置。さらに、リーダーシップを発揮できる選手を集めたことで、チームは激しく主張し合い、強く求めあい、どんな時でも妥協を許さずに競い合うチームに生まれ変わった。その競争の激しさはホーム開幕戦直前のトレーニングでも誰が先発メンバーか分からないほど。ここまでの調整は上手くいっていると見ていい。

 戦術的にも大きな違いを見せている。後方からビルドアップして前に人数をかける攻撃的なスタイルから、前線のチェイシングから始まる組織的な守備に比重を移したスタイルへの変更。まずは失点をしないことを最優先に置く。その一方で、黒部光昭とグリフィスが2トップを組むことで前線にボールの収まりどころができ、ここを起点に個人のアイデアと能力を生かした攻撃を組み立てる。高さが加わったセットプレーも見どころのひとつだ。開幕までの練習試合ではFWにゴールが生まれなかったが、決定的な形は作っており、大きく心配することはないだろう。

 それでもリトバルスキー監督は「開幕戦は簡単な戦いではない」と気持ちを引き締める。それは、水戸もまたスタイルを大きく変えているからだ。

 引いて守る守備重視の戦い方から、前から仕掛けるアグレッシブなサッカーへ。開幕戦のC大阪との戦いでは新しくなった姿を随所に披露。一瞬の隙を突かれて0−2で敗れたが、ゲームを支配していたのはむしろ水戸の方だった。高い位置からボールを追い、奪ったボールをテンポの良いリズムでつないでゴールを目指す。前田秀樹前監督が築いたベースに、木山隆之監督がエッセンスを加えたことでチームは様変わりを果たした。

 その中心を担っているのが新加入の赤星貴文と菊岡拓朗。右サイドハーフながら中へ絞ってトップ下ともいえる位置でプレーする菊岡がゲームにアクセントを加え、中盤を自由に動き回るボランチの赤星がアイデアあふれるパスワークでタクトを振るう。「みんな自信を持ってやっていた。今後試合を重ねるごとに自信はさらについてくると思います。1点取ることで殻を破れる気はしますね」とはC大阪戦終了後の赤星の弁。選手たちは敗れた悔しさを噛みしめながらも、それぞれが手応えを口にしている。

 その自信をチームの力に変えるためには、やはり結果が必要。アウェイとはいえ連敗は避けなければならず、水戸は自分たちのスタイルのままに前からアグレッシブに仕掛けるだろう。先制点を奪えれば試合をコントロールすることも不可能ではない。
 そして福岡は「大事なことは、きちんとした守備をしてからサッカーを展開すること」(リトバルスキー監督)というように、まずは得点を与えないことが第一。チームにとっての初戦は難しい雰囲気を持つもので、ここは内容よりも結果を優先したい。守備が落ち着けば、前線の能力を生かしてゴールは狙えるはずだ。

 昨シーズンまでの両チームの戦いとは対照的な展開が予想されるこの試合。福岡にとっては勝利へのこだわりが試される試合でもある。そしてそれは、今シーズンにかけるJ1復帰への思いを試されることを意味している。


以上

2008.03.15 Reported by 中倉一志
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