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【J1:第2節 千葉 vs 清水】レポート:攻撃面は改善傾向の千葉だが、精度を欠くミスで好機をモノにできず。豪快なシュートを確実に決めた清水が今季初勝利。(08.03.15)

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3月15日(土) 2008 J1リーグ戦 第2節
千葉 1 - 2 清水 (17:03/フクアリ/14,566人)
得点者:8' 藤本淳吾(清水)、38' 巻誠一郎(千葉)、84' 岡崎慎司(清水)

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試合前々日の13日、千葉のMFの坂本將貴や中島浩司は守備を意識しすぎてディフェンスラインを下げてしまうと、相手にミドルシュートを打たれてしまうことを懸念していた。だが、試合開始後8分、清水に奪われた先制点は「前も空いていたし、千葉の選手も少なかったので打った」というMF藤本淳吾の豪快なミドルシュートによるもの。千葉のGK立石智紀は片手のパンチングでセーブしようとしたが、パワフルなシュートはブレ球となり、立石の手をかすめるようにしてゴールネットに突き刺さった。

パス中心で攻めるG大阪に対しては、ある程度機能していた千葉の守備。だが、藤本やFWフェルナンジーニョらが縦だけでなく斜めにもドリブルしながら仕掛ける攻撃に対しては、特に前半はマークの受け渡しにぎこちなさがあってディフェンスラインが下がるなど、機能していなかった。攻撃では初スタメンのMF馬場憂太が左右に動きながらボールを散らすようにさばいたが、思い切って前に出て仕掛ける選手が少なく、好機を作れない。

1点ビハインドの状況にヨジップクゼ監督は素早く動き、30分、馬場に代えてMF谷澤達也をピッチに送り出した。試合後に「右サイドから高い位置で行けという指示を受けた。ラインが低くなっていたので、全体的に押し上げるようにということだった」と話した谷澤は、果敢なアタックを仕掛けて試合の流れを引き寄せ、38分には藤本に倒されてPKをゲット。39分、巻がPKを左隅に決めて同点に追いつくと、千葉はたたみかけるように攻めた。43分には左サイドにいたMF工藤浩平のクロスボールを、巻が清水のDFと競り合いながらヘディングシュート。だが、右のゴールポストに当たって得点にならなかった。
 後半は千葉と清水が攻め合う展開だったが、後半半ばまで主導権を握っていたのは千葉だった。だが、ゴール前まで攻め込み、シュートを打ってもほとんどはゴールの枠を捉えられない。藤本が試合後に「後半は後手に回ったが、そこで失点しなくてよかった」と清水の立場から振り返ったように、千葉は得点機をモノにできなかったことが響いた。

苦しい時間帯を耐えた清水は、79分に交代出場したFW岡崎慎司が、84分に左サイドから中へのドリブルから思い切りのいいシュート。これがクロスバーぎりぎりでゴールマウスに飛び込み、勝ち越しゴールとなった。前節はボールを支配しても効果的なシュートが少なく敗れた清水だが、遠目からでも積極的にシュートを狙う姿勢が勝利を呼び寄せた。

千葉は前節よりはシュート数が増え、「だいぶ攻撃の形が作れてきた」(谷澤)。だが、「相手は得点チャンスにシュートを決めてきたが、うちのシュートはゴールの枠に飛んでいなかった」(坂本)というように、フィニッシュの精度、フィニッシュに至るまでのパス回しには大きな課題が残った。2失点はいずれもミスで相手にボールを奪われてからだし、結果的に相手にスペースを与え、シュートをブロックできなかった。守備の負担を軽くするためにも、攻撃時のミスの減少はチームの連係面でも選手個人の技術面でも急務といえる。

2008.03.15 Reported by 赤沼圭子
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