3月20日(木)J2 第3節 徳島 vs 愛媛(16:00KICK OFF/鳴門大塚)
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現代サッカーは、複雑な戦術が幾つも組み合わさり、また各ポジションの役割もある程度明確化されて展開される。さらに言えば、選手個々の技術も一昔前に比べ格段に高まった。だからこそ、システマチックでスキルフルな戦いがJリーグはもちろん世界においても主流となっており、その完成度が勝敗を大きく左右している。
しかし、やはりダービーだけはいつの時代も変わらず例外だ。それは今さら説明するまでもなく、そういった戦術や技術を超越した気持ちの強さこそが明暗を分ける戦いと言えよう。言い換えれば、やや泥臭い表現となるが、まさしく“気合いの勝負”。「絶対に負けない!」という気持ちをピッチ上でより体現したチームが特別な喜びを得られるのは間違いない。
そして迎えるJ2第3節、いよいよ今季の『四国ダービー』第1章が鳴門の地で行われる。
とは言え、この一戦を直前に控えながらホームの徳島陣営は冷静な構え。美濃部監督は「愛媛はいいチームだが、この試合がダービーであることを考えれば勝たなければいけない相手」と言いつつも「開幕戦同様アグレッシブなサッカーをしたいと思っている」と自分たちのスタイルの踏襲を強調。特別な戦いと捉えてはいても、同時に長いリーグの中の1試合というスタンスも崩さない。また開幕戦から攻撃の核として存在感を放っている玉乃も同じく「開幕戦のようにまたサポーターの後押しを得てチームが活気づき、そしてゴールを奪ってきっと喜びを分かち合える勝利を掴めると信じている」と落ち着いたコメントで、ダービーマッチだからの気負いや入れ込みなどは全く感じさせなかった。
ただ、そのような徳島ではあるが、チームが開幕から早速抱えた問題に対しては決して冷静でいられないだろう。その問題とはシュート精度のマズさ。開幕戦でも前節でも決定的シーンを決め切れなかったことで勝機を逃したことは否めず、さすがに美濃部監督も前節終了後「2試合ノーゴールというのは寂しい」とJ2全チームで唯一出遅れる格好(第2節終了時点で未だ無得点は徳島だけ)になった悩める現状を口にした。チームとして好機を創り出していることは正当に評価したいが、それでもやはり得点を決めなければ勝負には勝てない。ドゥンビア、玉乃、そして戦列復帰した片岡ら攻撃陣にはその改善が強く求められる。長い目で見てではなく、勝利が何としても必要なこの一戦ですぐにでもだ。
2006年シーズンから始まったこの『四国ダービー』。徳島は初年度の対戦を1分3敗という屈辱的な結果で終えてしまった。続く昨季で2勝1分1敗と勝ち越したものの、それでも通算すればまだ勝ち数で愛媛に及ばない。ただ、今季組まれている3度の対戦を全て制せばそれをひっくり返すことが出来るだけに、徳島としては今節をその第一歩としたいところだ。
ちなみに、今週に入ってから、チーム練習場を訪れるサポーターたちの熱気はいつも以上に高いように思われた。そして、そのサポーターの期待をいやが上にも感じるであろう美濃部監督や選手たちも、前述のように冷静を保ちながらトレーニングのピッチにおける言動の端々には秘めたる『四国ダービー』への意欲を感じさせていた。今は見せずとも、チーム全員のメンタルスイッチはすでにマックスの戦闘モードへと切り替わっているに違いない。
勝利の女神がどちらに微笑むかは現時点では誰にも分からない。が、個人的願望で言わせてもらえば、彼女はきっと徳島に微笑んでくれると信じている。
以上
2008.03.18 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第3節 徳島 vs 愛媛】徳島プレビュー:ホームで迎える今季の『四国ダービー』第1章。“気合いの勝負”に勝つことはもちろん、シュート精度の向上も徳島には勝利の絶対条件。(08.03.19)
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