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【J2:第4節 岐阜 vs 徳島】プレビュー:岐阜がホーム初勝利のメモリアルゲームとするのか、それとも徳島がトンネル脱出の糸口を掴むのか、状況が全く正反対の両チーム同士の対決。(08.03.22)

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3月23日(日)J2 第4節 岐阜 vs 徳島(18:00KICK OFF/長良川
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-★勝敗予想ゲーム!J2第4節は23日13:00締め切り!-
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前節、岐阜が衝撃のゴールショーを山形の地で展開し、多くのJリーグファンに大きな驚きを与えた。岐阜を長年取材する者であっても、岐阜が格上の相手にここまでのゴールラッシュを見せるとは、全く思ってもみなかった。これは岐阜の選手に謝りたいくらいだ。

というのも、昨季から続く岐阜の最大の課題は得点力にあった。JFL時代から守備には定評があり、大きく崩れることもなく、常に計算できるものであった。JFLではリーグ2位の31失点。Jリーグにステージアップをしてからも、宮崎キャンプでは7試合(控え選手の試合を含む)で6失点、名古屋とのプレマッチでも1失点、リーグでも第2節までで2失点と、対戦チームとの力関係から見てみると、守備がうまくいっていることが分かる。

一方で得点の方に目を向けると、昨年のJFLではリーグ11位タイの45得点に留まり、宮崎キャンプの総得点9のうち、Jリーグに出場したFWが決めたのは姜曉一の2得点だけだった。名古屋とのプレマッチと甲府戦でもゴールを決めたのは小島宏美で、低い得点力とFWのゴール欠乏症は、チームの大きな課題となっていた。

しかし、第2節の仙台戦終了後、松永英機監督は「甲府戦よりもフィニッシュに繋がるプレーが増えてきた」と評し、FW片桐淳至は、「まだビッグチャンスが決まっていない分、勝てる日が近いと感じている」とチームに芽生えつつある攻撃への意識を感じていた。さらにMF高木和正は、「もっと僕らが距離をつめないとFWが孤立してしまうし、僕らがセカンドボールをもっと拾わないといけない。次はセカンドボールを拾ってシュートまで繋げることを意識してやりたいです」と語っており、山形戦ではこれらの意識がついに形となって現れたのだった。FW片山真人と高木和正がJ初ゴールを含む2得点ずつ挙げ、FW片桐淳至も得点の起点になるなど、よりゴールを意識するプレーを見せ、大勝を実現させた。

これ以外にも収穫があった。右MFの嶋田正吾が負傷で離脱したが、代わりに右に入った梅田高志が攻守において活躍。彼が左でしっかりと攻守のバランスを取ってくれるだけに、攻撃的な高木がより攻撃に専念できたことが大きかった。長い間課題として指摘された鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュは、チームを大きく盛り上げた。試合後、松永監督は「早い時期に勝ち点3を取るということが大きな目標でしたので、気持ち的にもラクになったと思いますし、なにより選手たちが『やれるんだ』という自信を得たと思う」とこの1勝の意義を感じていた。

勢いに乗る岐阜とは対照的に、徳島の現状は厳しいといわざるを得ない。開幕戦を0−2で落とすと、第2節の甲府戦こそ引き分けたが、前節の愛媛FCとの『四国ダービー』では0−3という完敗を喫してしまった。しかも今回は愛媛戦でのショックを払拭する間もなく、中2日でアウェー・岐阜戦を迎えなければならない。

4-4-2を敷く徳島は、徐々に安定感が出てきたセンターとは裏腹に両サイドに大きな不安を残している。右サイドバックの麦田和志は、昨季までFWだったが今季から転向したばかりで、左サイドバックの藤田泰成もいまいち調子が上がってきていない。愛媛戦では再三サイドをえぐられてピンチを招いていた。徳島の攻撃のキーマンはFWドゥンビアと左の玉乃淳だが、玉乃が仕掛けた裏を狙われる傾向があり、そこから全体的なバランスを崩している感は否めない。ドゥンビアに対しても頼りすぎているきらいがあり、ここを修正していかないと、岐阜はサイド攻撃が身上のチームだけに苦戦は必至となってしまう。
この短期間で美濃部直彦監督をはじめ、選手が状況打破に奮起できるかが鍵となってくるだろう。この状況でさらに敗戦を喫してしまうようだと、チームの深刻度合いは増し、建て直しに時間がかかる状況となってしまう。それだけに岐阜戦は今後の徳島の行く方を大きく左右する重要な一戦となった。

この一戦はチーム状況が全く正反対の両チーム同士の対決となった。岐阜が次なる目標であるホーム初勝利のメモリアルゲームとするのか、それともJの先輩である徳島がトンネル脱出の糸口を掴むのか。ここに注目だ。

以上

2008.03.22 Reported by 安藤隆人
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