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【J2:第11節 横浜FC vs 熊本】プレビュー:中盤のビルドアップが向上し、ついにエンジンが掛かり始めた横浜FC。甲府を下し勢いづく熊本を迎え撃つ(08.05.02)

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5月3日(土)J2 第11節 横浜FC vs 熊本(13:00KICK OFF/ニッパ球
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 J2は早くも第11節で、残り5節で第1クールが終了する。現在はまれに見る大混戦となっているJ2。これだけ勝点が詰まっていると、現時点での順位を論じることはほとんど意味がないが、そろそろチームの基盤固めが終了し、徐々に成績に差が出始める頃であり、残り5試合を丁寧に戦うことが、今後の流れに影響を与えると言ってもよい。

 横浜FCは、シーズン開始当初、守備の構築を中心に取り組んできて、一定の結果も残してきた。一方で、昇格に向けたステップアップとして、ここ数試合は中盤の構成力の構築に試行錯誤を繰り返してきた。そして第9節のセレッソ大阪戦で、その成果を得ることができた。狙いとするビルドアップが形となり、攻守ともに狙いとする動きが表現できるようになってきている。

 その理由を、都並監督は今週このように語っている。
「アツ(三浦淳)を前に入れれば、ある程度攻撃の流れができることはわかっていた。今は難波の裏へ走る動き、全体をかき回す動きの良さが出ていて、チーム全体として形になっている。また、最終ラインに戸川が入る事で、ラインアップしてコントロールしていて、コンパクトになっている事が大きい」

 守備から入ったチーム作りだが、攻守のバランスを崩すことなく、攻撃面の強化が進んでいることに自信を持っている。また、C大阪戦で得た手応えという意味ではエリゼウがフィットしてきたことが大きいという。「正直、置き場所に困ってます」とは、第8節・岐阜戦後の記者会見での都並監督のコメントだが、C大阪戦では持ち味のボール奪取だけでなく、攻撃の起点としても活躍した。「人に釣られるブラジル式のディフェンスから、ゾーンディフェンスへの整理に時間がかかっていた。また、ブラジル式ではスペースがありボランチは前を向けるが、日本ではスペースがないので、前やサイドにスペースを作る必要がある。その点で自然に動けるようになった」(都並監督)と、今後の活躍に高い期待を寄せる。

 さらに根占が好調。岐阜戦、C大阪戦と、広範囲に動くことで相手をかく乱し、ゴールを演出。「どのポジションでもプレーの質が変わらない」と指揮官の信頼は大きい。三浦知に対しても「コンディションは100%でないが、前半スペースがない中で、うまく顔を出してボールを引き出してつないでくれる」と評価。出場している選手がかみ合うことで、チームの形ははっきり見えてきており、エンジンが掛かり始める予感が漂う。前節は休みで、コンディション、戦術的修正の面で、相手よりも有利な点がある。練習の様子も非常に明るく、チーム全体が手応えを感じているだけに、確実に勝点を奪い上位をキープしたい。

 一方、ロアッソ熊本も上昇過程にある。第9節から広島、甲府、そして横浜FCと、J1からの降格組との3連戦となってる。広島戦は負けたものの、内容では相手を上回った。そして、甲府戦では、内容を伴いながら2-1で勝利。甲府にラインの裏を使われ、持ち味を出せない時間もあったが、粘り強い守備をベースに、中山、高橋を中心としたカウンターの切れ味は鋭かった。この試合では、熊本も相手の裏を徹底的に突いており、横浜FC戦でも狙いの1つとなるだろう。都並監督も「非常にボールのつなぎがしっかりしているチーム。前線の中山もアグレッシブで、サイドチェンジも多用する。怖いチーム」と警戒する。ハードワークが身上のチームであり、横浜FCは、少しでも気を許せばすぐに失点につながることを肝に銘じる必要がある。攻撃の原動力である車が出場停止であることは痛いが、それでも最近の好調さを試合で十分に表現する事は間違いない。

 試合は、積極的に出る熊本の勢いを横浜FCが受け止めながら、自分のペースに引き込んでいく展開が予想される。熊本の守備の粘り強さは甲府戦で実証済みであり、横浜FCが熊本にペースを与えすぎると苦しい展開となる。逆に、難波を中心に熊本のDFラインをかき回すことができれば、横浜FCの攻撃の良さがに引き出されるだろう。上向きで自信を深めている両チームの対戦だけに、持ち味をいかに出すか、注目すべき点の多い、見応えのある試合となるだろう。

以上



2008.05.02 Reported by 松尾真一郎
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