5月3日(土) 2008 J1リーグ戦 第10節
東京V 3 - 2 横浜FM (15:00/国立/21,798人)
得点者:39' フッキ(東京V)、46' ロニー(横浜FM)、51' ディエゴ(東京V)、60' 福西崇史(東京V)、71' ロニー(横浜FM)
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前節と同じスタメンで意気揚々と『クラシコ』に臨んだ横浜F・マリノス。だが、試合後、桑原隆監督が「3失点は考えられなかった」というように、今季初の3失点を喫し、下位の東京ヴィルディに痛い敗戦を喫した。
試合の序盤は、左サイドの小宮山尊信が高い位置から再三ドリブルを仕掛け、横浜FMがペースを掴む。16分にはその小宮山が絶好のチャンスを迎える。田中隼磨の右クロスのクリアボールを拾うと、フリーでシュート。しかし、これは相手GKに止められてしまう。また守備においては、注目のフッキに対し、鋭い出足で前を向かせず、攻撃の糸口を作らせなかった。また、司令塔のロペスは7分に服部年宏のパスをスライディングカット、24分にはディエゴからボール奪取に成功するなど、攻撃だけでなく守備でも貢献していた。その後も両サイドが起点となり、東京V陣地に攻め込むがフィニッシュまでは至らない。すると39分、東京Vの外国人トリオに崩され先制点を許してしまい、前半を終える。
ハーフタイム。桑原監督は「負けるわけにはいかない。45分間強い気持ちをもって全員で戦おう」と檄を飛ばす。それが効いたのか後半開始早々、中澤佑ニが果敢なドリブルで攻め上がりを見せるなど攻撃の勢いが増し、46分にロニーの強烈な右足シュートが決まり同点に。だが、そのあとがいけなかった。中澤が「同点になったあと、7:3でオフェンスの意識が高かった。ゴールキックからボールを拾われ、失点するなど、あってはいけないこと」と悔やんだ2失点目を51分に許す。60分には左サイドから展開されて追加点を奪われ、2点差に。それでも、71分に山瀬功が蹴ったCKからロニーが頭で合わせ1点差に詰め寄る。その後は途中出場の坂田大輔も前線に加わり、東京Vゴールをこじ開けようとするが、集中力の高い東京VのDF陣を崩しきれない。また、残り時間がわずかになると松田直樹も前線に張ってパワープレーを挑んだ。ロスタイムに入り、後方からのロビングに大島秀夫や中澤が相手DFに競り勝つも、そのこぼれ球に走り込んだロニーには合わず、そのまま試合終了。横浜FMは、今季4敗目を喫してしまった。
戦前の予想通り、基本的に外国人3選手を前線に残し、GK含めて8人で守った東京V。それに対し、横浜FMはボールキープ率では上回った。しかし、前後半の総シュート数は計8本と少なかった。一方の東京Vは計11本。確かに東京Vの守備はハードだったが、この数字は横浜FMに拙攻が多かったことを物語る。大島は「一人ひとりが自分で得点を狙いすぎた。それぞれが自分の役割を統一しないといけない」と、その一因を話していた。東京V柱谷哲二監督が「攻撃のパワーがすごかった」と認めるように、横浜FMの攻撃力は他チームの脅威となっているのは事実。そのため、どうしても相手に守備を固められるケースが多くなる。チームとして、どう攻撃を構築して打開するかが、今後の課題となりそうだ。
以上
2008.05.04 Reported by 小林智明(インサイド)
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