5月18日(日)J2 第14節 徳島 vs 熊本(14:00KICK OFF/鳴門大塚)
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「勝たなくてはいけないゲームを落とした悔しい結果」と美濃部監督も振り返った12節の草津戦は徳島にとってあまりに苦い敗戦であった。先手こそ取られたもののそれをひっくり返し、主導権を握ったまま試合終了間際までリードを保っていたのだが…。その結末、さらにそれによって突き付けられた4連敗という現実はさすがに選手たちの精神的ダメージも心配された。
ただ、その翌節(13節)に試合が組まれていなかったのは徳島にとって幸いだったと言えよう。今節まで10日以上あったインターバルで組織の立て直しはもちろん、何より連戦で消耗した選手個々の身体のリフレッシュと気持ちの切り替えが図れたはず。次の戦いへ向けての仕切り直しがきっとしっかり出来たに違いない。そのうえで徳島とすればリスタート初戦となる今節、ホームで是が非でも満足いく内容と結果も収め、チームとして再び前進する一歩を踏み出したいところだろう。
そしてこの一戦について考えれば、徳島は続いた敗戦の悪いイメージを頭の中から消し去って戦えるかがポイントとなるのではないか。なぜなら、それを引きずることは過度の慎重さを生む原因となり、もしそれが生まれればチームが最も大事にすべきアグレッシブさを失うことにもなりかねないからである。
これは徳島に限ったことではないが、負けがこむとどうしても必要以上の慎重さが顔を覗かせる。さらにその慎重さが消極さへと姿を変えればチームは負のスパイラルへと落ちていく。しかし、今季の徳島のチームコンセプトは美濃部監督や選手たちが常に口にする『アグレッシブなサッカー』。自分たちから仕掛ける積極的なプレーだ。となれば、絶対に消極さなどに侵食されてはならない。4連敗中という現状は確かに厳しいものだが、ここでこそ頭をしっかりと切り替え、自分たちの戦い方へ集中すべきだろう。
そのために選手たちは改めて思い出さなくてはならない。敗れはしたが前述の草津戦、また遡ってC大阪戦も、連敗中ながらチームがアグレッシブさを無くさなかったことを。そして、もちろんここまでの連敗を招いた課題の改善は必要だが、それ以外の過去はもう考えず、自ら実践してきたいいパフォーマンスだけを頭に置いてこれまで通りのプレーを続けることが徳島には必要となる。
ただ、対する熊本がその敗戦を引きずらないという点でここまで良さを見せているのは徳島にとって脅威となろう。事実、それを証明するかのように熊本の連敗は今季まだ一度だけ。しかもその1度がわずか2連敗であったことを考えれば、選手たちが精神的タフさと発生した問題への早い解決能力を持っているのは間違いない。0-2と敗れた前節の岐阜戦では、攻撃面の押し上げや追い越し、守備面の寄せなどに幾つか問題が見られたが、それもきっと今節には修正してくることだろう。J1年目の素晴らしいチャレンジ精神が為せる業かも知れないが、いずれにしても熊本は得意のセルフリカバーを図って連敗を阻止すべくこの一戦へ挑んでくるに違いない。
「もう少し勝点を稼げるような戦い方をしようとは一切思っていない(徳島・美濃部監督)」「財産を積み重ねていくことが一番大事(熊本・池谷監督)」と、両指揮官はチームの根本的な成長を今季の最大のテーマとしている。が、だからと言ってやはり勝負にこだわらないわけはないだろう。間違いなく勝利という結果はチームの成長を後押しする大きな力ともなるのだから。
J初顔合わせのこのカード、果たしてどのような展開と結果になるか。興味は尽きない。
以上
2008.05.16 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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