5月18日（日）J2 第14節 岐阜 vs 草津（13:00KICK OFF/長良川）
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「三名泉ダービー」で全国に岐阜をアピール、ホームタウンとの連携を一層深めるためにも、ホーム・長良川での勝利が絶対のFC岐阜。しかし、今季ホームでは3月に徳島に勝って以来、勝ち点3を奪うことが出来ていない。何としても今節の、12位草津にはしっかりと勝ってサポーターの信頼を得たいところ。

しかし、DF吉村やMF北村、MF小島等、主力選手の負傷もあり、苦しい台所事情で戦力不足の状況が続く。松永英機監督は、豊富な経験を生かしてここ2節はセンターバックにDF菊池とDF深津の2人を並べる布陣でメンバーを固定、守備陣のてこ入れをすると、これが見事機能。鳥栖戦ではゴール前でファールをとられPKから0-1で惜敗したものの、熊本相手には前半で相手が1人少なくなったこともあり、片桐が2点目を決めて逃げ切る完封試合を見せ、失点21と不安定な戦いを続けていたチームとは思えないほどの安定感を見せた。今節もこの安定があれば、ホームサポーターの前で恥ずかしい試合を見せることはないだろう。

対戦相手の草津は現在12位、勝ち点11・2勝5分け5敗と苦しい戦いが続いている。しかも失点16はリーグ7位と、辛うじて安定感を見せた戦いを見せているものの、得点11はリーグ最下位、その決定力不足がチームの順位に大きく影を落としていると言っても良いだろう。岐阜がMF梅田の4得点、FW片桐とMF高木がそれぞれ3得点と、決める人が決めているのに対し、草津はFW後藤の3得点以外は、全て1人1得点と突出する選手がない。また、FW氏原が右膝蓋靱帯炎で全治3カ月と診断され攻撃力は一層低下し、今節も多くの得点を臨めそうにないだけに、前節同様、試合の行く末は、MF島田の個人技に頼らざるを得ない。

ホームでの勝利を目指して、気合い充分で臨む岐阜に対し、苦しい戦いを続けている草津。草津は一縷の望みである守備を生かして、前節のC大阪戦での敗戦で潰えたホーム初勝利の悔しさを晴らすため、そして、何としても今季、悲願のJ1を目指した昇格争いへと参加する資格を手に入れるためにも、もう負けるわけにはいかない。互いの意地の激しいぶつかり合いが予想される今節の試合。両サポーターを熱い戦いに巻き込むことは間違い無しだ。

以上