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【J1:第13節 浦和 vs G大阪】レポート:浦和、11試合ぶり黒星。ホームでG大阪に敗れるも得失点差で首位をキープ(08.05.17)

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5月17日(土) 2008 J1リーグ戦 第13節
浦和 2 - 3 G大阪 (14:04/埼玉/57,050人)
得点者:17' 中澤聡太(G大阪)、44' 山崎雅人(G大阪)、53' 梅崎司(浦和)、68' 遠藤保仁(G大阪)、79' エジミウソン(浦和)
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 首位・浦和がホームでG大阪に2-3と敗れ、11試合ぶりに黒星を喫した。

 浦和は17分、CKの流れから、最後は右クロスを中澤に決められG大阪に先制を許すと、前半終了間際にはバレー、二川、山崎とつながれ、2失点。53分には梅崎の直接FKが決まって1点差に詰め寄るも、68分に途中出場の遠藤に決められ1-3。79分に右CKからエジミウソンがヘッドを叩き込み、再度1点差と追い上げたが、あと1点が遠かった。

 浦和としては、序盤の入り方がいつになくよかっただけに、惜しまれる敗戦となった。ただ、敗れはしたものの、得失点差で首位キープ。内容は悲観するものではなかっただけに、試合後の監督、選手からはそれほど険しさは感じられなかった。
 一方、勝ったG大阪は、敵地で「意地を見せた」といえるだろう。消化試合がひとつ少ないとはいえ、キックオフ時点で両者の勝点差は10あっただけに、何とか中断後の戦いに望みをつないだといえる。
 最後は後方に人数を割き、「G大阪らしくない形」(西野監督)で1点を逃げ切ることになったが、価値ある勝点3を手に入れた。

 両者の意地と意地がぶつかり合う激しいゲームとなったが、試合を分けるポイントとなったプレーが2つあった。まず1つ目は44分のG大阪2点目のシーン。浦和陣内、左サイド深い位置でロングボールを追ったG大阪FWバレーに対し、浦和DF阿部が追走。バレーが辛うじてゴールライン際でボールをかき出し、阿部が体を入れて、ボールは左タッチラインを割った。当然、左サイドからの浦和のスローインかと思われたが、岡田主審の判定はG大阪ボール。ここで浦和DFの集中が切れた一瞬の隙を見逃さずに、バレーは素早くスローイン。ボールを受けた二川がつなぎ、最後は山崎が冷静にゴール右隅に流し込んだ。
 これでG大阪のリードは2点に。「守備の準備を怠った自分たちにも責任はある」(堀之内)。とはいえ、ハーフタイムを目前にしながら浦和にとっては悔やまれる失点となった。

 2つ目は、浦和1-2で迎えた68分の遠藤のゴールシーン。1点を返し勢いに乗る浦和に対して、守勢に回ったG大阪は、故障を抱えベンチスタートとなっていた遠藤と安田を同時に投入し、浦和のリズムをそぎに出る。すると交代から9分後、遠藤が浦和陣内で得たFKをクイックで始めると、一度ルーカスに預けたリターンから見事な右足のミドルを見せ、1-3。前がかりになっていた浦和守備陣をあざ笑うかのような一発で、試合の流れを大きく引き寄せた。
 シュート数15対7という数字が示すとおり、多くの時間で主導権を握っていたのは浦和だったが、上記に挙げた2つのプレーに代表されるように効果的に3点を奪ったG大阪が見事な勝利。
 試合後は、判定等を巡って両チームの選手、サポーターを含めた小競り合いが起きるなどあと味の悪さも残ったが、それを差し引いても、両チーム死力を尽くした好ゲームだったことは間違いない。

以上
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