5月18日(日) 2008 J1リーグ戦 第13節
東京V 4 - 1 清水 (18:03/味スタ/11,426人)
得点者:29' オウンゴ−ル(東京V)、43' フッキ(東京V)、49' レアンドロ(東京V)、75' フッキ(東京V)、85' オウンゴ−ル(清水)
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突然の訃報は昨日のこと。
「昨日、レアンドロのお姉さんが亡くなりました。けれどレアンドロは、今日の試合に出させてくれと言いました。彼のプロフェッショナルな気持ちも素晴らしかったし、それが乗り移ったゲームでした」(東京V・柱谷哲二監督)
このゲームで、レアンドロは1得点1アシスト。先制となるオウンゴールと2点目も誘い出したことを含めると4得点すべてに絡む活躍だった。
立ち上がりは、攻守の切り替えがめまぐるしく変わる激しい展開。東京Vの前線の3人(レアンドロ、フッキ、ディエゴ)が高いポジションを取り、個人技で清水ゴールを脅かしたかと思えば、清水は前がかりになった東京Vのスキを逃さずに早いサイド攻撃とパスをつないでチャンスを作り出した。
テンポの早い一進一退の試合が動いたのは前半29分。
「先制された1点目はうまく連係ができなかった。この得点が試合の流れというか雰囲気を作ってしまった」(清水・西部洋平)
清水DFからのバックパスがそのままゴール。どちらもつかみきれなかった流れが東京Vに傾くと、43分にはフッキが角度のないところから放ったシュートがサイドネットを揺らした。一度はオフサイドフラッグが上がりノーゴールかと思われたが、清水DFに当たっていると判定され、これで2-0。
清水のとっては不運ともいえる重い追加点。ハーフタイムに「まだ45分ある。1点ずつ返そう」と、長谷川健太監督は選手をピッチに送ったが、清水の前に立ちはだかったのはレアンドロだった。
「3点目が痛かった」(長谷川監督)
センターサークル付近から服部年宏、大野敏隆とつなぎ、左に開いていたレアンドロのもとへパスが渡ると、レアンドロはゴールに向かって直進しペナルティエリア内に進入。豪快に右足を降り抜き3点目。さらに東京Vはカウンターで4点目を奪い、試合を決定付けた。
清水は「ミスで自滅した形」と選手が声をそろえたように、自ら危機を招いた形となってしまった。試合後には30分近いミーティングを行い、「練習からもっと言いたいことを言い合って、チームとなれるように声を出していきたい」と青山直晃。チームも上昇傾向にあっただけに痛い敗戦となってしまったが、「幸い中断期間に入る。修正してチーム力をあげたい」と口にして長谷川監督は帰路についた。
一方、勝利をおさめた東京Vは「今週はしっかりと休ませた後に、1対1で勝つというトレーニングをやりました。それがこの試合に出た」(柱谷監督)と、前節の敗戦から学んだ教訓をしっかりと修正し、結果として残して見せた。フェルナンジーニョや藤本淳吾らを要所、要所で厳しくチェックし、シュートまで持っていかせなかった。粘り強い守備が、東京Vにいいリズムを呼んでいるのは間違いないだろう。
ただし、「日本人選手が守って、ブラジル人選手が攻撃するような形はあまり面白くない」と服部が言うように、前線の3人が攻撃だけではなく守備にも絡み、逆にサイドに位置する福西崇史や大野が3人といい距離感を保ちながら、全体をコンパクトにして戦いたいという気持ちもあるようだ。確かにブラジル人トリオは脅威だが、そこを抑えられたときが課題でもある。これで東京Vは11位に浮上。この勝利を確かなものにしていくためにも、中断期間にどれだけチーム全体の底上げができるのか。柱谷監督の手腕が楽しみである。
以上
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