5月21日(水)J2 第15節 甲府 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/小瀬)
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第14節がお休みだった甲府。試合のない節の寂しさを今節の勝利で埋めたいが、相手は今季大健闘している鳥栖。「ガッツ岸野軍団」という言葉が勝手に湧いてくる。クラブの台所事情は以前の甲府のように厳しいようだが、とにかく貪欲に戦ってくる。九州の高校サッカーチームのように、アグレッシブでタフな部分を持っているのが上位グループ(6位・勝点21)にいられる大きな理由だろう。練習時間は長く、全体練習を約3時間やってからも、ほぼ全員が自主練習を更に2時間近くやるそうだ。2部練習の日も週に2日あり、筋トレを3時間以上やっている。おまけに、試合当日でもホームであれば自主練習をやるほど。練習量が多ければいいということではなく、自分たちの技術が高くないと自覚している部分を、練習量を増やして補うという意欲があるのだ。その意欲が今の鳥栖を支えている。置かれた現状でベストを尽くすということは大切だが、鳥栖は非常によくやっていると評価できる相手だ。甲府も置かれた条件でベストを尽くしてJ1に昇格した。気持ちでも運動量でも負けることは出来ない。
甲府は11日の仙台戦で16本のシュートを打ちながらもゴールがなかった。対して、仙台には12本のシュートで2ゴールを挙げられた。仕掛けが多くなってからの壁であるが、なかなかゴールが決まらない。開幕直後の状態からチームが右肩上がりなのは評価できるが、この壁はなかなか厄介。14日に約90分間シュート練習を行ったが、決定力は教えようと思って教えられるものではない。もちろんキックの技術は必要だが、選手がゴールの感覚を掴むことができるかどうかがポイント。少なくともしばらくは「シュートは打てども入らない」というシーンが続くと思うが、シュートは打たなければ入らないから打つしかないのだ。14日以外にも何度かシュート練習が行われ、少しひねったやり方のシュート練習もあったようで、それに即効性があるのかどうかも楽しみにしたい。
第13節では湘南のキーマン・アジエルを山城純也にマンツーマンマークさせた鳥栖・岸野監督。結果的には自陣ゴール前でのマークの受け渡しが上手く行かずに1−2で敗れたが、あたふたすることなくやりきるところに鳥栖の潔さを感じ、終盤のパワープレーには豊富な体力とガッツを感じた。第14節の広島戦は力の差を見せ付けられて0−1で敗れた。今季ホーム初黒星という枕詞をつけて。今の鳥栖は開幕からの流れをどう継続させるか、曲がり角に来ているのかもしれない。それでも、ダブルボランチを起点とするポストへのパス、裏を狙うパスは脅威だ。
今季のホーム無敗記録更新中の甲府が主導権を取る時間が長いと予想するが、終盤までに2点以上の差をつけないとライオンに追いかけられているシマウマのような気分でレフリーの笛を待つことになるかもしれない。鳥栖は失点も得点も後半に集中しているが(時間帯別得失点)、それに付き合うことなく前半からゴールを決め、主導権を取る時間を1分でも長くしたい。鳥栖は前からプレスを積極的にかけてラインを上げてくるだろうから、甲府のゴールチャンスは充分にあるはず。今節はサイドバックとGKに変化があるかもしれないが、ここまでシュートを打ちながらもなかなかネットを揺らすことが出来なかった3トップが爆発することに対する期待は忘れずに小瀬に行きたい。現在、甲府のJ2ホーム通算得点は199。200ゴール目をJ通算10000ゴール男の前田雅文が決めるのかにも注目だ。
甲府と鳥栖の共通点は、監督が「安間さん」、「岸さん」と、選手から「監督」と呼ばれない距離の近さ。お互いにコーチから監督になったという背景もあるが、自分たちの指揮官とサッカーを信じて戦えているチーム同士の激突はスタイルの違いを超えた見所を発揮してくれるはずだ。
以上
2008.05.20 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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