今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第20節 愛媛 vs 水戸】レポート:戦う集団を貫き通した愛媛の90分。Jで3シーズン目にして、ホームでようやく水戸から初勝利を獲得!(08.06.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月15日(日) 2008 J2リーグ戦 第20節
愛媛 2 - 0 水戸 (13:04/ニンスタ/2,088人)
得点者:53' 三木良太(愛媛)、70' 南祐三(愛媛)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -

----------

中2日、中3日と試合を消化して今節に臨んだ水戸、1週間の調整を経てホーム3連戦の2戦目を迎えた愛媛。試合の結果を振り返れば、愛媛が有利な条件を生かして勝利を手繰り寄せたことになるが、それだけではない。「みんなが戦う集団だった」と2点目をあげたDF南は振り返ったが、愛媛にとっては気持ちがプレーに表れ、そして結果に結びついた意義のある1勝。ホームで水戸に勝つ―J加盟以来乗り越えられなかったひとつの壁を、5度目の挑戦でようやく乗り越えた試合だった。

「最初から前、前へといい感じで入れた」と南が続けたが、立ち上りから3連勝中の水戸のお株を奪うように前線から激しくプレッシャーをかけ続けた愛媛。体を投げ出し、かわされても何度もプレスに立ち向かったFW大木の守備はひとつの象徴的なプレーだったが、運動量で水戸を上回った愛媛がまずは試合の主導権を握る。14分にはボランチ宮原のスルーパスにキムテヨンが飛び出し、39分には横谷のスルーパスに赤井が反応。2列目が前を向いてドンドン飛び出し、愛媛が時間の経過とともに攻撃の勢いを加速していった。

これに対して水戸は、累積警告でDF大和田が出場停止のポジションに中村が入り、中盤には椎原と菊岡が今節は新たにスタメンに名を連ねた。序盤から続いた愛媛の攻勢には中村が最終ラインで体を張り、攻撃に転じては高い位置で奪ってから左サイドで菊岡が起点を作っていたが、今日の水戸には厚みがない。「全体的に奪った瞬間に飛び出すことが少なかったし、奪われて取り返すプレーも足りなかった」とFW荒田が語ったように、3連勝を支えたプレーが今日は前半から影を潜めてしまっていた。

そして後半に入っても状況は変わらないまま、迎えた53分。前半から何度も左サイドを駆け上がっていた三上の下へボールが渡ると、左足から繰り出されたピンポイントクロスがゴールに飛び込んできた三木の頭へ。これが06シーズン・第41節のDF関根以来、実に1年9ヶ月ぶりに愛媛が水戸のゴールをこじ開けた瞬間だった。その後、木山監督は堀、村松の二人を同時に投入して状況の打開を図ったが、続く70分にはCKの流れから南が追加点を挙げて愛媛が水戸の反撃を断った。

「今日は自分たちからいい守備ができなかった」と木山監督は振り返ったが、随所で高い位置から奪っては速い攻撃を見せ、自分達がやろうとするサッカーのコンセプトに今日もブレはなかった水戸。終了間際に荒田が何度も愛媛のゴール前に飛び込んできたように、もう一度連勝中の勢いのある攻撃で次節の広島戦に臨んで欲しい。チームの統一感は失っていないだけに、コンディションを整えることで第1クールの死闘(3/23第4節@広島ビ)を今度は白星につなげることも充分に可能だろう。

一方の愛媛は三木と大木ら攻撃陣が踏ん張り、「迫力のあるクロスで終わっていた」と望月監督も攻撃を評価。守備でも今季初得点を記録した南が対人プレーで持ち味の強さを発揮するなど2試合連続の完封劇を見せた。その結果、雨にもかかわらず試合後にはゴール裏で歓喜の歌が響き続け、メインスタンドの通路ではロッカールームに戻る選手を迎えるオレンジのカッパが壁を作り、スタジアムは祝福ムードに包まれた。

これで愛媛はホームでここ4戦は2勝2分け。6月のホーム3連戦でもここまで1勝1分けとなり、ノルマに掲げた勝ち越しを手にするために次節の横浜FC戦(6/21@ニンスタ)やるべきことは明快。勝てなかったホームで勝点を積み重ねられるようになっただけに、この山を登ることができれば今度こそ新しい景色も見えてきそうだ。

以上

2008.06.15 Reported by 近藤義博
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着