6月21日(土)J2 第21節 熊本 vs 鳥栖(15:00KICK OFF/熊本)
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前節は試合がなかったが、19節の岐阜戦で今シーズン初となる無失点試合を演じた熊本。ここまで3勝4分11敗の勝点13と、なかなか苦しい戦いが続いているが、失点の多かった守備面でも改善の兆しが見られるようになってきた。それを確実なものとするためにも、鳥栖を迎えるホームでの九州ダービーは重要な一戦だ。
無失点で抑えた事もあり、最終ラインの顔ぶれは岐阜戦から変わらない見通し。左に矢野大輔、中央に福王忠世と河端和哉、右に市村篤司という若い4人のディフェンスラインで鳥栖の攻撃を跳ね返したい。矢野は本来CBだが、今シーズンからサイドバックとしても起用されるようになった。対人に強く高さもあり、その潜在能力の高さに監督の期待も大きい。福王、河端、市村の3人は、いずれも2005年のチーム発足時からのメンバーで、九州リーグ時代からチームを支え、ともにJの舞台に帰って来た。開幕から続いていた1試合平均2失点という不名誉な記録を打破し、これからさらに安定度を増したいところ。第1クールの鳥栖との対戦では、縦パスに反応して抜け出した金信泳に河端が身体を入れられ、GKの頭上を抜くシュートで先制を許しているが、この試合を無失点に抑えるかどうかで、守備面の成長の真価が問われる。
今シーズンの開幕から実践している前線からの積極的な守備をベースにした戦い方は、選手全員に90分間のハードワークが要求されるもの。序盤こそ後半になって動きが落ちる試合もあったが、流れを見てリトリートするという術を身につける事で、全体のバランスを保つことができるようになっている。だがやはり“受ける”のではなく、ファーストディフェンダーからの連動で能動的に奪いに行くという姿勢が大切なのに変わりはない。その鍵になるのが中盤。運動量豊富な鳥栖のMF陣に対して、山本翔平、山口武士の両ボランチを中心にサイドも連動してボールを奪う回数が多いほど、自ずとチャンスは増えるはずだ。
前線ではここまで10ゴールの高橋泰、そして高橋とのコンビネーションも高まりつつある中山悟志のツートップが濃厚。中山がニアで潰れてファーサイドのスペースに高橋が入り込んだ第1クールでの得点パターンもあって、鳥栖のDF陣も警戒してくるはず。奪ってからの早い展開で、守備の体勢が整わないうちにカウンターを仕掛けるのが狙いだが、両サイドからの速いクロスやドリブルでの突破、そして意外性のあるミドルシュートなどでバランスを崩せるかどうかもポイントになるだろう。梅雨に入って明日は雨の確率が高いが、スリッピーなピッチ状態になれば、積極的にシュートを撃つ姿勢が得点のチャンスを広げる可能性もある(もっともこれは、守備面でも言える事だ)。FKやCKのセットプレーにも注目したい。
鳥栖は前節の湘南戦で気持ちのこもった試合を展開して3連敗から脱し、再び上昇気流に乗りつつある。前線からの積極的なチェイシング、連動してボールを奪い素早く左右に展開する中盤、身体を張ってシュートを止めに行くディフェンス陣、そして全員で労を惜しまずハードワークする姿勢と、鳥栖の戦い方は、まさしく熊本が見本としたいスタイル。スコアは1−0だったものの、鋭いカウンターから何度も決定的なチャンスを作っており、イージーなミスは大きなピンチに直結しかねない。いずれにしても、攻から守、守から攻への切り替えにおいて、意識と身体の反応をより多くの選手間で連動させることができた方が、ゲームの流れを掴むことになるはずだ。
熊本で開催される九州ダービーは、残念ながら早くも今シーズンこれが最後となる。個人個人が自らの責任を全うする事、そして守備の意識をしっかり持ちつつ最後まで集中を切らさずに戦う事が、勝点3への最低条件だ。
以上
2008.06.20 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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