7月6日(日)J2 第24節 横浜FC vs 草津(19:00KICK OFF/日産ス)
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J2は第23節を終え、これから後半戦を迎える。前半戦を不本意な成績に終わった横浜FCは後半戦の巻き返しを誓い、好調の草津はさらなる順位の上昇を狙う試合となる。
横浜FCは、シーズンの半分となる21試合を終えて7勝7分け7敗と全く五分の成績。昇格を目標とするチームにとっては、全く不十分な結果であった。「第1クールは守備は堅いが攻撃は今ひとつ、その後攻撃にシフトすれば守備が不安定になり、試行錯誤が続いた」と都並敏史監督が語るように、1つ1つのプレーは悪くないものの、攻守のバランスや集中力を欠くことで、勝ち星を落としてしまうゲームが目立った。特に、「一番もったいなかったのは失点数。1試合1失点以内に抑えたいと思っているが、あまりにもバランスを崩して、大量失点の試合が続いたのは誤算」(都並監督)と反省点を挙げている。そして、第21節まで7試合勝利なしと、もがき続けた。そんな横浜FCも、第22節水戸戦で光明を見出す勝利を挙げた。指揮官は「守備面でも1人1人が厳しくアプローチしたし、攻撃に移った時にも人が出て行けるようになった。また、みんなが声を出して集中を維持できた。後半は、自信を持って粘り強い守備ができた」と、7試合未勝利にもモチベーションを失う事なく、勝利に対する自信を選手自らが取り戻した姿にチームの成長を実感している。
横浜FCは第23節は試合がなく、折り返し地点で1週間半のまとまったトレーニングの時間を得ることができた。そこでは、まずはチームの土台である守備の熟成とともに、攻撃のイメージの共有を深めるトレーニングを行っている。「(今年のスタートが)新しいチームだったので、試行錯誤している部分があった。見えてきた部分が大きく、これから熟成することで、伸びしろは他のチームによりも確実にあると思う」(都並監督)というように、これからは持てるポテンシャルを確実に勝点3という形で収穫していくリアリズムが求められる。都並監督が後半戦で目指す、「パランスの良いしっかりとした守備から、ワイドな攻撃」を一刻も早く実らせて、再び昇格戦線への復帰を果たしたい。
一方の草津は、現在のJ2の中で最もホットなクラブと言っても過言ではないだろう。第15節でクラブ初の連勝を果たすと、第17節から前節まで6勝1分けと、7試合負けがなく5位まで順位を上げている。その相手も、昇格候補と目される相手を多く含んでおり、完全に波に乗っている。しかし、これは単に好調と片付けてはいけない。3年目となる植木繁晴監督の下、目指すサッカースタイルが完全にチームに浸透しており、安定した守備と、キープレーヤーの島田裕介、右サイドの熊林親吾、崔成勇を中心とした崩しのスタイルに自信を深めている。その上で、2トップの後藤涼、高田保則のゴールまでのイメージがしっかり構築されていることが大きい。前節の試合後の記者会見で植木監督が「選手がどうしたら勝てるかがわかってきた。みんな役割を理解してくれてチームとして戦うことができている」と述べていることは、その実感がチームに浸透していることを如実に表している。
その好調草津に対して、都並監督も「3年目のチームではっきりと熟成している。ただ、相手のやり方にはまってはいけない。攻守の切り替えが早いので、我々も早く動かなければいけない。我慢の試合になると思うし、難しい試合になる」と警戒するように、細心の注意を払いながら、数少ないチャンスをモノにするゲームとなることが予想される。横浜FCとしては、自信を持ったサッカーを展開する草津に対して、都並監督が目指す「攻守のバランス」を保ちながら、まずは先制点を与えないことがポイントとなるだろう。
横浜FCにとっての「伸びしろ」は、攻守のバランスを向上させることで安定した力を発揮できることであり、草津にとっての「伸びしろ」はチームが覚えつつある「勝ち方」を様々な試合展開の中で発揮できるようになることである。この試合での勝利によって、その伸びしろを本物にすることができるようになる。その意味で、後半戦の両チームの成績を占う、試金石となる試合になるだろう。横浜FCにとって、今年唯一の日産スタジアムでの試合であり、大きなスタジアムにふさわしい数のサポーターの力で、後半戦での巻き返しを後押ししたい。
以上
2008.07.05 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
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