7月9日(水)J2 第25節 草津 vs 福岡(19:00KICK OFF/正田スタ)
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草津の力は、まだ本物ではない。スコアレスドローに終わった前節のアウェイ横浜FC戦では、それを痛感させられた。
司令塔・島田は試合後、「相手の戦術にハマり、自分たちのサッカーができなかった」と話した。横浜FCのシュート14本に対して、草津が放ったシュートはわずかに4本。90分間を通じてリズムがつかめない中、勝点1を拾ったことは評価できるが、その内容には課題が残った。草津は3万6千人以上が詰め掛けた日産スタジアムで「よそ行き」のサッカーを展開した。ホームに戻る今節の福岡戦では、もう一度自分たちのサッカーを取り戻す必要がある。今節のJ2は山形対C大阪、鳥栖対仙台というカードが組まれ、上位陣の星の潰し合いとなるだけに、草津は勝点3を積んで上位との差を詰めたいところだ。
横浜FC戦では、序盤から苦戦した。相手が仕掛けてきた狭いスペースでの争いで後手に回った。スモールエリアでの戦いは草津にとって決して不利ではなかったはずだが、自らのミスから簡単にボールを奪われ、ピンチを招いた。中盤からのパス回しでサイドを崩していく草津のサッカーは息を潜め、相手の戦略に陥っていった。守備でも、高い位置でボールが奪えずにゴールが遠かった。「内容的には完全な負け試合」と高田が話したように、相手の土俵で相撲を取ってしまったと言える。
福岡戦は、自分たちのサッカーができるかが最大の焦点となる。草津は福岡と対戦した05年、07年の過去2シーズンで8戦全敗と全く歯が立たなかった。「今まで全く勝てていないので、やりにくいイメージがついている」(山崎)。その要因は、ピッチの使い方にある。狭いスペースでのプレッシングをベースにしている草津だが、ピッチを縦に使われて、チームが分断されてしまっている。第1クールの対戦では、1対1のドローに終わったもののゲーム自体は福岡のものだった。「チーム」ではなく「個」での戦いを余技なくされた結果が1分8敗という対戦成績に表れている。
福岡は、0対2で敗れた前節甲府戦でもピッチを広く使うサッカーをみせていた。前線に高さのある大久保らを配置してロングボールを入れてくる戦術は、草津にとって戦いやすい反面、相手の土俵に引きずり込まれる危険性をはらむ。「中盤のスペースを使えるかどうかが重要になる。大久保、ハーフナーのポストプレーと、セットプレーには警戒が必要だ」と植木監督。マンマークを主体する福岡は、時間が進むに連れて、前線と最終ラインが間延びする傾向にある。両チームの前線と最終ラインの距離が、ゲームの流れを判断する一つの目安となる。「個の戦いだけは避けなければならない」(鳥居塚)。草津はどんな状況においても、自分たちのサッカーを見失ってはいけない。
過去8戦6勝2分の草津は前節から、守護神本田の負傷により北がゴールマウスを守っている。さらに今節から2試合、CBペ・スンジンが警告累積で出場停止となる。代役には尾本が予想されるが、立ち上がりだけはケアが必要だ。第3クールでもこういう状況は十分に考えられるため、リーグ終盤に向けての予行演習となる。「彼らは今季、何試合も出場しているし不安はない」(植木監督)。フレッシュなメンバーで結果を残すことができれば、チームにさらなる勢いをもたらすことになる。
今季、植木監督は「将来に引き継がれるザスパのサッカーを完成させたい」と話している。それはどんな相手と対戦しても、変わらないサッカーが展開できることを意味する。「結果だけではなく、良い内容のサカーをして勝ちたい。サッカーの質も高めていく必要がある」と熊林。福岡戦は、草津がもう一歩先へ進むための試練となるゲームだ。苦手とする相手に目指すサッカーを貫くことができるのか。それを成し遂げたとき、草津は絶対的な強さを手に入れることができる。
以上
2008.07.08 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
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