7月17日(木) 2008 J1リーグ戦 第17節
柏 1 - 0 大宮 (19:04/柏/7,474人)
得点者:78' フランサ(柏)
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本当にしぶとくなった。フランサの左足がゴールまでの美しい軌跡を描き出し、その後チームが耐え続けるなか試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、多くのサポーターにはそんな言葉が頭に浮かんだに違いない。連敗を避けたかった5位柏と、連敗を脱出したかった10位大宮の対戦は、前者に軍配が上がった。柏3位、大宮13位、試合後の記録には明確なコントラストが描かれた。
「イニシアチブを取って進めることができた」。大宮の樋口靖洋監督の試合を振り返ってのコメントは、ゲームの一面を指す意味では正しい。だが、ある一面では、異なった見方もできるようにも思える。柏はねらいどおりの展開で勝った。守備に意識を割く相手に対し、疲れが見えた終盤に途中出場の動けてボールを運べる選手でかく乱し、最後はフランサの一刺し。「代わって入った選手がいい仕事をしてくれた」という石崎信弘監督のコメントが、このゲームのもう一面をあらわにしてくれる。
大宮の“攻撃的”プレスは、見事に柏の選手たちから自由を奪ってみせた。事実、柏には苦し紛れの前線へのフィードが数多く見られた。そして、アウェイチームはカウンターから多くのチャンスも作ってみせた。だが、結果は0−1に終わった。「今日は本当にチーム全員で取った勝ちだと思う」と柏の大谷秀和も述べているように、ホームチームに余裕があったということはない。小林祐三の「0−3で負けてもおかしくない試合だった」というのも本音だろう。両者の間に横たわったのは、ひとえに経験の差と呼べるものではなかったか。
中断明け後、柏が無敗街道を突き進んでいた去年の夏の終わり。留まることを知らなかったチームの勢いは、J1第27節の名古屋戦後に、嘘のように弱まっていった。一時は5位に付けていたものの、結局その後の試合を1勝1分け6敗で終えた柏は、8位でシーズンを終えた。だが、あれから1年、様々な経験を積み重ねたチームは、同じ轍を踏むことはなかった。今季キャプテンとなった大谷はその違いを「後ろが我慢できるようになった」と話したが、柏にとって苦汁をなめた日々の蓄積は確実に糧となった。
そして、何よりも勝利という結果にも満足していない選手たちの存在がある限り、柏の成長は続くはずだ。「コンディションはあと1試合もあれば十分にいける」というフランサのたくましい一言もチームに自信を呼び起こすものであり、ただチームがよくなることを考え続ける主将、チームの現実を受け入れて生き残りの道を見据えるDFなど、勝利を手にしたそばから選手たちには早くも気を引き締めている様子を窺うことができた。3日後にはアウェイでの東京V戦に臨むことになるが、味の素スタジアムでもモチベーションを高く保った選手たちの姿が見られることだろう。
一方、敗れたとはいえ、就任8カ月の樋口監督率いる大宮が見せたサッカーには明るい光がさしている。どこまでも前向きに、ぶれることのない指揮官に、チームに深い愛情を注ぐサポーターたち。そこにはかつて柏に見られたような温かいサイクルが醸成され、選手たちは進むべき方向へと歩んでいくであろう雰囲気が溢れている。チームへのフィットが進行中の眠れる大砲ラフリッチの存在も含め、今後も着実にチーム力が向上していくことを予感させてくれた。
そして、攻め合いが期待されるなかでスペクタクルとは程遠い試合となったこのゲームで、最終的に勝点3を手にして前半戦で目標値55の半分を超えてみせた柏。いかなるときも得意の形を出せるチームになるまでは遠い道のりだが、柏の選手たちは今、観客の期待に見合う熱い戦いぶりをピッチで披露している。平日のナイトゲームとはいえ、この日の観客数は今節のJ1最少となる7,474人に留まった。願わくば、柏に縁のある多くの方々に、会場に足を運んでほしい。優勝戦線に踏みとどまるチームに対する、ひとりでも多くの人々の後押しこそが、“太陽王”にさらなる力を呼び起こすはずである。
以上
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