7月20日(日) 2008 J1リーグ戦 第18節
千葉 0 - 1 G大阪 (19:04/フクアリ/15,450人)
得点者:89' 山崎雅人(G大阪)
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前半の千葉は、京都の加藤久監督に「気力、運動量、出足などあらゆる面で千葉が上回っていた」と言わしめたリーグ第14節を彷彿とさせるような、素晴らしい出来だった。首痛が回復したDF斎藤大輔がボランチに入って守備力が高まった千葉は、連動したプレスでボールを奪うと、素早いカウンター攻撃を展開。サイドチェンジを織り交ぜてピッチを横幅いっぱいまで有効に使い、右はMF谷澤達也、左はMF根本裕一の両サイドハーフが積極的に突破を仕掛けた。守備面では突破力を誇るG大阪の左サイドバックの安田理大には、右サイドハーフのMF谷澤達也、その後ろに右サイドバックのMF坂本將貴という二段構えの守備網を敷いてきっちりと対応。G大阪の2トップ(FWバレーとFWルーカス)に対しても粘り強く厳しいマークで、楽な体勢でシュートを打たせなかった。
ただ、復調の兆しを見せた千葉にとって、この前半に『1点』を奪えなかったことが結果に大きく響いた。試合後にアレックスミラー監督が「谷澤がボールを持った時に、うちはペナルティエリアに走りこむ選手が必要だったと思う」と話したように、サイドからクロスボールが入った時、ターゲットがFW巻誠一郎だけという場面も少なくなかったし、クロスボールがペナルティエリアの中に入ってきた選手の動きと合わない場面も多かった。巻の手前や巻の裏側に選手がもっと入ってきていれば、巻には合わなかったボールやG大阪のクリアボールを拾い、得点チャンスを作ることも可能だったはずだ。
また、アレックスミラー監督が「ボールを持ったらゴールキックになってもいいからシュートで終わるように」と指示していただけに、サイド攻撃ではクロスボールを入れるばかりではなく、思い切ったシュートをもっと狙ってもよかった。思うような試合展開ではなかった前半のG大阪だが、右サイドハーフのMF橋本英郎、右サイドバックの加地亮が遠目から果敢にシュートを打っていた。ゴールを狙う姿勢の差が、主導権を握っていた千葉の4本に対してG大阪が9本という前半のシュート数の差に如実に表われていた。
後半は、G大阪が攻撃では両サイドをさらに広く使い、「前半はフリーにしすぎた」(MF明神智和)千葉のMF工藤浩平を厳しくマークして起点になるのを封じたこともあり、千葉をゴール前に押し込んだ。それでも、シュートの精度不足やGK岡本昌弘を中心とした千葉の守備陣の頑張りの前になかなかゴールが奪えない。だが、ロスタイムに入ってから、ゴール前中央でG大阪らしい狭いスペースでの細かいパスのつなぎを見せて、途中出場のFW山崎雅人が値千金のゴールをゲット。強豪ならではのしぶとさを発揮して「こういう試合を勝つのは難しいだけに、僕らにとっては大きい」(DF山口智)勝利を得た。
千葉は後半にディフェンスラインが下がってしまい、クリアしてもG大阪にボールを拾われてはまた攻められる展開になって、守備が最後まで耐え切れなかった。後半のロスタイムが2分を過ぎてから、FK後のペナルティエリアでの混戦からDFボスナーが得点したと見えたが、不運にもオフサイドの判定でノーゴール。試合終了の笛が鳴るまで守備時の集中力と的確な状況判断を維持することに加え、疲れていてもディフェンスラインを押し上げ、試合の流れを変えて攻める術と力をつけなければ、試合に勝つことは難しい。
以上
2008.07.21 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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