8月9日(土) 2008 J1リーグ戦 第20節
浦和 2 - 2 柏 (19:34/埼玉/46,981人)
得点者:18' 菅沼実(柏)、34' 阿部勇樹(浦和)、89' 永井雄一郎(浦和)、89' フランサ(柏)
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ロスタイムに永井雄一郎がネットを揺らして2−1と浦和が逆転したとき、誰もが『浦和の勝利は決まった』と思ったはずだ。折りしもこの日の試合では首位鹿島をはじめ、3位名古屋、4位G大阪と上位陣が揃って敗れており、浦和は勝っていれば首位奪還がかなっていた状況。だが、埼玉スタジアム2002での一戦の結末は、違ったものだった。ほぼ浦和が手中に収めていた勝利は、柏のフランサによって奪い取られた。
これをはね返されれば、試合終了のホイッスルが鳴るという最後の攻めを迎えた柏。なんの変哲もないボールがゴール前に上がったと思った瞬間、フランサの魔法がきらめいた。ペナルティエリアの外で堀之内聖との駆け引きを制して、ボールを胸に収めたフランサは、そのまま右足を振り抜く。アウトにかかったシュートは、決して特別なスピードを備えていたわけではなかったが、ゴールライン前でワンバウンドして、GK都築龍太の手元をすり抜ける。次の瞬間、右ポストに当たったボールはゆっくりとゴールネットに吸い込まれていった。浦和にとっては、フランサの“魔術師”たる所以を見せ付けられた瞬間だった。
両チームともに2試合連続白星なしという状態で迎えたこの一戦で先手をとったのは、6月28日の第14節( /jsgoal_archive/result/2008/0628/20080100010420080628_detail.html )のときと同じく柏。18分、自陣からのロングボールは、坪井慶介に難なくヘッドでクリアされたが、前節・京都戦でもゴールを挙げていた菅沼実が落下点を読んでいたかのようにフリーでボールを奪うと、その流れのままスーパーなボレーシュートをねじ込んだ。
先制点を許して思うようにリズムをつかめない浦和だったが、こちらも阿部勇樹が魅せる。34分、坪井のオーバーラップから、右サイドの平川忠亮へ。高原直泰、エジミウソンがゴール前に走り込んだ後ろのスペースにクロスが送られると、ボランチの位置からするすると上がってきた阿部が強烈に右足で叩く。ボールは一瞬にしてネットに突き刺さり、GK菅野孝憲は反応することもできないほどだった。
そこから1−1のままスコアは動かず、後半途中に浦和は梅崎司を、柏はフランサと北嶋秀朗を投入して打開を図る。それでも互いにゴールを割ることのできないまま時間が経過したが、引き分けムードが漂うなか迎えたロスタイム、浦和が一度はホームのサポーターを沸かせてみせる。
パスカットされたボールを諦めずに奪い返した永井が、そのままDFを振り切ってゴール前に突入。この日精力的な動きでボールを引き出し続けていたドリブラーが、GK菅野との1対1を華麗に制してネットを揺らすと、4万6000人が集まったスタジアムは浦和サポーターの轟音に揺れた。
だが、前述の通り、結果は2−2のドロー。いつも通り悠然とピッチを漂い、守備面の貢献はほとんどなく、この日は攻撃面でもさしたる存在感を見せていなかったフランサが、試合後に石崎信弘監督が「あの1発だけでしたけどね(笑)。でも、素晴らしいですよね」と語ったように、最後の最後でマジックを披露したのだった。
第14節で敗れた際も、フランサの絶妙なラストパスから決勝点を奪われていた浦和だが、再び同じブラジル人FWにやられることに。鹿島との勝点差は1に縮まったものの、首位奪還のチャンスを逃した感は否めない。試合後、無言のまま報道陣の間をすり抜けてバスに乗り込んだ永井の姿が、それを象徴するようだった。2位に付けてはいるが、これで3試合勝利なしで、選手もサポーターも不満が溜まっているはず。次節の相手は、この日名古屋を1−0で下したF東京。柏戦で痛いほど感じたであろう悔しさが、いい結果に結び付くことを期待したい。
一方、フランサの活躍で敗戦を逃れた柏は、今季リーグでの浦和戦を1勝1分けで乗り切ったことになる。こちらも浦和と同じく3戦白星なしだが、この土壇場の劇的ドローにより、次節にホームで行われる千葉とのダービーには盛り上がった気持ちで臨めるのではないだろうか。
以上
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