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【北京五輪 女子グループG 日本 vs ノルウェー】レポート:逆転の末、大勝利! 土壇場で決勝トーナメント進出を決める!(08.08.13)

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8月12日(火) 北京五輪 女子グループG
日本 5 - 1 ノルウェー (20:45/上海/16,872人)
得点者:KNUTSEN Guro (NOR) 27'、近賀 ゆかり (JPN) 31' 、オウンゴール (JPN) 51' 、大野 忍(JPN) 52' 、澤 穂希(JPN) 70' 、 原 歩(JPN) 83'
★日本はグループGの3位で決勝トーナメントに進出決定!

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 決勝トーナメント進出へ残された道はただ1つ、ノルウェーからの勝利。日本戦より早く17時に試合が行われていたFグループ3位につけていた北朝鮮がドイツに負けたことを受けて日本は得失点差などの詳細を気にせず、勝利にだけ向かっていけばいい状況でキックオフを迎えた。
スターティングメンバーは左サイドに堅守の矢野喬子を起用。あとはアメリカ戦と同じメンバー、4-4-2のシステムで臨んだ。試合直前には激しい雷雨に見舞われたが、キックオフ直前には完全に上がり、湿度はあるもののピッチ状況は思いの他悪くはなかった。

 開始からどんどん前からいく――前日トレーニング後、選手たちが口々に語っていたように日本は立ち上がりから順調にボールを回していく。追いつめられた緊張感より、勝利への執念が勝っていた。「絶対に勝ってみせる」。1プレー1プレーにその想いがこもっていた。高い位置からのプレス、有効なポジションチェンジ、コンビネーション、持てるものすべてをこのピッチに注いだ。16分には澤穂希がミドルシュート、22分には安藤梢が切り込んでシュートを放つもこれはサイドネット。ゴールの臭いは確実にしていた。
ところが27分、一瞬の隙を突かれKNUTSEN Guroに先制点を奪われる。嫌なムードになりそうなピッチに池田浩美、澤の声が響き渡る。「大丈夫!落ち着いて行こう!」。先制されても奪い返す力はある。佐々木則夫監督にそう言われて送り出されたメンバーたち。「もし先制されたら、他のメンバーのメンタルコントロールを頼む」――池田と澤は、佐々木監督に呼ばれてこう託されていた。これまで無得点に終わっているFW陣も声を出す。「大丈夫、取り返すから!」大野忍は振り返る。「開始からの状況で、これは点を取れると感じていました」。これまでと同じ先制点を奪われる展開でも、ピッチで心乱れる者はいなかった。
それを証明するかのように4分後、左サイドからの宮間あやのクロスに中盤に上がってきていた近賀ゆかりがスライディングボレー。しっかりと抑えて放ったボールは芯を捉え、ゴールネットに突き刺さった。「同点にすれば流れに乗れる。みんなに迷惑をかけた分、何とか貢献したかった」(近賀)。初戦で自らの痛恨の判断ミスから先制ゴールを奪われて、ここまで後悔の念に苛まれてきた近賀の名誉挽回のゴールだった。早い段階で同点に追いついた日本。前半を1−1で終了する。

 後半の立ち上がりが懸念されたが、それは杞憂に終わる。後半開始6分、ペナルティエリア内でこぼれたボールを大野がゴール前へ、走り込んでいた安藤のシュートはオウンゴールとなった。思いがけない展開で逆転に成功した日本はその直後、今度は大野がドリブルからシュートを放ち、相手DFの足にあたりながらバーをたたいてそのままゴール。これまでの鬱憤を晴らす大野のゴールで3点目を挙げた。
2点のビハインドとなったノルウェーも反撃の糸口を掴もうと、中盤で激しい攻防が繰り広げられるがここでも日本は負けていなかった。蒸したコンディション、日本の早いパステンポに付き合わされていたノルウェーのスタミナは目論み通り、徐々に落ちてきていた。日本は70分、ゴール前でパチンコ状態の打ち合いの中、大野がライン寄りからマイナスへ鋭いパスを送るとフリーになっていた澤が決めて4点目。80分にはTHORSNES Eliseのフワリと上げたクロスをWIIK Melissaに合わせられるがミートせず。ノルウェーの攻撃に流れを乱されることなく、その3分後、入ったばかりの原歩がドリブル突破からゴールを奪い、だめ押しの5点目が日本に入った。残り3分となったところで攻守に渡って中盤で体を張ってきた阪口夢穂に代わって入ったのは加藤與恵。今大会初出場となる加藤が残りの時間をセーフティに落ち着いてコントロールする。ロスタイムは2分。これといった危機を迎えることなく、終了のホイッスルを聞いた。

「わたしたちは本当にいいチームになったと思う。まだまだ一緒に戦いたい」とは試合後の澤。男子サッカーはワールドカップが集大成となるが、女子サッカーはこのオリンピックがそれにあたる。土壇場で目標の決勝トーナメント進出を果たしたことで、共にプレーする舞台がまた一つ増えた。この気持ちを忘れずに力を出しきれば、結果はついてくるに違いない。
 すべてのグループリーグの戦いを終え、日本はグループG3位通過を果たした。次なる決勝トーナメントでは開催国である中国と秦皇島で対戦する(8/15 日本時間22:00キックオフ)。

以上

※準々決勝の模様はNHK教育で22:00〜23:30生中継!(※23:30以降はNHK総合テレビで放送継続)
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