8月17日(日) 2008 J1リーグ戦 第21節
川崎F 2 - 2 磐田 (19:05/等々力/14,715人)
得点者:13' 前田遼一(磐田)、57' 谷口博之(川崎F)、58' 上田康太(磐田)、64' 鄭大世(川崎F)
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ケガ人や出場停止、停止明けといった不可抗力による選手の入れ替えを除けば、4バックの基本形を継承した川崎Fに対し、磐田は少しばかりフォーメーションを変化させていた。それが駒野友一のポジションである。その点について内山篤監督は「駒野を下げて、スタートポジションでは4枚で受けて、攻撃になったときに少し駒野を高い位置に置いて3枚で3-5-2で」と説明する。つまり前線にFWを3枚並べた川崎Fに対し、最終ラインでセーフティーに一人余らせようと試みたのである。そして、そうすることによって川崎Fの攻撃をしのいだ後に、3トップの裏のスペースを利用しようという狙いを持っていたわけだ。常に1点を先行する試合展開を考えれば、その試みは成功したのかもしれない。まず試合を動かしたのは、磐田が奪った13分の先制点だった。
左サイドの村井慎二がクリアボールを拾うと、ある程度の時間と空間的な余裕を与えられる中でクロス。ターゲットとなった前田遼一が絶妙のタイミングでこれをあわせ、磐田がまずは1点をリードする。
この1点は川崎Fに大きくのしかかることとなった。というのも磐田は駒野のポジションが下がることで全体のラインが下がることとなり、立ち上がりから川崎Fがペースを掴む試合展開だったためだ。サイドから。中央から。どこからでもどんな形でも、自在にパスをつなぎ、主導権を手にした川崎Fにとって、内容では凌駕しつつも、1点を先行される苦しい試合となってしまった。
1点を追いかける後半。早い時間に川崎Fが同点に追いつく。ジュニーニョの意表を突くループシュートによって得た57分のCKの場面。ヴィトールのキックを頭で押し込んだのは、北京帰りの谷口博之だった。惨敗した北京で世界との差を肌で感じ、そこに近づくためにJの舞台での活躍を誓った谷口の、疲れを見せない活躍によって川崎Fが試合を振り出しに戻す。
値千金の同点ゴールに沸き返る等々力だが、磐田は冷静さを失うことはなかった。勢いづく相手を前に、失点直後のキックオフからの流れで得たFKの場面。キッカーの上田康太が絶妙な軌跡のボールを蹴る。誰かに触ってもゴールというボールは、結果的に誰にも触ることなく川崎Fゴールを揺らした。川崎Fにとっては悪夢とも言える試合展開。常に主導権を握り、内容で圧倒しながらも常に先行を許す負けパターンとも言えるイヤな流れを、鄭大世が断ち切る。
64分。スローインのボールを受けた中村憲剛が絶妙な浮き球をスペースへ送り込むと、鄭大世がドリブルで持ち込んで切り返す。持ち替えた左足から放たれた鋭いシュートが、同点ゴールとなった。
押せ押せの川崎Fは「後半からタイトに付くことで」(中村)リスクを管理。試合を優位に進めるが、なかなか逆転ゴールを手にすることができなかった。チーム全体に焦りがあるわけではなかったが、踏まれた足をかばうことで、右足のふくらはぎをつらせたヴィトールが67分にピッチを退いたのは川崎Fにとっては想定外の事だった。ただ、そのヴィトールに代わって出場の大橋正博が、攻撃の核となって磐田ゴールを襲い続けた。
川崎Fは76分に、チーム合流後初出場となるレナチーニョをピッチへと送り込む。58分に村井に変えて犬塚友輔を投入していた磐田も、同じタイミングで上田から山本脩斗へスイッチ。両チームとも3点目を狙い続けるが、結局決勝ゴールは生まれることはなかった。
主導権を握り続けながら勝ちきれなかった川崎F。常に先行しながらも追いつかれた磐田。「残念極まりないです」と唇を噛んだ中村の言葉は、両者が共有する感情だった。上位争い。降格圏脱出。それぞれの立ち位置で勝点3を狙う試合は、勝点1を分け合う結末となった。
以上
2008.08.18 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第21節 川崎F vs 磐田】レポート:劣勢の中、2度のリードを奪った磐田は逃げ切れず。失点が先行した川崎Fは手痛い引き分けとなった。(08.08.18)
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