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【J2:第38節 仙台 vs 水戸】プレビュー:仙台は自力にて、最終クールでの「2位」を手にできるチャンス。しかしそこに、序盤とは様子の違う水戸が立ちふさがる。(08.09.28)

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9月28日(日)J2 第38節 仙台 vs 水戸(13:00KICK OFF/ユアスタ
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 仙台の秋は、早く、寒い。
 個人的な話をすれば、第35節の熊本戦を終えて仙台空港に降り立った時の肌寒さで、今年もこの地に秋が来たものかと実感したのだが、それから2週間が経とうとしている今、仙台の空気は急速に凍てつくものへと変化しつつある。

 だが気温と反比例するがごとく、仙台市泉区のとある一角は、わき上がり始めたテンションで、温度もふつふつと上昇してきた。7、8月の2ヶ月間でわずか1勝(1勝6分2敗)と苦しんだのが嘘のように、第3クールにおける試合なしの節を挟んで迎えた9月を、仙台はここまで4戦全勝で過ごしている。3試合連続完封勝利の中、3位4位直接対決として迎えた前節の湘南戦も、試合終盤で一旦は同点に追いつかれながら、後半ロスタイムで勝ち越し弾をもぎ取るという勝負強さでものにし、自らの力で仙台は3位へと順位表をよじ登ってきた。

 そして今節。勝点1差で2位の山形が試合なしのため、仙台は勝利さえすれば無条件に、自動昇格への必要条件である2位へと上がる。2位自体は今季第14節時点で経験済みとはいえ、これを「最終クールの時点での2位以上」と条件付ければ、仙台のそれは唯一の昇格経験である2001年まで遡らなければならない。このタイミングの2位というのは、実は仙台にとって、降格後初めて迎える局面なのである。

 思えば実現可能性として若干の差があるとはいえ、ここ4年間、仙台のリーグ終盤は「上を追い、届かず」の繰り返しだったといえる。唯一の例外は、最終クールに怒濤の追い上げを見せ、残り5節の時点で3位を一度は手にしながら、この年に昇格を決めた京都、福岡とのラスト2連戦で1分1敗に終わり最終節で4位へと滑り落ちた2005年になるが、考えようによってはこの年だって、2位だった福岡に勝点で10近くも離されていた。この時期に自動昇格圏が見えるという意味で、今年は状況が異なる。

 もちろん、早いタイミングでそうした位置に立つことによって、今のチームにとっては未知のプレッシャーが襲ってくるという、新たな戦いも余儀なくされることは確か。しかし最終クールで一度でも2位に立ったチームは、Jリーグの公式HPにデータが残っていた2002年以降、少なくともシーズン終了時に3位以上はキープしているというデータもある。どちらにしろ、仙台にとって今節は、己が持つ一つの壁を越えられるかどうかの一戦だ。

 そんな一戦を控えた仙台、連勝中であることもあり、おそらくはシステムもメンバーも、前節までと大きく変更はないだろう。欲を言えばここ2試合、FW陣が得点から遠ざかっているだけに、スタメン出場が予想されるナジソンと平瀬智行には、以降の戦いに弾みをつける上でも3試合ぶりとなるゴールが欲しい。

 新たな試みがない以上、気になるのはメンタル面ということになるが「湘南戦に勝った上で、1日休めたことは大きい。たとえ4連勝していても、全然浮かれた様子がないのが、今年のチームの良さだ」(手倉森誠監督)というように、ホーム戦を前に選手たちの緊張感は少しも緩んでいない。今はただ、自分たちのサッカーをして結果を出し続けるだけ。チームを包んでいるのは、このシンプルな目標だけだ。

 むしろ試合を前にして気になるのは、今節アウェイを戦う水戸のここ数節の「変身ぶり」である。第1クールにユアスタで3−3の撃ち合いを演じた際は、カウンターに比重はあるものの、サイドのスペースを崩す意図を含んだ強いショートパスが攻めにうまく絡み、仙台の取材陣にも「新生・水戸」のさわやかな印象を与えた。ひたちなかでの一戦となった第2クールの戦いでも、前半に3失点を喫しながら、後半開始からピッチに入った元仙台・村松潤がセンターハーフの位置を飛び出し躍動。彼を起点に反撃に乗り出した水戸はあっという間に3点を返し切り、大勝ムードだった仙台の背筋を凍らせた(最終的には3−4で仙台の勝利)。

 ところが最近の水戸は少し様子が違う。1節の休みを挟んで最近の3試合は2勝1分けの無敗である水戸だが、サッカーがロングボール中心のものへと変わっているのだ。中盤でボールを収めることができるパク チュホの欠場も響いているのかもしれないが、最終ラインからもっぱら前線の2人、荒田智之と西野晃平をめがけた長いボールが飛ぶ。第2クールの対決時のように中盤センターにいる村松の頭の上を、ただボールが超えていくシーンに、ある種のもったいなさを感じる者もいることだろう。

 だが一方で、こうしたサッカーで結果が出ているという事実もある。実際に、ポストに降りてくる西野と、DFライン裏を狙う荒田の2人の組み合わせは守る方としてもやっかいで、そこをシンプルに使うロングボールが効果を発揮しやすい土壌がある。さらに仙台はここ最近、高い位置で奪ってのショートカウンターが相手に驚異を与えていたが、水戸がつなぐ意志を捨てて長いボールを蹴り続けるなら、仙台のプレスも効きづらくなる。

 5連勝、月間全勝、シーズン終盤での自動昇格圏…仙台にとって様々なものがかかる一戦だが、相性やプレッシャーの面も含め、この水戸戦という壁を超えるのに苦労が必要なのは間違いない。

以上
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