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【J2:第39節 広島 vs 湘南】プレビュー:J1昇格に想いを熱くする湘南を、J1への想いを募らせる広島が迎え撃つ。熱戦必至の1位・2位対決。(08.10.04)

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10月4日(土)J2 第39節 広島 vs 湘南(14:00KICK OFF/広島ビ
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 鬼武健二チェアマンから優勝シャーレが広島に贈呈され、記念撮影・場内一周と続く「J2優勝報告会」が、試合後には予定されている。さらに翌日、サポーターに感謝の想いをこめて「ファン感謝デー」が待っている。そんな数多くのセレモニーやイベントのために集中が欠如することを危惧したペトロヴィッチ監督は「セレモニーはセレモニーとして重要。しかし、仕事は仕事として、集中しないといけない」とミーティングで選手たちに語った。
 選手たちもそこは理解しているようで、今週の練習でも激しい闘いが局所で繰り広げられた。特にチャンスを伺う若い選手たちが、球際で激しく闘う姿は印象的。「精力的な練習ができている」と指揮官も笑顔を見せた。

 その中でも、ひときわ熱いプレーで目立っていたのが、柏木陽介である。
 怪我で出遅れてしまったシーズン前半、彼らしいプレーはほとんど見られなかった。その間、高萩洋次郎が大きく成長してレギュラーを確保。森崎兄弟・青山敏弘、そして高萩で構成する中盤は、広島躍進の原動力となった。

 だが、「爆発力のある(柏木)陽介の存在は、絶対に必要」と認識していたペトロヴィッチ監督は、柏木を試合に起用しながら実戦感覚を取り戻させつつ、時にはベンチからも外し、コンディションを確認しながら「柏木陽介復活」の日を、辛抱強く待ち続けた。

 第32節の福岡戦、柏木はついに本領を発揮する。激しく相手に挑みかかるダイナミックな走りからミスを誘ってゴールを奪う。「以前の自分なら、あそこまで走れていない」と柏木自身が納得するプレーで1得点1アシスト。この試合以降、広島は7試合で27得点、1試合平均3.86と大爆発。その中心には「広島のダイヤモンド」(ペトロヴィッチ監督)柏木陽介の躍動があった。

 柏木の活躍は、7試合で2得点3アシストという数字だけでは表現できない。例えば愛媛戦では、相手最終ラインに強烈なプレッシャーをかけてパスコースを限定させ、連動して動いた森崎浩司のパスカット→ゴールを生んだ。前節のC大阪戦でも、相手のバックパスを狙い、猛然とダッシュしてボールを奪い、高萩の得点を演出している。「アイデアを複数もって、全速力での走りを繰り返す」という他には真似ができないプレーができるからこそ、柏木は「広島の10番」を背負っているのである。

 しかし、柏木自身は自分のプレーに満足していない。
 「チームに貢献できているとは思うけれど、自分のプレーが100%できているかというと、それは違う。点が獲れていないし、ドリブルもスルーパスも、まだ今ひとつだから」
 柏木の中には「自分がJ1で活躍できるのか」という問いかけが、常にある。それは、他の選手たちも一様に思っていることだ。槙野智章は「前節はJ1では通用しないプレーがあった」と語り、青山敏弘も「C大阪戦のようなミスは、J1では致命的になる」。森崎和幸も「J1復帰で満足してしまっては、J1では闘えない」と言う。昨年、滑り落ちてしまったJ1への舞台。来年こそそこで、自分たちの底力を見せつけてやるんだ。その想いの高まりが、今の広島にはある。

 だが、想いの強さでは、湘南も負けていないはずだ。第24節時点では7位、2位山形とは8ポイント差をつけられていたのに、そこから13試合で7勝5分1敗の快進撃。アジエル・トゥットら負傷者が続出する中で、全員の力を結集しチームを自動昇格圏内の2位にまで押し上げた。リーグ2位の得点力を誇る湘南だが、前節の甲府戦ではわずかシュート4本と苦戦。しかし、それでも粘り強い守備で甲府の猛攻をしのぎ、守り切った。1999年以来のJ1への闘いに向け、「湘南の士気が上がているのは、火を見るよりも明らかだ」とペトロヴィッチ監督も警戒する。

 今節の湘南は、ボランチの坂本紘司と田村雄三が出場停止。厳しい情勢だが、「新しい力が出てくるので、相乗効果が出せるように闘いたい」と斉藤俊秀が語っているように、これまで同様にチーム全体で闘うことでカバーする構え。「思い切りチャレンジしたい」と意気込むエース・石原直樹のほか、J2最年少得点記録を樹立した菊池大介など、若い力も台頭してきた。

 今季は2敗している広島に対して湘南が雪辱を果たせば、J1昇格に向けて大きな一歩を踏み出し、他のライバルたちにプレッシャーをかけることができる。「必勝」の想いでぶつかってくる湘南を、柏木をはじめとする広島の攻撃陣が粉砕し、J1への闘いに向けてさらなる自信を付加することができるか。J2トップクラスの両チームの闘い、熱戦になることは間違いない。

以上

2008.10.03 Reported by 中野和也
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