10月12日(日)第88回天皇杯3回戦 仙台 vs 北九州(13:00KICK OFF/ユアスタ)
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試合速報 | 天皇杯特集
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いきなり結論から先に言えば、仙台は今年の3回戦も、昨年同様おそらく大きくメンバーを変えて挑むことになるだろう。だがJFLで現在10位と、Jリーグ参入の最低条件となる今季の4位以内は厳しいポジションにいるが、元Jリーガーを多数揃え、戦闘力は決して低くないニューウェーブ北九州をホームに迎える仙台にとって、今年は昨年の3回戦よりポジティブな気持ちで臨める(あるいは、挑むべき)要素が多い。その辺りの事情を考察しながら、今マッチのプレビューに代えたい。
仙台の手倉森誠監督は力説する。「この試合は、これからのリーグ戦に向けた試金石」。この言葉には、実は様々な意味がある。
まずチームにとっての勢いを考えた部分。「(リーグ戦の)残り6試合をトーナメントの気持ちで戦って行かなくてはいけない我々にとって、本当に負ければ終わりのトーナメント戦(天皇杯)で勝てば勢いが生まれ、今後のリーグ戦につなげていくことができる」(手倉森監督)。
昨年仙台は、ユアスタで行われた3回戦で順天堂大学に敗れた。天皇杯で主力メンバーを温存していたにもかかわらず、3日後に行われたホームでの山形戦でも勝ち越し点をなかなか奪えないまま終了間際にPKを与えてしまい1−1のドローを演じてしまった。メンバーを大きく入れ替えていると言っても、そこは同じチーム。天皇杯での4回戦出場を勝ち取るためなのはもちろん、今後のリーグ戦で必要な加速の呼び水として、決して3回戦はたやすく落として良い類の試合ではない。
そして仙台にはもう一つ、この試合に見い出せる意義がある。今後の6試合を勝ち抜くための戦力再発掘がそれだ。ひょっとするとそれは、昇格を共に目指している山形、湘南、鳥栖、C大阪の全クラブが共通して持っている認識かもしれないが、仙台にとっては「このタイミング」での天皇杯3回戦ということが、大きな意味を持っているのだ。
仙台は前節(10/4)、アウェイの甲府戦において、シーズン序盤から中核選手としてピッチで躍動していた2名の選手をケガで失った。FWの平瀬智行は全治3週間(左ふくらはぎ肉離れ)、さらに今季、出場停止の1試合を除き、左右のサイドバックとして全ての試合でスタメン出場を続けてきた田村直也に至っては全治3ヶ月(右膝後十字靱帯損傷)の重傷を負ってしまった。彼らの欠場を埋める戦力の確認は、急を要するところがあった。
だが甲府戦の直後に、リーグ戦ではなく天皇杯が入った(しかも昨年とは異なり、試合の前後に1週間のインターバルが空く)ことは、間違いなく仙台にとって良いタイミングだったと言える。意気上がる相手との真剣勝負というのは、これからの仙台を支えることになる選手を試す上で申し分のない舞台だ。
実際に選手も、与えられるチャンスに燃えている。田村がいた左サイドバックで起用が予想されている磯崎敬太は、もともと上がってきていたコンディションを試す場が与えられそうなことについて「まずはこの天皇杯をしっかりと戦いたい。今、自分のできることをきちんとやる」と意気込めば、殊勲の勝利となった5月6日の第12節・広島戦以来の公式戦出場が濃厚のGK萩原達郎は「昨年負けて悔しい思いをしているので(萩原選手はその試合に出場)、他の選手より、僕にとっては大事な一戦」と闘志ありありの様子。彼ら以外の選手にとっても、この一戦は重要なアピールの場となる。
単純に3回戦敗退となった昨年の借りを返すこと、そして前述の要因。仙台として、北九州を相手に真剣勝負を挑む理由は少なくない。
なお最後に、北九州サポーター、とりわけ仙台までやってくるか迷っているサポーターのために伝えたい話。北九州の9番、藤吉信次選手は、かつて2000年から2002年までの3年間仙台に在籍し、ゴール後のおもしろパフォーマンスや、当時若手だった選手が揃って「手本となる選手だった」と語るサッカーへの真摯な姿勢を持ち、今も仙台サポーターの間では語り継がれる存在である。
ここ数試合、仙台のホームゲームでは今回の試合のチケット販売ブースがあったのだが、そこでの呼び込み文句はこうだった。「元ベガルタ仙台、藤吉信次選手のいる、ニューウェーブ北九州が相手でーす!」
仙台を離れた後、遠くは中国まで飛び出して、サッカーを続けてきた男、藤吉。胸に飼っているぴょん吉君は今も元気か(意味が分からない方は是非検索を)、きっと仙台サポーターは確かめたがっていて、彼と共に藤吉が健在な姿を見せてくれれば、ユアスタは大歓声に包まれることだろう。
北九州のクラブにとって、ユアスタでの一戦が、望むべき結果になるかどうか、確かなことは言えない。しかしあなた方のクラブには、遠い街でこんなにも愛され続けている選手がいる、それを知ることができるだけでも、今回の旅の価値は保証しよう。
以上
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