今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第40節 仙台 vs 愛媛】プレビュー:このカードにおける新たな顔ぶれ、スタメンに返り咲いた選手たち…いざ仙台、昇格レースにおいて重要となる、5戦ぶりの愛媛戦勝利へ(08.10.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月19日(日)J2 第40節 仙台 vs 愛媛(13:00KICK OFF/ユアスタ
-ゲームサマリーはこちら-
-仙台へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -

----------

 昇格を目指す仙台にとって、残された試合はあと6つ(入れ替え戦が入れば8試合となるのだが、ひとまずここは6試合としておこう)。勝点の重みも、そこでの記憶も、1戦を経るごとに倍々ゲームがごとく高まっていく、そんな季節が本格的にやってきた。
「今年やれることを出せる機会は、あと6回。後悔しないように、選手には大胆に、そしてこれまでと何も変わらずにに戦って欲しい」。手倉森誠監督の言葉にも、より実感がこもる。

 そんな指揮官は以前から、残り6試合のうち、まず前半の3試合(ホームの愛媛戦、アウェイのC大阪戦、そしてホームではあるが宮城スタジアムでの開催となる広島戦)がとにかく重要だとも語ってきた。「最初の3つを勝てれば、他の昇格を争っているチームに比べ、残りの3試合で少し楽なシチュエーションにいられるはず」というのがその心。となると、その初戦でいきなり躓くわけにもいかない。昨年の第3クール以降、4度の対戦で1分け3敗、しかも4試合でわずか1得点(対する愛媛は6得点)に終わるなど、昨今の仙台としては間違いなく苦手クラブの一つに数えられる愛媛が相手だとしても。

 対愛媛5試合ぶりの勝利を目指す仙台にとって、試合に向けた準備は、甲府戦で発生したケガ人の穴を埋める人材探しから始まった。先週末に行われた天皇杯での90分も考慮の対象として進められた思案だが、ようやく答えが見えてきた。
 まず田村直也の全治3ヶ月という負傷によって空いた左SBに関しては、監督も直前まで様々なメンバーを競わせると語っているものの、おそらくは天皇杯3回戦でも同ポジションを務めた磯崎敬太が入るものと思われる。攻撃よりは安全第一の守備意識に特徴のあるSBだが、金曜日の紅白戦では積極的なオーバーラップからナジソンのパスを受けてゴールライン付近まで進入し、低くて速いセンタリングで梁勇基のゴールをアシストするなど、愛媛戦に向けてプレーの幅は広がりつつある。

 一方、同じく甲府戦で全治3週間のケガを負った平瀬智行が抜けたFWに関してだが、今週に入りその平瀬が練習に復帰。本人も愛媛戦出場へ前向きな意識を見せるなど、甲府戦終了後の時点から思えば予想外の展開となった。
 しかし、2本目からの出場となった紅白戦での起用法から推測するのみでなく、この先さらに厳しい戦いが続いていることを思えば、ここで首脳陣がスタメンからの登場というリスクを冒すとも考えづらい。この点を差し引いても、おそらくナジソンとコンビを組むのは、天皇杯でゴールという結果を残せなかったものの「(無得点の)悔しさのせいか、今週はトレーニングの中でも充実した姿を見せてくれた」と監督も一定の評価をしている中原貴之となるだろう。「みんな試合に出たいという一心でやっていて、ちょっと痛いくらいでも関係ない、という選手がいっぱいいる中で、試合に出られたからには、しっかりと責任を持ってプレーしたい」と、スタメンとなれば第19節横浜FC戦以来となる機会を前に意気込みを新たにしている。
 天皇杯を回避して休養十分の主力勢に混ざりプレーした紅白戦では、前述の磯崎と同様、中原もナジソンと息の合ったプレーを披露。サイドに流れることの多いナジソンと、自身は中央にとどまりながら距離感を保ちつつ、隙あれば後方からの長いボールを受けて強引にシュートまで持ち込む積極性で、可能性を感じさせた。
 愛媛に関してはここのところ分の悪い仙台だが、斉藤大介、そしてナジソンの2人がいる仙台を愛媛は未経験。その点でも、これまでと違う仙台の姿を愛媛に見せられる可能性は決して低くない。

 対する愛媛。確かに仙台に対してはもはや「天敵」に近い存在感となっているものの、リーグ戦全体で見ると成績は決して芳しくない。総得点の32はここまでリーグワーストで、順位も13位と下位に沈んでいる。
 しかし、だからこそなおのこと「得意としている」仙台戦を、シーズン最後に向けた加速のきっかけとしようと考えても、何ら不思議なことはない。仙台との過去4戦の中で、昨年は殊勲のPK奪取&成功でユアスタでの勝点3をチームにもたらし、今季もニンスタでの第1クールの試合で、仙台1点リードで迎えた終盤に起死回生の同点ゴールをたたき込んだ内村圭宏が、出場停止明けの前節に得点を決めて上り調子であろうことも、この試合を迎える仙台としては歓迎できない要素である。
 愛媛が今節でも仙台に煮え湯を飲ませるには、ずばり過去の戦いでの良い部分を踏襲することが必要だろう。勝利した3試合全てに共通すること、それは、仙台にいくら決定機を作られようともとにかく必死にしのぎ、無失点のまま後半を迎えた上で、自慢の落ちない走力を活かした反撃で、前かがりとなった仙台のゴールを陥れるという展開だった。55という失点数は上位チームにこそ及ばないが、下位チームの中ではなかなかの数字。仙台が苦しめ続けられたゲームの風景を繰り返すだけの能力は、愛媛は持っている。

 もっともそのことは仙台もよく分かっている。「愛媛は勢いに乗らせるとやっかい」。そう語るのは、過去愛媛との4戦で仙台にとって唯一となるゴールを決めている梁。勢い、もしくは自信を抱かれる前、欲を言えば前半の早い時間に愛媛を叩く…後悔の無い90分、ひいてはそれによってつながっていく「後悔のないシーズン」に向けて、今マッチにおける仙台のミッションは単純だ。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着