今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第30節 名古屋 vs 磐田】レポート:優勝戦線に絡む名古屋と降格圏内に再び突入してしまった磐田の対決。「1点をせめぎ合う展開」を見せるもスコアレスドローに終わる。(08.10.25)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月25日(土) 2008 J1リーグ戦 第30節
名古屋 0 - 0 磐田 (15:03/豊田ス/30,192人)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -

----------
優勝戦線に絡みながらも、直近4試合で勝利なしの名古屋。かたや現在16位と降格圏内に再び突入してしまった磐田。両者ともにデリケートな立場で臨む試合は、内容自体は現在の順位、チーム力がくっきりと表れるものとなった。
 
「開始15分までは良かった」とオフト監督も振り返る通り、序盤は磐田がうまい具合に名古屋のプレッシャーをいなした。またパスをつないでいきたい名古屋の狙いを消しにかかるように浮き球を蹴っては、あえて試合自体にリズムを作らせないような戦い方でペースを握りかけた。しかし、その展開も長くは続かず。ここから名古屋は久しぶりの“らしい”攻撃で、相手を圧倒しにかかった。

5バック気味に守る磐田のDFだが、名古屋の横の揺さぶりにはやはりうまくスライドできず、サイドで名古屋が起点を作るとどうしても逆サイドにスペースを作ってしまった。両サイドハーフとサイドバックがタッチラインいっぱいまでワイドになる名古屋は、米山篤志、吉村圭司、さらに玉田圭司も絡めながらのパスワークからどんどんサイドチェンジが決まっていった。

20分以降は名古屋の両サイドからの攻撃が矢の如く磐田守備陣を襲う。積極的な攻め上がりから攻撃のアクセントにもなった竹内彬、ミドルシュートや大きなサイドチェンジで迫力を生んだ阿部翔平など、サイドバックの選手たちが躍動していた事実が、名古屋の攻撃スタイルが機能していた何よりも証拠だと言える。39分には小川佳純からのミドルパスを右サイドで受けた杉本恵太が中央に突っかけそのままシュート。これは磐田GK川口能活にセーブされたが、名古屋は攻撃に良好な感触を残したまま前半を終えることができた。

後半も開始早々から名古屋が磐田を急襲した。48分には田中誠のバックパスを杉本がカットしシュート。これも川口の素早い飛び出しに防がれるが、名古屋の積極的な姿勢を示すものとなった。ここから両サイドを起点にしながら、絶えず全選手が逆サイドのスペースを意識しながらのパス回しで相手を押し込んでいく。

55分のヨンセンのヘッドに、56分の吉村のミドルシュート、そして58分の小川のFKから最後は届かなかった増川隆洋のヘッド。複数方向から繰り出される相手のクロス、シュートに磐田はセカンドボールも拾えず、ただ跳ね返すのみの流れが続いた。ただ名古屋も攻め込みながらも、人数をかけ、マンマーク気味に対応する磐田のDFを崩し切るまでには至らず。

そこでストイコビッチ監督は67分、少しずつ動きが単調になってきた杉本に代え、これがプロ入り後リーグ初出場となる2年目の新川織部を投入した。それに呼応する形でオフト監督も、新川とマッチアップする左サイドに、こちらもリーグ初出場となる岡田隆を配置。今週の練習では村井慎二と並んで主力組の左サイドでプレーしていた彼の投入は、より守備を鮮明にしたものと見られた。

さらに名古屋は花井聖、巻佑樹、磐田は疲れの見えた犬塚友輔、ジウシーニョに代え名波浩、カレンと両チームともに新鮮な血をどんどん入れては、お互いのゲームプランの完遂に努めた。名古屋は何としても勝点3を奪うために攻撃に加勢。磐田は守備の集中力を高めながら勝点1を念頭に置きつつも、機を見た一発からあわよくばの1点を狙う。両者の意図が錯綜したラスト10分は、中盤が全く消滅したまさに「1点をせめぎ合う展開」となっていった。

結果的に、この争いを制したのは磐田だった。彼らにとって勝点1は、「満足しないといけない」(オフト監督)終わり方だ。「このように順位が低いときは、できるだけ勝点が必要。これが(J1)に生き残るための姿勢です」との監督の言葉が、この試合結果が持つ重要度を物語っている。

一方名古屋にとっては、非常に手痛い、悔いの残る、そして受け入れ難い引き分けとなってしまった。今季の名古屋が目指す攻撃的で見ていても楽しいサッカーは、この日のピッチに存在した。「今日の内容には満足している」とピクシーも振り返る。確かにここ最近、結果のみならず内容も低調になっていたチームを考えると、今節は再び今季ここまで演じてきた本来のスタイルに回帰することができたと捉えられる。ただ、これだけ相手を圧倒した攻撃を持ってしても、結局勝ち星を得られなかった現実が、チームが直面している未知の局面、すなわち優勝争いという中で生じる“見えないプレッシャー”をより強調してしまった。選手たちは無用な緊張感を否定し、見ている側もチームからそんな素振りは感じられない。ただここにきて、5試合勝利なしという結果が暗示するものとは・・・。

「もちろんがっかりしていない」。会見の最後に放たれたピクシーの一言。どんな状況であれ常に自信に充ち溢れていた指揮官だが、今日ばかりは、無理に意地を張った印象に見えたのは止む終えないところか。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/02/16(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ百年構想リーグ 全ゴールまとめ【0213-0215】