10月25日(土) 2008 J2リーグ戦 第41節
横浜FC 2 - 2 愛媛 (14:03/ニッパ球/3,739人)
得点者:10' 御給匠(横浜FC)、50' 大木勉(愛媛)、53' 横谷繁(愛媛)、55' 三浦知良(横浜FC)
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監督記者会見で、横浜FCの都並敏史監督は開口一番「今日で15回目の引き分け」と、勝ち切れないチームの姿を口にした。それは、第17節以来の先発だった御給匠が活躍を見せ、三浦知良がメモリアルゴールを挙げても解決できない課題があることを象徴していた。
試合は、前半からお互いの持ち味を出し合うオープンな展開となる。愛媛が横浜FCのDFラインにプレッシャーを掛けながらカウンターを狙うと、横浜FCも御給が中央で確実にポストプレーをこなし、サイドバックの押し上げを生かした攻撃を狙う。そして、スコアは早い時間に動く。10分、滝澤邦彦がドリブルで突破すると、低いクロスを中へ。御給が合わせて先制ゴールを挙げる。その後も、御給のポストプレーからの展開で何度となくチャンスを作る。一方の愛媛も、25分に右裏に飛び出した関根永悟からのクロスを大木勉がフリーでヘディング、35分には横谷繁のミドルシュートに大木が飛び込むなど、愛媛も決定機を作っていく。横浜FCにとっては、DFラインやバイタルエリアでのちょっとしたマークのずれを作ってしまうことで、シュートチャンスを与えてしまう展開となる。愛媛の最後のプレーの精度にも助けられ、前半は1-0で終了するものの、シュート数は横浜FCの8本に対して愛媛が9本と、決して横浜FC優位とは言えない状況だった。
その課題は、後半早々に現実のものとなる。「サイドから崩してシュートで終わろう」という望月一仁監督のコメントそのままに50分、左サイドドリブル突破した江後賢一のクロスに、大木がフリーでヘディングシュートを叩き込み同点に追いつく。前半から見られた、大木をフリーにしてしまう問題が失点につながってしまう。さらに53分、横浜FCのセットプレー後のカウンター攻撃で、横谷がミドルシュートを叩き込み鮮やかに逆転を決める。
この苦境を救ったのは、キングカズ。55分に御給が三浦知にスルーパスを送ると、一度は倒れるものの、倒れたまま執念でゴールに押し込む。Jリーグ通算150ゴール、J2最年長ゴールとなるゴールで同点に。スタジアムは大きな拍手で包まれ、盛り上がりも最高潮に達する。しかし、横浜FCはこのゴールに花を添えるようなゲームを作ることができなかった。御給へのマークがきつくなるとともに、「相手の運動量が落ちると思っていた」(江後)というように、横浜FCの守備が後手を踏み出す。さらに、愛媛が運動量のある笹垣亮介を投入すると、再び試合は愛媛ペースに。横浜FCの前からのチェックが甘くなる中、ディフェンスラインも下がってしまい、バイタルエリアに大きなスペースを作ってしまう。ボールを奪えないことで、効果的な攻撃をすることもままならず、愛媛が一方的に攻める展開となる。後半のシュート数は横浜FCの5本に対し、愛媛は11本。しかし、最終的には愛媛も決定力に欠けて3点目を奪うことができず、試合は2-2のドローで終わる。
横浜FCのここ数試合は、後半途中で極端に運動量が落ち、残りの時間で相手の猛攻を耐えるという展開に陥っている。都並監督は「非常に難しい問題」と前置きしたが、求めるレベルのゲームプランを遂行する上で不可欠な選手が90分間プレーのクオリティを保つことが難しいという点が課題となっている。内容を求めるとベテランの選手は不可欠であるが、90分を考えた場合プレーの質と運動量を天秤にかけながら采配を振るわなければいけない。都並監督が挙げた、体力の消耗を防ぐ狡猾な戦い方の熟成と同時に、運動量のある若手・中堅の選手の熟成が必要だ。この日金字塔を打ち立てた三浦知良選手をはじめとするベテランから、若手の選手がそのプレーをどれだけ盗めるのか。天皇杯を含めて少なくとも5試合残されている状況で、若手の選手に求められるものは大きい。
愛媛にとっては、前節に引き続き、粘り強い守備、鋭いカウンター、そして90分間のハードワークと、良い内容を続けたことは収穫だ。だからこそ、望月監督が前半のうちに追いつけなかったことを悔やんだとも言える。握ったペースを得点に結びつけるには、今の武器である速攻だけでなく、遅攻になった際のプレーの精度の向上が必要になるだろう。次の試合は、天皇杯での浦和戦。昨年アップセットを演じた相手に、この試合と同じように戦えれば、十分に勝利のチャンスはある。
両チーム合わせて33本のシュートを放ち、4点が決まった攻撃的な展開となったが結果は引き分け。ともに、サッカーの内容が悪かったわけではない。次こそ、引き分けの壁を打ち破り、勝ちに繋げていきたい。
以上
2008.10.25 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第41節 横浜FC vs 愛媛】レポート:三浦知良がJリーグ通算150ゴールを決めるも、今季15回目の引き分け。横浜FCには晴れ間は見えず。(08.10.25)
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