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【J1:第30節 清水 vs G大阪】レポート:ACLファイナリストから3点を奪った清水がホームで完勝。上位陣に対する3連勝で、ナビスコ決勝にも大きな弾み。(08.10.26)

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10月26日(日) 2008 J1リーグ戦 第30節
清水 3 - 1 G大阪 (13:04/日本平/19,082人)
得点者:38' 枝村匠馬(清水)、47' 枝村匠馬(清水)、50' 岡崎慎司(清水)、75' ロニー(G大阪)
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 後半5分までに清水が3点先行するというのは予想以上の展開だったが、客観的に内容を見ても、清水の完勝と言えたゲーム。とくに、90分を通して負ける要素がほとんど見られなかったという意味で、現在の清水の強さが本物であることが感じとれた一戦だった。

 ただし、立ち上がりはG大阪も決して悪くなかった。遠藤保仁を出場停止で欠くものの、水曜日のACL準決勝で浦和を倒した勢いを残し、ナビスコカップ準決勝のリベンジを果たしたいG大阪は、ルーカスを2列目に下げ、播戸竜二と山崎雅人の2トップを採用。キックオフ直後から積極的にボールを動かし、攻めの姿勢を強調した。
 そして、Jリーグ屈指の構成力を生かしてボールを速く動かし、サイドチェンジも有効に使いながら清水の守りを押し込んでいく。
 一方、ホームの清水は、右サイドの組み合わせを、2試合続いたSB岩下敬輔とMF山本真希のコンビから、SB市川大祐とMFマルコス・パウロに変更。これは、より攻撃的なセットと言えるが、戦い方自体に変化はなく、攻守の切り替えの早さと全員守備という部分はこれまでと変わっていない。
 立ち上がりから主導権を握るという目論見通りにはならなかったが、G大阪のカウンターや裏への飛び出しはきっちりと封じ、多少押し込まれてもペナルティエリアでは付け入る隙を与えない。ロングボールやクロスを入れられても、DF陣が危なげなく跳ね返し続ける光景は、日本平名物でもある。

 序盤でペースをつかんだのはどちらかと言えばG大阪だったが、「ボールの流れは良かったけど、相手に与える脅威が足りなかった」(山口智)という部分が、結果的には試合の明暗を大きく分ける要素になった。つまり、点を取るところまで至らなくても、G大阪がもっと清水の守備を崩し、ヒヤリとさせる場面を多く作れていれば、精神的にもプレッシャーを与え、自分たちのペースで戦う時間を長くして、清水を消耗させることができたはずだ。逆にそれができなかったことによって、清水は徐々にDFラインを上げ、セカンドボールを多く拾えるようになっていった。
 この点に関して、G大阪にとっては遠藤からの急所を突く縦パスがなかったことは大きな痛手だっただろう。だが、清水の守備もやはり堅かった。「お互いの距離感が非常に良いディフェンス網を張られた」と西野監督が評した清水の守りは、球際でも気持ちの部分でも後手を引くことなく、セットプレー以外ではほとんどG大阪にチャンスらしいチャンスを与えることはなかった。

 36分に清水が右から素早くパスを回して岡崎慎司が裏に飛び出した場面では、枝村匠馬の決定的なシュートは加地亮の気迫のブロックに阻まれたが、この時点ですでに清水がかなり流れをつかみ始めていた。
 そして38分、パウロの縦パスから原一樹が一気に縦にドリブルで駆け上がり、左から上がる枝村にパス。ここで枝村はワンタッチで対面の加地の背後をとり、冷静にGK藤ヶ谷陽介の左を抜いてゴールネットを揺らす。鮮やかなカウンターからの先制点で、清水が完全に自分たちのリズムをつかんだ。

 後半は、G大阪が仕切り直しを図ったが、今度は清水がそれを許さない。開始2分に中盤のプレスで二川孝広からボールを奪い、市川の縦パスから原が右サイドに飛び出して山口をかわす。そのまま原が中に切れ込んで丁寧な横パスを送ると、逆サイドから飛び込んだ枝村がフリーで押し込み、大きな価値のある追加点をゲット。
 さらに5分には、岡崎のミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、GK藤ヶ谷の逆をついて左ポストぎりぎりに決まる。清水があっという間にリードを3点に広げた。
 その後は、反撃に出るG大阪の攻撃時間が長くなったが、最後のところでは相変わらず清水の守備を崩しきることができない。西野監督は、7分に佐々木勇人を投入し、16分に2トップをロニーとミネイロに入れ替えるという大胆な交代策を見せるが、184cmのミネイロも高さでは高木和道と青山直晃にまったく通じなかった。
 前半から何度かチャンスに結びついていたセットプレーでは、30分に佐々木の右CKからロニーが1点を返したが、結局G大阪の反撃もそれが精一杯。最後まで清水の守備組織を攻略しきれないまま、G大阪は公式戦7試合ぶりの黒星を喫した。

 サポーターにとっても実に爽快な勝ち方を見せた清水は、これで上位チームに対して3連勝。「自信から確信に変わった」と言えるほどの試合内容だったが、次のナビスコカップ決勝で戦う大分は、過去3戦の相手とはまったく異なるタイプのチーム。その言葉を使うのは、やはり11月1日までとっておきたい。

以上

2008.10.26 Reported by 前島芳雄
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