11月2日(日) 第88回天皇杯4回戦
柏 1 - 0 草津 (13:00/柏の葉/4,569人)
得点者:82' 菅沼実(柏)
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82分に菅沼実が泥臭く押し込んだ虎の子の1点により、昨年JFLのHonda FCに敗れた二の舞を演じることなく、柏は無事に天皇杯5回戦進出を果たすこととなった。
勝つには勝ったが、柏にとっては消化不良なゲームとなってしまった。「こういった大会の1回戦(1試合目)は、えてして下のチームが勝つことが多々あるし、ああいったゲーム内容になるのは、ある程度予想できていた」とは古賀正紘の言葉だが、草津の粘りの前に柏は持ち味を発揮できず。いつでも攻められるというゴール前でのボール回しの色気は、次第にチームから得点を遠ざけていった。
確かに難しいトーナメント初戦は、内容云々より結果というのは間違いない。ただ、次につながる戦いだったかと問われれば答えに窮すところだ。「試合内容的にはそんなに力の差はなかった」。この日好セーブを連発した草津のGK本田征治のコメントは、強気だけから出たものではないだろう。
その一方、中盤で苦闘した島田裕介(草津)が「自分たちのパス回しができない時間帯が多かった。攻めではレイソルは3人目の動きなど流れで動いていた」と盛んにJ1との差を話していたのも興味深い。実際、柏にとって中盤の松下裕樹をファウルで退場に追い込んだのは、相手にぎりぎりのプレーを強いる自力の差から生まれた部分ではあるし、数的優位に立ってからホームチームのピンチは皆無だった。
また、11人対11人のときに攻め込んではいた草津にしても、最終的に得点を匂わせる場面はほとんどなかったと言っていい。「今日は守備面ではよかったから、あとはずっと課題とされている得点力」と本田が話すとおり、草津には最後の場面でどう相手の意表を突くかという、攻撃面での課題が改めてクローズアップされる結果となった。
勝った柏にしても、先の本田の言葉を重く捉えるべきである。「柏との差は大きくない」。これは「柏は怖くない」という言葉に置き換えられるかもしれない。ここにきて急速に失われつつある柏の攻撃の怖さは、決してフランサを抑え込まれたことだけが原因ではないだろう。
クロスの精度に自信が持てない中での、「上げても跳ね返されるだけ」「飛び込んでもボールが来ない」という悪循環。そうしてゴールから逆算したプレーが減っていく。さらにチャンスの場面でシュートの選択肢が最優先に置かれていないことも攻撃の迫力不足につながる大きな要因のひとつとなる。以前からの課題は、シーズン終盤を迎えても解消されてはいない。
「シュートを打ってもいい場面も多い。やっぱりシュートを打たなきゃゴールは入らない」。殊勲の菅沼は、自らのゴールよりもチャンスを活かせなかったことを悔やんだ。実際、サイドでの球際をスピードを活かして蹂躙し、その“足”にこぼれてきた好機はひとつやふたつではなかっただけに、悔やんでも悔やみ切れないというところなのだろう。この日はゴールに絡む動きがなかった大津祐樹も含め、特に若手陣には一層の思い切ったプレーを望みたい。
勝利を収めながらも、課題ばかりが目につく試合となってしまった柏。この試合で、少なくとも横浜FM戦での完敗劇からの反発は見られなかった。京都との天皇杯5回戦(15日@富山)の前には、J1で優勝争いを繰り広げる名古屋との重要な一戦(8日@柏)がある。今シーズンの残り試合を無駄に終わらせないためにも、柏には今、ゴールを突き詰めるための意識改革が求められている。
以上
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