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【第88回天皇杯4回戦 水戸 vs 京都】レポート:京都が後半開始早々に勝負を決めて5回戦進出。水戸の攻撃をフィニッシュにつなげさせずに無失点勝利を収める(08.11.02)

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11月2日(日) 第88回天皇杯4回戦
水戸 0 - 3 京都 (13:00/西京極/2,802人)
得点者:11' 安藤淳(京都)、46' 西野泰正(京都)、47' 林丈統(京都)

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京都が水戸の挑戦を退け、5回戦に駒を進めた。両監督がポイントに挙げたのは柳沢敦のポジションだった。
京都は、コンディションが万全でない佐藤勇人をベンチにも置かず、その位置に角田誠を、左に安藤淳、右に今シーズン初先発の加藤弘堅を配置。トップには林丈統、柳沢敦という布陣とした。

序盤からラインを上げてコンパクトにした両チーム。9分に水戸に左サイドから簡単にクロスを上げられ西野晃平に頭で合わせられるシーンを作られたが、互いにリズムを作らせなかった。
スコアを動かしたのは京都。11分、右サイドで加藤とパス交換をした渡邉大剛がペナルティエリア内右に侵入した安藤へ送ると、安藤が振り向いて左足を振り抜く。シュートはDFに当たりながらも水戸ゴールに吸い込まれ、京都がいい時間帯で先制する。
 ただ、京都は簡単に水戸にパスを前に送らせてしまい、つながれそうな場面を何回か作られる。22分にはゴールキックから右サイドの赤星貴文につながれてシュートを打たれるなど、水戸に一発の可能性を与えてしまう試合運びだった。

 後半に向けて動いたのは京都。中谷勇介を下げて西野泰正を投入。角田を左サイドバック、柳沢をトップ下に置いて、西野泰、林の2トップに。この「柳沢を浮かす」(加藤監督)配置に水戸が柳沢を捕まえ切れず後半早々にスコアが動く。
後半開始1分、柳沢から西野泰へ送ると、西野泰が頭で落とす。そのボールを林がシュートを放つもDFに当たり、それを西野泰が押し込んで京都が2-0とする。
さらにその1分後には右サイドの加藤弘堅がドリブルで中に入りシュートを放つ。それがDFに当たり、ペナルティエリア内の安藤のもとへ。そのボールをコントロールする前に飛び込んだ林がシュートを放ち、水戸ゴールを破り3−0。京都がリードを広げる。

12分加藤、14分柳沢のミドルと続けてシュートを放ち意気上がる京都に対し、水戸はビジュ(OUT堀健人)、金沢大将(OUT中村英之)を投入する。右サイドバックに入った金沢が積極的に上がることで水戸の攻撃が活性化、また京都が守りを固めたこともあり、水戸の流れで試合は進む。しかし、京都は最後までゴールを割らせず。結局3-0で京都が5回戦へ駒を進めた。

水戸は木山隆之監督が「今の自分たちの力ではペナルティエリアの中に割って入ることは難しかった」と語った通り、決定機の創出が課題として残った。シュート数は前半3、後半4だった。特に後半、攻め続けた内容からすると物足りない数字だろう。
対して京都。柳沢をトップ下に置いて攻撃を安定させたのは見事だった。ただ、終了間際、バイタルエリアで赤星をノーマークにしてしまい立て続けにシュートを打たれたのは看過できない場面だろう。柳沢を戻しても守備を固める必要があったのではないだろうか。
そして、水戸に簡単に前線にパスを送らせたのも不安を抱かせた。増嶋竜也、手島和希の守備は信頼できるものだが、できるだけパスの出どころにプレッシャーをかけるべきではないだろうか。最終ラインの踏ん張りに頼り切るのではなく決定的なパスを出させない守備にもさらなる厳しさは要求されるべきだろう。

京都の次の試合はリーグ戦の31節(横浜FM戦@日産ス)となる。その戦いに向けてこの試合がいいきっかけになることを信じたい。

以上


2008.11.02 Reported by 武田賢宗
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