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【第88回天皇杯4回戦 浦和 vs 愛媛】レポート:ポンテ、決勝PK。浦和、辛くも延長戦で愛媛を突き放す。(08.11.03)

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11月3日(月) 第88回天皇杯4回戦
浦和 1 - 0 愛媛 (13:01/駒場/16,724人)
得点者:95' ポンテ(浦和)
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 浦和が苦しみながら延長戦の末、愛媛を振り切り、5回戦進出を決めた。
思うようなゲーム運びができなかった浦和に決勝ゴールが生まれたのは、0対0のまま決着がつかずに迎えた延長前半の95分。右CKのこぼれ球を田中マルスク闘莉王が粘ってマイボールにすると、相手のファウルを誘ってPK。これをキッカーのポンテが冷静にゴール左スミに決めた。
 それは会場となった駒場スタジアムに唯一、歓声が起きた瞬間だった。終始試合のペースを掴んでいた浦和は、是が非でも欲しかった1点を手にした。だが、勝つには勝ったものの、J2下位に沈む愛媛に苦戦した内容は万全とはいえず、再開するリーグでの優勝争いに向けては不安の残るものとなった。

 昨季同様、4回戦で顔を合わせることになった愛媛に対し、「ベストメンバーで臨む」と言っていたエンゲルス監督はGKに都築龍太、3バックに坪井慶介、闘莉王、堀之内聖、MFに山田暢久、鈴木啓太、細貝萌、平川忠亮、ポンテ、FWに田中達也、エジミウソンと並ぶ布陣を組んだ。26日の新潟戦から、高原直泰と阿部勇樹名前が消えたものの、田中達と鈴木の名がスタメンに戻り、その陣容はベストに近いものだった。
 それでも、立ち上がりから積極性に、明確なプランを欠いた浦和は、終始ボヤけた戦いに終始し、自ら首を絞める形になった。
「時間の経過とともに運動量が落ち、フィジカルの差が出た」という愛媛・望月監督の言葉どおり、終盤になるにつれ、浦和がボールを支配する時間が長くなったが、120分を終えて、ゴールはポンテのPKひとつだけだった。

 そんななか、光ったプレーを見せていたのはMF細貝。鈴木とボランチを組んだことで、やや前目にポジションを取ったというとおり、35分には強烈なミドル、57分にはエジミウソンのシュートのこぼれ球に素早く反応するなど、その動きは際立っていた。ただ、惜しくもゴールネットを揺らすことはできず。そして、1対0とリードしていた延長前半の101分、その細貝が相手DFラインの裏に抜け出すと、ファウル覚悟で止めにきたDFにブロックされ、報復での一発退場。この一連のプレーは、この日の浦和を象徴するシーンといえた。
 チャンスが全くなかったわけではないが、前半終了間際、細貝の縦パスに抜け出した田中達はシュートではなくパスを選択し決定機をフイに、延長前半には途中出場のエスクデロがドリブル突破から左足を振り抜いたがGKのファインセーブに阻まれた。
浦和としては、カウンターから喫した数本のピンチにGK都築が好セーブを見せたことが大きかったといえる。そして、何よりの収穫は「結果的に次のラウンドに進めたこと」(浦和・エンゲルス監督)だろう。

 敗れた愛媛は、懸命の戦いを見せたが、延長に入ってからは足が止まってしまい、わずかな差が結果に表われてしまった。
 チャンスもあったが、23分に左クロスに合わせたフリーの大木勉のヘッドはバーの上に外れ、最大の好機だった82分の赤井秀一のシュートがGK都築のファインセーブに阻まれたのが痛かった。

 勝たなければいけないというプレッシャーのなか、固さが目立った浦和。一方の愛媛は、J1の上位チームに一泡吹かせようと高いモチベーションで臨んできた。そういう意味では、典型的な天皇杯らしい戦いだったといえるかもしれない。

以上
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