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【第88回天皇杯4回戦 F東京 vs 仙台】レポート:平山のロスタイム弾を含む2ゴールで勝利したF東京が5回戦進出。敗れたものの内容に手ごたえを感じつかんだ仙台は昇格争いへの弾みにしたい。(08.11.03)

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11月3日(月) 第88回天皇杯4回戦
F東京 2 - 1 仙台 (13:00/味スタ/10,528人)
得点者:19' 平山相太(F東京)、72' 中原貴之(仙台)、89' 平山相太(F東京)
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 11月3日(月・祝)、味の素スタジアムでは天皇杯4回戦、FC東京とベガルタ仙台が開催され、2−1でFC東京が勝利し、5回戦へと勝ち進むこととなった。

 天皇杯4回戦の初日(2日)に開催された鹿島vs国士舘大学の試合が、PK戦にまでもつれ込んで鹿島が勝利したという結果を知って、この試合にのぞんだF東京の選手たち。「天皇杯の初戦というものがJ1のチームにとって、難しい展開になる可能性があるということを意識して試合に入った」というが、実際に、その難しさと開始早々直面することとなってしまった。
 「いつものリーグ戦とすべての雰囲気が違って、試合の入りも少し違ってしまった」とキャプテンの羽生直剛。どこか慎重になりすぎているうちに、仙台にペースを握られる。
 一方の仙台は、「中盤の3人のボランチ(永井篤志・富田晋伍・宮沢正史)とトップ下の関口訓充の4人でうまく相手の3人のボランチに対して数的優位を作って(手倉森誠監督・仙台)」、立ち上がりからバランスよく攻めにかかる。前の3人(関口・中原貴之・中島裕希)もコンビネーションをうまく作り、F東京ゴールを脅かす。一方のF東京、城福浩監督も「中盤でうちが数的優位をつくれなかったことで、展開もうまく作れず」と振り返った。そのためか、サイド攻撃の仕掛けもなかなかうまくいかない。

 しかしそんな苦しい中でも先制したのは、F東京だった。前半18分、梶山陽平が放ったミドルシュートがバーに弾かれ、こぼれたところに詰めた平山相太が押し込みゴールが決まる。落ち着いてチャンスをものにしたF東京が前半をリードして折り返す。しかし仙台も、後半27分に中原が見事に決めて1−1の同点にする。

1−1のまま後半が終了するかという頃、電光掲示板に表示されたロスタイムは5分。どちらかに何かが起こるには十分の時間だった。果敢に攻め込む仙台が2度のビックチャンスを逃した直後。勝利を手繰り寄せたのは、他でもない、平山の「90分で勝つ」という強い思いだった。
「僕は90分で勝ちたいとしか思っていませんでした」という平山の前に、梶山、赤嶺真吾とつながれたボールが落ちる。それをすかさず右足で決め、2−1。そのまま試合は終了。J1の優勝争いをするF東京は、J2で昇格争いをする仙台に苦しめられつつも、なんとか勝利を手にすることができた。

 勝利を手にしたものの、決して満足のいく内容ではなかっただけに、どうしても渋い表情を見せるF東京の選手たち。試合終了後の挨拶で、サポーターから勝利のパフォーマンス『シャー』をリクエストされたが、それに応えることをあえて避けた平山。羽生が試合後に、「勝ちはしたけれど、納得いっていない。常に上のレベルを目指してやらないと。相太が、俺たちはこんなもんじゃないということを示してくれた」と、選手たちの正直な気持ちを言い表した。

 しかし、そんな選手たちもロッカールームを出て取材のミックスゾーンに姿を現すころには「勝ち進んだことで決勝が目指せる(羽生)」「優勝を目指したい(平山)」など、トーナメントで一番大事なのは、まず勝利して次に進むことだと気持ちを切り替え、次の大一番、リーグ戦のG大阪戦へと気持ちを切り替えようとしていたようだ。

 一方の仙台は、試合終了後、J1のチームを相手に互角以上の戦いをしたことにサポーターからは暖かい拍手が送られた。その挨拶から戻る際、誰よりも悔しそうに頭からタオルをかぶってロッカールームに戻っていたのはベテランの千葉直樹だった。最後の最後まで「悔しくて仕方ない」と言い続け、「勝てるという手ごたえがあったからこそ、余計に悔しくて仕方ない。勝ってここでいろんな話が出来ればよかったけれど・・・」と、最後の最後まで表情を曇らせたままだった。次に勝ち進むことで、チームメイトに伝えられることがいかに多いかということを誰よりも意識していたからだろう。

 試合終了直後のロッカールームでは、「みんなすごく悔しそうだった(千葉)」ようだが、ミックスゾーンで取材に答える頃には、この試合で感じた手ごたえを自信にし、この悔しさを次につなげていこうと気持ちを切り替えていた。「サッカーっていいなって感じた」という宮沢や、「J1を相手に手ごたえがあった」と関口、「この(悔しい)気持ちは残りのリーグにぶつけたい」という中原の言葉。これを聞くだけでも、この戦いでの収穫はチームにとって大きいものだったようにも思える。

 ともにリーグ戦では次節が”大一番”となる両チームだが、気の抜けない戦いが立て続けにやってくる。
今まさにつかもうとしているそれぞれの夢の実現のために、この試合が価値のあるものであったということを後に証明してくれることを心から祈りたい。

以上
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